クロノファン2020

主に二次創作置き場

FF7長瀬キャラの設定。

子供の頃はゲーマーでFF7の世界を知り尽くした長瀬は、この世界でエアリスの死を回避させる様に行動しようとする。

転移先の最初の場所、チョコボファームで目覚めた長瀬は、牧場主の懇意で一晩世話になる。

深夜、チョコボが騒がしくしてた。外を見るとセフィロスジェノバを抱えて歩いていてミドガルズオルムを殺している最中だった。

※時系列でいえば、クラウド達はミッドガルを出た直後でカームに滞在している頃。

チョコボファームにいればクラウド達と会えるだろうが、クラウド達と行動していてもエアリスは殺される運命だと分析していた長瀬。

セフィロス同様、クラウドにもジェノバ細胞は埋め込めまれている。セフィロスを攻略したとしてもエアリスはクラウドに殺される可能性がある。クラウドを対処できたとしても、ジェノバが他に刺客を送り込んでくる可能性もある。別のやり方でジェノバを攻略しないといけない。

だがジェノバを倒す方法について、長瀬自身、分からなかった。
ジェノバは細胞を自己再生させる生き物であるかもしれない。クラウド達が戦ったジュノンの貨物船でのジェノバのサイズは5m殆、神羅のバイオ液に納められたジェノバのサイズは1mもない。ジェノバは破壊しても、再生し、加速度的に体積を増やしていく可能性があった。


ひとまずチョコボから手に入れたチョコボ&モーグリのマテリアで敵と戦い、レベルを上げる長瀬。そうこうしていると、ヘリが牧場におりてくる。
ヘリから降りてきたのはタークス。タークスはセフィロスの目撃情報を探しているという。

長瀬がセフィロスの行き先を教えるとヘリはミスリルマインの上につけ、タークスらは飛び降りた。ヘリはタークスがミスリルマインに入ったのを確認すると、神羅へと戻っていく。
それと入れ違う様にクラウド達が牧場にやってくる。
クラウド達はチョコボにのり、ミドガルズオルムを避けてミスリルマインに入る予定。

長瀬はクラウド達を見送る振りをすると、ダンジョン内のクラウド達が取り残した宝箱を回収しつつ後を追った




参考資料 ジェノバ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/928.amp

以下、プロット作りのお大まかな企画


第1話「目覚めればチョコボに囲まれて」


第2話「ミッドガルズオルムがセフィロスに殺される」


第3話「ジュノンの港での共同戦線」

【アンダージュノン
神羅が真上に空港を建設したことにより、光は届かなくなり、海も汚れてすっかり寂れてしまった漁村。カームなどとは異なり、神羅に対して反感を持っている老人ばかりが住んでいる。村の奥には上の町へ通じるエレベーターがあるが、神羅兵が見張っているために動かせず、別の方法で上がる必要がある。

少女プリシラの協力を得て、クラウドたちはジュノンの港に停泊していた神羅運搬船に潜り込む。

海岸でイルカと遊んでいるプリシラを襲う津波攻撃を引きおこすモンスター『ボトムスウェル』

※ https://cour89.com/ff7/bosses/070.php

水上を浮遊しているため、バレットとユフィ以外は「たたかう」による攻撃が届かない。
ボトムスの弱点は風であり、主人公の長瀬はチョコボファームで手に入れた「チョコボモーグリ」のマテリアを使い、クラウド達に協力する。




第4話「クラウド達に忘れられたユフィ!? 」


アンダージュノンにてクラウドのメンバーにユフィが不在だった事に気付いた長瀬。
クラウド達がプリシラの家に一拍している間に
ユフィを探しに森へ向う。

ユフィに有益情報、フェニックスのマテリアの存在を教える。


【コンドルフォート】
魔晄炉の上で卵を温めるコンドルを神羅軍から守るための砦。
夜、こっそり卵を調べるとそこからマテリアが見つかる。

連続斬りのマテリアの存在も教える。神羅の飛空艇に乗り込んで手に入れるという強奪計画を相談をする。


第5話「飛空艇潜入は終盤からだって? 知らんがな!」

ユフィと一緒に神羅飛空艇に潜入し、こっそりマテリアを手に入れる。

参考サイト
https://cour89.com/ff7/maps/shinra_airship.php

本来、神羅飛空艇は、ウェポン襲撃時に撃墜され、海底に沈む予定である。神羅ビルでセフィロスが社長を殺し、セフィロス討伐に向けてジュノンの航空にソルジャー達が集められていた。対セフィロス様に強力な兵器が積まれていて、その中にユフィの最強武器『不倶戴天』がある。

不倶戴天は敵のレベルが高いほど攻撃力が上昇する特性があり、れんぞくぎりマテリアと合せて、ユフィは長瀬の頼もしいパートナーとなる。



第6話「ジュノン密航! ジェノバ戦開始!!」

クラウド達を真似てジュノンの貨物船に密航する。ジェノバとの戦いに助太刀し、ユフィと共に、こっそりとイフリートのマテリア(セフィロスが落としていったもの)を入手する。


第7話「ジェノバ戦の決着!」

ジェノバ・BIRTHの参考サイト
https://omoteura.com/ff7/boss.html#boss11

主な攻撃はレーザーであり、それをスリリンに描写する。


第8話「神羅ビルにあったジェノバのサイズが、貨物船内にではやたら巨大なサイズになったのは、ジェノバが再生しているからか?」

参考資料
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/928.amp

もしジェノバを倒さず無視したら最終的に隕石サイズまで細胞が再生していくという事か? 見てみたい気もする。
ケアルガかけて回復させたらどうなるんだろ?




第9話「原作知識が無かったら…」

チョコボファームでチョコボと戯れて幸せな暮らしができていたかもしれない。
それはそれで良かったとし、長瀬は人生の物思いにふける。

第10話「北条を誘拐しようぜ!」

コルダデルソルのビーチにいる北条。
クラウド達が去ったあと、誘拐する。
異世界からやってきて、未来予知が出来ることを説明する。
神羅の信じる約束の地が存在しない事、ジェノバは近いうちにメテオを発動させ、ミッドガルが崩壊する事等、北条しか知り得ないルクレツィア等の情報を教える。

セフィロスの肉体がライフストリームと共に結晶化(マテリア化)していて、北の大空洞近くの永久凍土の中に眠っている事を教える。


第11話「」

神羅飛空艇に乗り込み、北条と共にセフィロスの元へ行き、破壊しようとするが、
セフィロスはマテリアの中で守られていて強敵。思念で攻撃をしてきて倒せる相手ではなかった。
神羅兵は殆ど全滅し、長瀬達は命からがら逃げ出す。

飛空艇内にはセフィロスの思念体が複数潜入し、飛空艇は崩壊してしまう。

パラシュートから飛び降りた神羅兵、北条、長瀬達は忘れるる都にてクラウド達を待つ。



第12話「ターニングポイント」


神羅は前線から通信にて状況を把握した。
ヒュージマテリアを集め、ミッドガルのエネルギーを集め、セフィロスの座標に合わせ放った。



13話

マテリア化していたセフィロスは破壊され、メテオの危険はなくなる。

だが、セフィロスをマテリアにしていた犯人はジェノバだった。

ジェノバは自分の細胞を再生させたい。セフィロスの様に自身を母と慕い、再生のサポートする相手を望んでいる。
メテオに興味はないが、サポーターを欲している。
ジェノバは自身の細胞が埋め込まれたクラウドを操る。

ニブルヘイムの魔光炉からライフストリームへと身投げさせた。


14話

エアリスは星の声を聞いていた。
クラウドジェノバにより、北大空洞のライフストリームまで運ばれている。
エアリス達はそこへ向かった。

15話

道中、忘れるる都にて、長瀬達と再会する。
長瀬はクラウドが不在している事に疑問し、エアリス達と行動し、大空洞へと向かった。

16話

大空洞の深層。結晶化したクラウドを助ける方法は無かった。
クラウドの思念体はエアリス達を敵とは認識しないものの、味方とも認識していない。クラウドジェノバのサポーターであり、世界の何処かでクラウドの思念体が、ジェノバの肉体再生を守護している。


17話

ジェノバを探すにはリユニオン(ジェノバ細胞が埋め込まれた者)が向かう場所に行けばいい。
リユニオンはジェノバ本体と一つになろうとして、集まろうとしている。
だがセフィロスが破壊された一件を問題視したジェノバはリユニオン達が集まらない様に命令を与えた。

18話
エアリス達は忘れるる都に戻ると、そこで星の声を聞く。
クラウドを解き放つ魔法、ホーリーの存在を知る。
ホーリーはメテオを止めるバリア魔法ではなく、邪悪な思念を浄化させる魔法である。
使っていればセフィロスの悪の思念を浄化させられた。黒マテリアを仮にセフィロスに持たせたとしても心が綺麗故にメテオは発動させない、という仕組みなっている。

ホーリーをエアリスが発動させれば、ライフストリームに眠るジェノバの悪意は浄化されるという。それにより、クラウドは操られる事もなくなるという。
ただし、ジェノバ細胞本体には効き目がない。

その理由はライフストリームに眠るジェノバの思念の正体が、ジェノバに感染した人々の死後の思念であるからだった。
ジェノバの影響で悪に染まっている思念であり、まだ死んでないジェノバ本体はホーリーで悪意を浄化できない。

またクラウドホーリーで開放されるとしても、重度の魔光中毒におかされる恐れがある。


19話
エアリスは北の大空洞でホーリーを唱えて、クラウドジェノバの支配から開放に成功するが、マテリア化したクラウドをどうやって元に戻せばいいか分からなかった。
自らマテリアから出るには大きなエネルギーが必要で、セフィロスならば黒マテリアを得る事がキッカケになっていた。
クラウドが必要としているのは、マテリアではなく、エアリスやティファ、バレット達の声、思念そのものだった。

20話
ご都合主義的にもクラウドは助かった。
当初想定していた魔光中毒もなかった。北条の分析によると、魔光中毒はライフストリームに内在する悪意に毒される事で起こるという。ホーリーの発動が成功したので、星は人類に仇なす存在ではないという。

だが、いずれジェノバに感染した人々がライフストリームに帰る事で、悪の思念は増えていくという。時が経つ毎に、ジェノバの思念は成長し、またセフィロスの様な依代を見つけて、悪さをするかもしれないという。

21話
ジェノバ本体は今、何処にいるのか?

この世界には召喚獣の概念が存在する。

召喚獣は次元に穴を開けて、その穴の世界から呼び出す行為。
召喚獣の存在する別世界が存在するということ。
ジェノバはその次元の穴に逃げ込んでいた。


自らを敵視する者がいない別の惑星にて回復を待ち続けるジェノバ
いずれ隕石サイズに回復し、またクラウド達の元へ帰ってくるかもしれない。
その時、本当の意味でミッドガルの消滅するのかもしれない。
あるいはミッドガルではなく、ジェノバは地球に飛来してくるかもしれない。

ひぐらしのなく頃に

■12〜15禁描写



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梨花「圭一が僕の事を好いてくれているのは知っているのですよ。だから…
























羽生「ダメです梨花! ダメなのです! ディープなキスをしてはダメなのです! 圭一の味が! 僕に圭一の味が届いてしまうのです〜!




















     圭一「…」






















     梨花「…」























    通りがかるレナ。

「ちょっと何やってるの!圭一君!」
  
圭一が梨花に無理やりしていると思い込んでいた。






















「欲求不満ならレナに言ってくれればいいのに!」



 レナは梨花を押しのけて圭一の唇を奪った。


 梨花はいつもの様に死期がせまっていて、やけくそ気味に魔が差し、圭一にキスをしていた。

梨花にはそれなりの言い訳があった。


対してレナのこの大胆さはどういうことだろうか? いくつもの世界を見てきた梨花にとって、この様なレナを見るのは初めてだった。


魅音「ほいほいー。みんな揃って何やって…」

魅音は腰を抜かした。目の前で起きてる現象について理解が追い付かない。

魅音「こ、ここは教室ダヨー。オジサン流石にそれはマズイと思うよ…。幼い梨花ちゃんも見ているんだよー」

魅音梨花の目を塞いだ。必死で冷静なオジサンキャラを装うものの、内心では嫉妬で気が狂っていた。両想いの圭一とレナ。2人の前にいる事が苦痛だった。

「ち、違うんだ魅音! こいつらが勝手にやってることで…」

圭一は椅子から立ち、レナから離れようとするが、レナは構わず圭一の口に吸い付いてくる。

梨花「そうなのですよミー。今日のレナはいつものレナと違うのです。」

タコの様に圭一にからみつくレナ。魅音は圭一からレナをひっぺがそうとすると、  

レナ「ミーちゃん、人の恋路を邪魔するのは良くないと思うよー。」

魅音「恋路?? 圭ちゃんは迷惑がって…


鼻の下をデロデロに伸ばしている圭一。迷惑どころか幸せそうだった。魅音は壊れかけた。

魅音「け、け、け、け、圭ちゃん!? 

魅音「た、たとえばの話、私がその…、レナみたいに圭ちゃんにキスしたとたら、ありですか? 無しですか?」
  
圭一「あ、有りに決まっているだろ!」

今日の圭一もレナ同様にいつもと違っていた。魅音の緊張と動揺、ツンデレに気付いた圭一は欲のままに魅音の口に吸い付いた。

レナは力ずくで魅音をひっぺがそうとするが、圭一はレナを選ばなかった。今レナを選んでしまったら、魅音がどうしょうもなく傷付いてしまう気がした圭一。魅音にタコのごとく絡みつく。

レナ「レナをナメてもらっちゃ困るわ。レナはバイなんだからね! ミーちゃんだって、全然ありなんだからね!」

圭一と魅音の口、2つ同時に吸い付くレナ。


智子「あら? なにやら教室が賑やかですわね…」

キスはドラマでチラッとだけ見て小さな知識があった智子だったが、タコの様なキスを目撃したのは初めてだった。

智子「梨花? 皆さんは一体何をしてるのでしょうか? タコゴッコですか??」

梨花にイタズラ心が芽生えた。どうせ自分は死ぬ運命。死ぬ前に一度くらい弾けてみようと思った。

「レナ。智子もお持ち帰りするのです。」

レナはどういう訳かキス魔に変身している。誰かれ構わずキスをする可能性があった。

「レナ、智子もお持ち帰りされたがっているのです」

レナの目が光り、智子はレナに襲われた。

「どういうことですのレナさん? 暑苦しいのでやめてーーー!」

「智子ちゃんもきっとキスの良さが分かる日が来るから!」

床に押し付けられ、逃げる事もままならない智子。そこから逃げる為に止む終えず

「ハァハァ…。り、梨花も、レナさんにお持ち帰りされたがってますのよ?」

梨花は迂闊な事をしてしまった思った。精神年齢100歳超えの梨花と親友であり続けた智子。智子の頭の回転の速さと、したたかさは梨花の存在を間近で見続ける事で影響を受け育まれたもの。

賢い智子の一言で、レナのターゲットは梨花へと移った。体力ではレナに及ばず逃げる事はできない。


梨花ちゃんも、きっとキスの良さが分かるから!」

梨花はレナにタコの様に吸われた。

羽生「レナからほんのりシュークリームの味がしますのです。レナは朝食にシュークリームを食べたみたいなのです。」

羽生はレナ越しのシュークリームに癒されつつ、温かい目で梨花達を見守った。
ちなみに圭一からは味噌汁の味がした。





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■15禁描写くらい



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今回羽生は人間に転生して、部活メンバーと神社で缶蹴りをしていた。
ひぐらしのなく頃の暑さ、鬼から隠れている羽生は、暑さ対策にて下着を半分脱いでスカートあおいでた。ばざばさとしていた。

作者は羽生の下着をイメージする為、検索窓に『女児ショーツ』を入力した。

『さあ読者の皆様も検索してみましょう。羽生に合うパンツを一緒に探しましょう』



羽生は、暑さ対策にて下着を半分脱いでスカートあおいでた。ばざばさとしていた。
昔は下着なんて無かった。着用する必要も無かった。ショーツは、ふんどしより軽いとはいえ、羽生にとって邪魔な存在でしかない。

圭一も羽生の隣に隠れた。

羽生が圭一の様子の異変さに気付いたのは、口を口を塞がされた後だった。

圭一から味噌汁の味がした時、前回のキス魔レナ事件を思い出した。
あの時のレナは一日中キス魔に取り憑かれていたが翌日からは何事もなく、元のレナに戻っていた。部活メンバーにキスの件を謝罪し、メンバーは元の日常へと戻った。

「はうはう! このままでは、圭一も一日中キス魔に…」

部活メンバーがキス魔に変身する理由について、羽生は検討もつかなかった。霊的なものが正体であるなら対策はできるが、圭一からは霊が取り憑いている様な気配は感じなかった。

一人で圭一のキスを一日中受け入れるか? それとも部活メンバーに頼って助けて貰うか?
圭一のキスが上手であれば、前者があり得たかもしれないが、あいにく下手くそだった圭一。羽生は部活のメンバーに助けを求めた。

缶蹴りの鬼役は詩音だった。詩音は、圭一が羽生にしている寄行を見るなりスタンガンで眠らせた。

詩音は圭一の行動を部活メンバーに知らせた。羽生から前世でも似たような事があったのだと説明されたメンバーは圭一をどうするか話あった。

魅音「ここは年長であるオジサンが責任を持って圭ちゃんを預かる事にしますわ」

レナ「どうしてミーちゃん家に圭一君を連れて帰るのかな? ミーちゃんの家はここから遠いよ? 圭一君の家に一番近いレナが、圭一君を家まで連れていくべきだと思うよ?」

魅音「前世でキス魔になっていたレナに圭ちゃんを預けるのは心配だよ。圭ちゃんを家まで届けるのは、やっぱりオジサンがやるよ。

レナ「そう言いながらミーちゃんは圭一君をお持ち帰りするつもりなんでしょ? 前世ではミーちゃんと圭一君は相思相愛だったらしいし、不順異性交友は良くないとレナは思うよ。」

魅音「そんな事しないって! 圭ちゃんはあくまでも友達だよ。友達。

レナ「そう言いながら、ミーちゃんヨダレたれてるよ?


この状況を仲裁できるのは診療所しかない。智子の提案で入江診療所に連れていかれた圭一。

圭一の症状を見るなり院長の入江は喜んだ。

実は圭一はキス魔に変身する薬を入江に投与されていた。智子の特殊な病気を治す為の治験と称して、実験体にされていた圭一。
キス魔を作り出す事に成功した入江の目的は
ただ一つ。智子や梨花、羽生をキス魔に変身させる事だった。

栄養ドリンクにこっそり混ぜ、部活メンバーに渡した入江。
巻き添えに魅音、詩音、レナもそのドリンクを飲んだ。
薬の効果が現れるのは24時間後、その時、部活メンバーの元に入江は参上する計画だった。

だが一つの誤算があった入江。24時間後には圭一はキス魔でなくなり、圭一は部活メンバーのキス嵐にあっている。

圭一はメンバーにもみくちゃにされながら、人目につかない場所に隠れ、至福の時を味わっていた。入江は運悪く、圭一達とすれ違いになり、智子達のキスを貰い損ねた。

羽生は圭一にキスをしながら暑さに負けて下着をぬいだ。
智子も暑さに負けて羽生の真似をしようとしたが、どうせ脱ぐならと、裸になった。

智子「圭一さん、暑いのでお風呂場で水浴びしながらやりましょう」

智子の指図で、メンバーは風呂場にいた。

服が濡れるのは困る。でもキスはしたい。
思春期を迎えている詩音や魅音、レナは裸にはなれず、服を着たままシャワーを被った。

この日圭一は真剣に悩んだ。誰と結婚するべきかと。
一夫多妻制の国であればと激しく後悔するが、キスのやり過ぎで口が腫れタコの様になる頃はキスに飽きた。
部活メンバーはやはり仲間なのだ。恋愛ではない、友情こそが大切なのだと。
いつの間にか圭一から結婚願望は消失していた。

「きっと皆、明日になれば元に戻る。自分もそうだった。」
「しばしの我慢!」

圭一はキス嵐を耐え抜いた…



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■一話『魅音登場までのシーンを長くしたもの』

実験的な投稿になります。読者の視点から見た時、元の一話とこっちの一話は、どっちが良いですか?


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朝早く、誰もいない教室にて、椅子に座っている圭一。
圭一の目の前には梨花が立っている。
梨花は両手を伸ばし、圭一の頬を掴んだ。

キスするには少し届かない。
梨花はつま先で立ち、前のめり気味に圭一に寄りかかった。

梨花ちゃん?」
突然の事で理解が追いつかない圭一。

梨花の顔が圭一に重なるとき、梨花は目を閉じた。
梨花の長い髪が圭一の肩に掛かり、梨花の息、唇が圭一に触れる。

驚く圭一。梨花の小さな肩を掴み、離そうとするも、梨花は離れようとしない。

圭一が本気で梨花を拒む気があるなら、引き離すのは簡単である。強い力で押せばいいだけ。

5秒ほど密着して離れると

「圭一が僕の事を好いてくれているのは知っているのですよ。だから…」

そう言って梨花はもう一度、顔を近づけた。梨花の瞳に圭一が映り込む。

梨花は圭一に吸いついていた。
梨花は圭一に押し返されても負けないようにと圭一に股がっていた。一年生の梨花は小柄であり、足が地面に届かない。梨花の全体重を圭一が支える格好になる。

完全な密着状態につき距離は0。梨花のスカート奥から上半身にかけての熱が圭一を包み込んだ。

これは何の冗談なのか? 圭一は今の状況について冷静に考ようとしていた。

キスをされる自分について。梨花に自分が好かれているとしても、それは恋愛的な意味なのか? 友達として親愛の印、あるいはアメリカンなキスハグ文化な意味だったりするのか?

圭一にとって梨花とのキスがファーストキスだった。
圭一が想像してきたキスのシチュエーションとしては、どのパターンに属さず、あり得ない状況だった。冷静な思考で考えても圭一には梨花の行動の真意が測りかねた。


(梨花ちゃんは、オレが梨花ちゃんが好きだから…と言っていた。)

(オレ、梨花ちゃんが好きなのか? オレはもしかして梨花ちゃんが好きに見える様な態度を日々していたのか?)

(というより、こんなところを誰かにでも見られたら、きっと誤解される。オレが梨花ちゃんにキスをしている様に見えるのではないか? そうしてオレは犯罪者扱いされ…)

(まさか!これは!ハニートラップ的な罰ゲームか何かか? オレをこの学校から追い出す為の罠を梨花ちゃんが仕掛けていて…。)

(だけど、そんな酷い事を梨花ちゃんがするだろうか? 

やっぱりこれは梨花ちゃんの気持ちなのだと解釈するべきなのか??)

圭一が頭を真っ白にしながら脳内整理をしていると、梨花は激しい唇づけをしてきた。唾液も舌も絡ませてくる。

梨花は圭一を抱きしめたまま体を後ろに倒した。
その勢いで、圭一は椅子から立ち、前に倒れた。梨花に覆い被さる圭一は
梨花が地面に頭をぶつけない様に、床に腕を立てた。

スカートから伸びる梨花の足は圭一を離さない様にガッチリ包み込む。
この光景を傍から見れば完全に卑猥な状況である。


そこにレナが通りかかった。

梨花ちゃんが犯されている』そう判断したレナ。

高校生が小学一年生に酷い事をしている。
圭一にはエアガンで子供達を襲撃していた前科がある。レイプ等もやるかもしれない。レナは圭一を完全に誤解していた。

「圭一君…。それはダメだよ…。」

レナは涙目になっていた。今まで信じていたものが裏切られたのである。
許せなかった。とてもショックだった。
そして何よりも残念だったのは、相手が自分ではなかったことだった。

「欲求不満ならレナに言ってくれればいいのに!」

レナは梨花を押しのけて圭一の唇を奪った。
まるでタコが吸い付く様に圭一は口を塞がれる。レナの唾液や舌が騒々しい程に圭一の中で動き回る。

梨花はその光景を驚きの表情で見ていた。

梨花はいつもの様に死期がせまっていて、やけくそ気味に魔が差して、圭一にキスをしていただけだけ。それなりの理由があった。

対してレナのこの大胆さはどういうことだろうか? いくつもの世界を見てきた梨花にとって、この様なレナを見るのは初めてだった

「羽生? これは一体どういうことなの?」
梨花に取り憑いている幽霊ことオヤシロ様梨花はこの謎を羽生に問いかけたが、答えは見つからなかった。

梨花達には解決できる問題ではなかった。

突如として常軌を逸したレナのキス攻撃。圧が強すぎて圭一はレナから逃げた。しかし、レナは積極的であり、鬼が取り憑いているかのごとく攻めてくる。
教室から逃げようとしても、ハイスピードで道を塞がれる。
今までやってきた部活での戦い。レナはこれまで超人的パワーを隠していたいたということか?

「上等だ!」

圭一はそう言うと諦めて椅子に座った。

レナとのキスについて本音を言えば嫌じゃなかった。逃げる事にももう疲れてしまった。

「掛かってこいレナ…。オレはもう逃げも隠れもせん!」

こうして圭一はレナに吸われる羽目になるのだが、そこへ魅音が現れた。

「ほいほいー。みんな揃って何やって…」

魅音は腰を抜かした。目の前で起きてる現象について理解が追い付かない。

「こ、ここは教室ダヨー。オジサン流石にそれはマズイと思うよ…。幼い梨花ちゃんも見ているんだよー」

魅音梨花の目を塞いだ。必死で冷静なオジサンキャラを装うものの、内心では嫉妬で気が狂っていた。両想いの圭一とレナ。2人の前にいる事が苦痛だった。


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魅音編 エロ描写なし



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魅音「もー、昨日の私、一体なんだったんだろ? あんなに圭ちゃんに、ちゅーしてしまうなんて! しかも激しいやつを!
しかも、圭ちゃん、みんなのちゅーも受け入れるし、なんなの!もう!」

「てか、これからどういう顔で圭ちゃんと会えばいいの? 何事も無かった顔して、『昨日のキス気持ちよかったね?』とか言えばいいの? そう言ったら『ならまたしようか?』
って返されたら、私一体どうすればいいの?」


「私、昨日からずっと圭ちゃんの事ばかり考えてる。、前から好きだったけど、意識しはじめたら、余計に好きになってる。まともに顔あわせられないよ〜」

でも学校休んで圭ちゃんのこと、意識しているとか、思われたくないし…
でも、休んでる間にレナや詩音、智子や梨花ちゃんと、ちょめちょめしているかもしれないし…」


魅音はその日、学校を欠席しながらも、学校に隠れ潜んだ。部活メンバー達の行動を双眼鏡を使って遠目から監視していた。

魅音の想定とは異なり、部活メンバーはいつもの様子だった。梨花は圭一に気を使わせまいといつもの様にふるまい、智子は暑さで頭がおかしくなっていたと思っていた。

レナは女子メンバーに対してもキス魔になっていたから、その事を謝罪し、それについて羽生も特別気にしていない様子だった。

「はぁ…。気にしているのは私だけかよ…」




ところで詩音はどうなったのか?

詩音は部活メンバーがキス魔に変容した一件について、お目付け役の笠井に調べさせていた。
診療所で飲んだドリンク。思えばメンバーの中で圭一だけが飲まなかった。それが怪しいと睨んだ詩音は、
笠井に入江を誘拐させ、園崎家の地下拷問部屋へ監禁した。

「私のファーストキス…。サトシ君の為にとっておきたかったのに!」

園崎家の地下室に響き渡る入江の悲鳴。その悲鳴は外からだとひぐらしの鳴き声の様に聞こえた。



「話せば判ります、詩音さん!」

「何がよ!」

「サトシ君は生きているんです!

「はあ!? 当たり前でしょ? サトシ君は生きています! 行方不明だけど、生きているに決まってます!」

「そういう意味ではありません。サトシ君は…

入江は診療所の地下室にてサトシが隔離されている事を説明した。サトシは雛三沢症候群の末期症状にて鎮静剤漬けにされ、意識がもうろうとしている事、智子も雛三沢症候群に感染している事等を説明した。

キス魔の問題と雛三沢症候群とは全く関係が無いが、拷問から開放されて一安心の入江だった。

「サトシ君と智子を助ける方法はないの?」

その問いにまともに答えられなかった入江。
苦し紛れに、キス魔ドリンクの成分をサトシに投与した。
サトシは起き上がり、そこから24時間キス魔に変容した…





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■レナのパンツ 15禁くらい

パンツな回です。パンツのリアルさをイメージしやすい様に
ジュニアショーツ
女児ショーツ
等と検索窓に打ち込みましょう。好みのものを脳内に焼き付けておくとリアリティが増すかも

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圭一はキスの嵐以降から、部活メンバーの女性陣をエッチは目で見るようになっていた。
普段は平静を装っている圭一だが、妄想の中でエロスを爆発させていた。

〜圭一視点〜

たとえば梨花ちゃん。梨花ちゃんは授業中、先生の話を聞いてない事が良くある。先生は梨花ちゃんに意地悪してひねった問題を投げかけるが、何故か梨花ちゃんはクールにスラスラと黒板に正しい答えを書いてしまう。

いつものオレなら感心してその光景を見るだけだが、今のオレはエロスだ。
梨花ちゃんは、つま先立ちしながら、必死で背を伸ばして黒板に向かう。その姿が妙に色っぽく見える。

たとえばスカートと靴下の間の領域。巷ではそれを絶対領域と呼ぶそうだが、梨花ちゃんがチョークを持ち黒板に向かって背伸びをすると、その絶対領域が広がるのだ。流石にパンツまでは見えないが、見える気がしてしまう。そして見たい気持ちになる。

オレはこっそり背後から梨花ちゃんに近付いて、スカートをめくってやりたくなる衝動に駆り立てられる。

梨花ちゃんはどんなパンツを履いているのか、パンツにはどんな刺繍、プリントが施されているのか、気になって仕方がなくなる。
一度そんなエロ事を考え始めたら、レナや智子、魅音の履いてるパンツだって気になりだしてしまう。

オレはいつからパンツ信者になったのだろうか? 別に女子のパンツを被りたいとかの衝動がある訳ではない。

いや、本当は知らないだけで、もし手元にあったりすれば、履いたり被ったり匂いを嗅いだりする衝動に駆られるのかもしれない。こればかりは、実際に体験しないと分からないだろう。

だが、女子のパンツを手に入れるのは容易ではない…

「いや、まてよ?」

レナの家に遊びにいけば、タンスから普通に拝借できるのではないか?
オレはパンツを複数持っているが、一つや2つ無くなった所で気が付きはしない。それくらいパンツとはどうでもいい物である。
だからレナの家で堂々とパンツをポケットに入れて帰ればいいじゃないか…

パンツの代わりに後日レナにはエンジェルモートのスイーツをいくつかおごればオレの罪悪感も軽くなるというもの。よし、早速、放課後にレナんちに遊びに行ってみるか!



〜放課後〜

「え? 圭一君、レナの家に来たいの?」

圭一の提案でレナ家に行く。思い出してみれば今まで一度も無かったかもしれない。
これまではレナからの誘いや、部活メンバーとの会話の流れで立ち寄る事はあったが、思えばレナの部屋について、オレは一度も入った事がなかった。
オレの発言は明らかに不自然だった。

でもレナの事だ。レナは人として心が綺麗だから、まさかオレがパンツを盗もう等と考えるとは思うまい。
レナの部屋に入る口実なんて何でもいいさ。


「実はオレ、レナのパンを借り…じゃなかった。レナの部屋を観てみたいんだ。実はオレ、将来、建築家を目指そうと思っててさ…。普段、みんな部屋をどの様に使いこなしているか、知っておきたいんだ。皆にとって使いやすい部屋とは何なのか、今の内に勉強しときたいんだ。」


レナ「圭一君が建築家?? すごいよ!、それ とても良いと思うよ! 圭一君に必要とあらばレナ、いくらでも力を貸すよ!」


すまんなレナ! これも自分という存在を知るための勉学なのだ。将来に関わる問題であり、今の内に解決せねばならぬのだ。




〜レナの部屋〜


レナの部屋に入った瞬間、独特の匂いを感じた。
「こ、この匂いはなんだ? 桃の様な甘い香りが…」
オレの問いにレナの額に疑問符が現れていた。レナには自覚なき匂いなのかもしれない。後で大人の誰かに理由を聞いてみよう。


レナの部屋は可愛いもので溢れていた。
小さな縫いぐるみから巨大な縫いぐるみ。
だからといって子供じみた部屋とかではなく、整理整頓が行き届き、勉強デスクの中も、どこに何があるのか一目で分かりやすくなっている。
流石レナ。オレの部屋の使い方と比べて段違いに美しい。
と、こんな事をしている場合じゃなかった。
レナは今部屋にいない。台所で茶菓子を用意してくれている。

オレはさっさと要件を済ました。
レナのタンスからパンツを取り出してポケットに仕舞いこむ。

この件に関してレナは何ら気付く事もなく、オレは建築家志望の振りをするミッションをこなして、レナの家を後にした。


オレは帰り道で冷や汗をかいていた。
レナのタンスを開けて、レナパンを見た瞬間、衝撃が走った。
何ら変哲もない布地が、どうしょうもなく、恋しいと思ってしまった。お持ち帰りしたい衝撃に駆られた。同時に、凄くイケナイ事をしているかの様な気分に支配された。

万引きするときのドキドキよりも何十倍もドキドキしていた。これが吊橋効果といえるものなら、オレはパンツを盗む行為に恋をした事になるのかもしれない。
世の中のパンツ泥棒が生まれる仕組み、辞められずに常習化してしまう気持ちについて、何となく分かる気がした。

だからといって、オレはパンツ泥棒になるつもりはない。頑張って自制するさ…。




〜入江診療所にて〜

帰り道、圭一は入江診療所にいた。
レナ部屋の桃の匂いについて医学の視点から解答が得られる気がしたからだ。

入江京介
「その匂いは別名ピーチフレグランスですね。若い女性特有の匂いで、大人になると無くなってしまうものです。基本的に男にはない匂いであり、女性は10代をピークに減少していきます。」


圭一「先生、オレはいままで、高野先生みたいなナイスバディな大人の女性がタイプだったんです…。けど、最近、それだけじゃない様な気がしてて…」


入江「そうですか…。つまり前原さんは、私と同じ方向へ…。同士に近付いているという事ですね…

圭一「同士? というと?」

入江「桃の匂いは、ある種のフェロモンの様なものという学説もあります…。もしかしたら私が智子ちゃんや梨花ちゃんに強く惹かれるのは、私がピーチフレグランスに過敏な体質かもしれませんね…」

圭一「つまりオレが年甲斐にもなく、智子ちゃんや梨花ちゃんに気が向くのは、桃の匂いに敏感になっている。という事ですか?」

入江「前原さん…。考えたところで本当の事は誰にも分かりませんよ…、ですが! とにかく前原さんは、私と同じ性的趣味を持ち始めている同士です! 智子ちゃんや梨花ちゃんの良さを理解し合える同士なのです!」


圭一は困った。同士と言われても、子供にしか興味が向かわなかったら結婚できない。人として、まともな人生が送れなくるかもしれない。

「先生! どうにかしてピーチフレグランスへの感度を下げる事はできないんですか? 匂わなければ大丈夫なんじゃないんですか?」

「前原さん…。自分を受け入れましょうよ…。フェロモンは鼻を閉じたって口から、口を閉じたって鼻から入りますよ? 消臭スプレーを使って匂いを消しても、フェロモンは消える訳ではないのですよ?」



オレは家に帰り、レナパンをしっかりと観察していた。

「オレはピーチフレグランスに過敏な体質なのか?」

自分に問いかけるも、パンツの匂いを嗅いでいたい。頭に被りたい…という衝動まではなかった。
しかし、履きたい衝動には駆られた。

問題があるとすれば、履けばレナパンが汚れてしまう事。家には母さんが住み着いている。洗濯すればバレてしまう。
オレは履きたい衝動を我慢し、とりあえず机の奥にレナパンを隠した。

もんもんとしていると玄関のチャイムが鳴った。

訪ねてきたのは魅音だった。

最近、魅音とはあまり会話をしていない、
キス嵐の日以降、魅音はオレの事を避けている。いや、それだけじゃなく、俺自身が、魅音を避けていると思う。あの日以来、オレは魅音の事を性的に意識し過ぎてしまった。勿論、レナや皆を意識はしているが、皆はいつもの様に接してくれるからオレもいつもの様に振る舞えた。
オレも魅音に、いつもの様に振る舞うべきなんだが…
目を合わせると緊張してしまう。



「圭ちゃん、、今日はレナと一緒だったよね?」

魅音はこの日、レナと圭一を尾行していた。


「レナの部屋で何してたの?」

双眼鏡で窓を見ていた魅音
圭一はレナパンの件は隠して、建築家を目指していると言った。

「圭ちゃんが建築家志望…、それで家を調べにレナの家に…」

魅音は圭一がレナとチョメチョメしている想像を巡らしていたが、目的が進路だと判ると笑顔になった。

「そ、そっかー! だったらウチにもおいでよ。色んな部屋あるからさ〜。色々と勉強になるかもよ〜♪」

圭一に突然舞い降りたチャンス。魅音のパンツが手に入るかもれない。

「週末は老人会の会合で、面倒なばっちゃも居ないからさ、来るならその日に来るといいよ〜」

圭一はその日が待ち遠しかった。魅音のパンツもレナもパンツもどちらも同じだけ興奮するのか否か、それが疑問だった。もし興奮度に優劣があるのなら、圭一にとって、魅音かレナ、どちらが本命なのか判る気がしたからだ。




〜園崎家、魅音の部屋〜

「お、おじさんの部屋、みせるの? ちょい恥ずいな〜」

純和風の部屋に大型のベッド。
外には庭園が広がる。
魅音は圭一の側から離れない。
「他にも色んな部屋あるからさ、ここは後回しにして、そっちに行こうよ…」

(タンスはあそこか…)
魅音の部屋の場所を覚えた圭一。後で隙をみてトイレを借りる等の口実をつけて、パンツを取りに行けば任務は完了である、

部屋を見せるのを恥ずかしかった魅音は、圭一を地下拷問部屋へと連れて行った。

恐れおののいた圭一に魅音は言った。

「圭ちゃんには嘘はつきたくないから告白するけど、園崎家ってさ、実は非合法な家業をやっているんだ。」

魅音の口から飛び出したのは、園崎家の歴史だった。先代の園崎党首は、戦後の闇市で軍需品の横流しで財を成した後、金貸しから飲食、レジャー業界、建設業まで様々なビジネスに手を広げた。急成長した成り上がりの園崎は、既存の各業界に疎ましく思われる事があり、政財界から、陰湿な嫌がらせを受ける事が度々あった。

法律は園崎の味方ではなく、嫌がらせをする企業達を味方していた。その為、園崎家は自らを守る為に非合法に暴力武装しなければならなかったという。
その暴力武装の初期に作られたのが、園崎家の地下拷問部屋である。
この拷問部屋は、今でも時々使う事があり、園崎の誰かが不祥事や犯罪事に関わった際に必要になるのだという。

「圭ちゃんも試してみる?」


魅音が見せた装置

「これは爪をえぐるの。めっちゃ痛いんだよ…」

まるで魅音も拷問を経験したかの言い分だった。

「実は2年前にね、私は罰を受けたんだ…」

魅音が圭一に語って聞かせたのは、結ばれなかった恋話だった。魅音はサトシと詩音の名前は伏せたまま、男女の恋を応援した話をした。

身分違いの恋話で、園崎家は二人を引き離そうと躍起になっていた。魅音はその二人を応援した罰として、拷問を受けたという話をした。

魅音は、あはははと笑って流そうとしたが、圭一は無理だった。

「ちょっと、?、圭…ちゃん??」

圭一は魅音が拷問を受けた手を確認していた。魅音が嘘をつくとは思ってない。ただ本当の話だとしたら、魅音に怪我を負わせた園崎おりょうが許せなかった。

圭一の男気スイッチがONになっていた。

魅音の手を優しく握り、「お前は絶対悪くない!」と何度も言い続けた。

魅音は泣いていた。

辛さへの涙ではなく、圭一が自分に向けてくれる優しさに泣いていた。

「あー、私、やっぱり圭ちゃんの事が好きだわ…」

魅音は何が吹っ切れた様に圭一を押し倒した。

「わたし、圭ちゃんの事、誰にも渡したくない…」





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■圭一の妄想 15〜17禁 ラストが17禁



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圭一はキスの嵐以降から、部活メンバーの女性陣をエッチは目で見るようになっていた。

普段は平静を装っている圭一だが、妄想の中でエロスを爆発させていた。

 
〜圭一視点〜
 

たとえばレナについて。オレはレナのパンツを盗んで机の引き出しに隠しているが、もしこのパンツが誰かに見つかったらどうなるだろうか? 家族ならともかく、外部の人間に知られたなら、まず間違いなしに変態のレッテルを貼られ、雛三沢で生きていけなくなるだろう。たとえば魅音が部屋にくるなら、悪戯心でエロ本を探しだそうとして、見つけてしまう可能性が高い。だが見つけた相手がレナだったらどうなる? レナは心優しき聖女の様な存在である。最初こそ変態なオレに困惑するだろうがきっと…

「圭一君だって1人の一般的なスケべな男の子なんだよね…。レナの事が好き過ぎでしょうがなかったんだよね…。だったら仕方ない…かな」

「レナはオレの事嫌いになったりしてない?」


「嫌いなら、こうして会っていないよ? レナは今までと変わらず圭一君が好きだよ?」

「レ、レ、レナ! オレは是非ともレナにお願いしたい事がある!」

レナ「おねがい?」

圭一「レナから盗んだこのパンツ。レナが履いているところを観てみたい。」

レナはしばらく困惑したものの、交換条件を出した。

「だったらレナは圭一君がパンツを脱いでるところが見たい…かな。圭一君のオットセイを写生してみたい…かな。」

レナは以前から絵に興味があった。前原家で画家をしている圭一の父親の絵を沢山見ていて影響を受けていた。

圭一がレナに建築家の進路話をした際、レナも進路を考える様になった。一度、真剣に何かの絵を書いてみたいと思っていたレナだが、よりにもよって圭一のオットセイが書きたいという。この感性はきっと凡人には理解できない世界だろう。けんたくん人形をお持ち帰りする様な趣味趣向をしているレナについて、深く考えるだけ時間の無駄であるというもの。

圭一はレナにオットセイを写生させた。

レナの目は真剣だった。ベレー帽を被り、目つきは完全にプロの画家である。
前原家には必要な画材道具が全て揃っていて、レナは持ち前の細かい事によく気が付く才をフルに発揮し、見事なオットセイを書き上げた。
レナはその絵を家に持ち帰り、部屋に飾った。

「あのう、レナさん…。パンツを履く姿を見せてくれるという交換条件は…」

「圭一君は詰めが甘いよ…。レナ、そんな恥ずかしい姿、見られたくないもん。」

「そ、そんな!」

「圭一君のオットセイは今、レナの手の中にある! 圭一君がしつこくパンツに拘るというなら、レナは皆に圭一君のオットセイを見せびらかすだけだよ…」

「ひ、卑怯だぞ!レナ!」

「どこが卑怯なの? レナは圭一君の罪を帳消しにしてあげたよ?」

「う…たしかに」

「レナの発言次第で、圭一君を生かす事も殺す事もできるんだよ?
 圭一君…。貴方がした事はそういう事なの。        
 今後は絶対、人様のパンツを盗んじゃ駄目なんだからね!」

レナの言葉には棘がある様でいて圭一の将来を心配したものである。

圭一は深く後悔した。
少なくともレナには圭一への愛があった。だが圭一がレナに求めた事は愛ではなかった。

「レナ! ごめんよ! オレ二度としない!

「判ってくれれば良いんだよ…

圭一は反省し、レナに頭を下げた。


「だけど圭一君…。圭一君はレナの本当の気持ちを判っていないよ?」

「本当のきもち?」

頭を下げている圭一について、
レナは素早くスカートの中に圭一を隠し入れた。

「見られたら恥ずかしいよ? けど、圭一君がレナを見ている姿さえ見えなければ、レナは恥ずかしくないんだよ…」

圭一は突然視界が暗闇になりパニックしていた。

「好きな相手じゃなきゃ、オットセイなんて写生したりしないよ…」

レナはずっと以前から圭一の事が好きだった。圭一が想像している以上に圭一が好きで、圭一の思いは全て叶えてあげたいと思っていた。

だが圭一は、突然視界が暗闇になりパニックしている。レナが何かを喋っているのは気付いたが、内容は聞き取れなかった。

「ぷは!」

圭一がスカートから開放されると、状況を理解するのに時間を要した。

 (え? 今のなに?
 レナがスカートの中にオレを入れるって何?)

レナは意味深な目つきで、スカートをヒラヒラさせながら、圭一を手招きした。

(どういうことだ? レナはオレに襲われてもいいということか? それともスカートの中にinする事だけについてオレは許可されているのか?)

圭一が恐る恐るしゃがんでみると
レナはジャンプして圭一を頭から包み込んだ。

(なんじゃこれは! 何も見えん!)

桃の香り。圭一は視界を奪われた世界で感知できるものは唯一、ピーチフレグランスだけだった。

(女子特有の甘い匂いというが、単に女子がスイーツ好きだから、体臭がそうなっているのではないのか?)

「なあ、レナは今日何を食べたんだ?」

圭一がレナの股でモゴモゴと喋った。
モゴモゴしていてレナは聞き取れなかった。

「だ、だめだよ…圭一くん、そんなエッチな事しちゃ…」 

思わず、内股になるレナ。圭一はレナの太ももに頭をガッチリされる。
圭一の髪の毛がレナの大切なところに擦られる。

「きゃ!」

太ももで耳が塞がれ、レナの悲鳴が聞き取れない圭一。

「れ、レナは、そういうのはまだ早いと思うかな」

頬を染めて、困った顔をしたレナ

「圭一君は、レナにそういう事したいの…かな?」

レナは今日一パンツに拘っていた圭一を思い出していた。
圭一だって恥ずかしいだろうオットセイ。それを写生させてまで、取引に応じたのだ。自分とエッチな事がしたいに決まっている。

レナに必要なのは一線を超える覚悟だった。
だが恥ずかしい。
圭一の前で裸になったり下着姿になったりするのは、想像しただけで赤面してしまう。
ましてや家には父親がいる。行為をしている所を見られてしまう訳にはいかない。

レナには性的な知識はそれ程なかった。
ただ、スカートの中で圭一がどんなエッチな事をしてくれるのか、興味があった。
レナは部屋の電気を消してみた。

圭一は足元を照らす光さえ失い、真っ暗に。
思わずこけてしまった。
明らかに事故
だが
圭一の股間とレナの股間が重なった。
暗闇で何も見えない二人。レナは状況が分からなかったが、圭一は理解した。ピーチフレグランスの中心に届いていることを。

視覚を完全に奪われた事で、ピーチフレグランスの発生源に神経が研ぎ澄まされた圭一。
桃のフェロモンは鼻や口だけで感じれるだけではなく、皮膚呼吸からも感じとれた。
ピーチフレグランスの発生源はレナの股からだった。股から発せられるフェロモンは直近にある圭一のオットセイが吸収していく。


圭一は困っていた。
自制心に歯止めが効かない、
圭一はレナにしがみつき、グラインドを開始したい。

レナに身体が目の前にある。暗くて見えないけど確かにある。

レナのカラダ、これまで深く意識した事が無かったけど、今は身体を擦りつけたくてたまらない。オレは触覚を頼りにレナの身体の輪郭を調べた。

レナの右手を見つけた。その手を握るとレナは握り返してくれる。左手も握るとレナは握り返してくれた。レナはオレの事が好きなのか? オレなんかで本当にいいのか?

だが俺の心に余裕はなかった。レナの気持ち配慮する余力が全くない。オレは今、これまで一度も経験した事が無い程レナが好きでレナを欲していた。
自制心が働かない。オレはレナの手を強く押し付けながら、身体の赴くまま覆い被さって、身体を擦りつけた。

レナからほんのり香る桃。

肌の柔らかさ。

それらを感じながら、
オレはヌルヌルにベトベトになっていた。
レナにイケない事をしている。それは重々承知している。
でも止まらないんだ…。レナが好きで、レナが好き過ぎて…

今のオレは自分の想いを満たす為だけに、レナを道具の様に扱っている。そこにレナへの配慮やレナへの尊敬の念は何も無かった。
オレはただただ、レナを傷付けてしまった。レナの心を壊してしまった…

圭一は
レナにしがみつき、レナにグラインドしていた。

「や、やめて!

「痛いよ!圭一君!

「や、やめて…」

「どうして…

もはやレイプの様相。
レナは大声を出すと父親に気付かれてしまうので、圭一が与える痛みについて、我慢してしまった。

圭一は射精するまで辞めなかった。

唯一の救いは、ズボンまでは降ろさなかったこと。

我を忘れて一心不乱に腰を降っていた圭一は、直接レナに挿入するまでには至らなかった。

レナは泣いていた。
圭一が自分に何をしたのか、なぜそうしたかは分からなかったが、
酷い事をされた事は理解した。

レナは行為の最中痛くて何度も圭一を諭した。だが圭一は一度としてレナの声を聞き入れなかった。
それが悲しくて、やるせなくて、その日からレナは圭一との友情を諦めた…



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魅音編の続き 17禁



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いきなりの展開

魅音はブラを外した。
たわわな胸がぶらんぶん
圭一は目のやり場に困った。

だが魅音の胸はマシュマロの様にやわらかく、桃の香りをぷんぷんさせた。

ほんのり熱を帯びた胸
ほんのりと桃色

そこに圭一の顔面が吸い込まれる。

ふーふー、と呼吸をする圭一。
くすぐったさと圭一の温もりを感じる魅音

鼻の下をデレデレに伸ばす圭一に対して、魅音はいやらしい目つきで圭一を見下ろした。

圭一が息を吐く度、魅音も息を吐く。
胸に挟まれ息がしにくい圭一と、胸揉みほぐ運動して息を切らす魅音
対照的かつ共通項のある二人が今何をしているかといえば…

パイズリだった。

魅音は圭一が好き過ぎてしまい、ついに押し倒した。その後二人はどうなったかといえば、こうなった。
そうなるまでの細かい過程はない。
冒頭からの如く唐突なのであった。


圭一は谷間に挟まれたまま、鼻血が出そうになるのを我慢した。
魅音は谷間を伸縮自在に動かした。圭一の鼻、目、眉毛が魅音のやわらか肌をくすぐる。

『なんて卑猥な事をしているのだろう。』魅音は恥ずかしくて圭一から目を背けた。


だが魅音は圭一のオットセイにもパイズリをし始めた。
「どう? 圭ちゃん、気持ちいい?」
オットセイは魅音に挟まれ、きゃんきゃん鳴いていた。
良く見ると絆創膏がちくびに貼られている。
乳輪が全く見えないのに、何故か凄くエッチに見える。

魅音が胸をこねたり、上下に揺さぶると、オットセイの目が涙で潤い始めた。

「圭ちゃんがレナや詩音の胸をチラチラ見てたのは知ってたよ…。だから…」

魅音は圭一の為に何かしらの愛を捧げたかった。圭一を好きな気持ちをどうにかして示したかった。けれど何をして良いか分からなかった。
ただでさえ、この手の問題に不器用な魅音
好きな異性に対して恋愛感情をどの様に表現するか、これまで一度も考えて来なかった魅音は、あれこれ考え、考え過ぎた果てに、誰もが予想もしない地点へと着地した。

圭一オットセイは柔らかい谷間の中でドクドクと脈打つ。ベタベタとヌルヌルが糸を引き、オットセイと共にもみくちゃにされる。
魅音のパイズリは、手でちくびを押しつけて、真っ平らにしてみたり、内側に寄せまくったり、ぷるぷる弾いたり、色々なバリエーションがあった。
もしやプロの手つき?と圭一は思った。
だが魅音のパイズリは今圭一にしているのが初めてである。

魅音は予め、鏡を見ながらトレーニングをしていた。
圭一がどうしたら喜んでくれるかを必死に考えた結果として、魅音はパイズリの極意を極めた。
ちくびに絆創膏が貼られているのは、トレーニングをし過ぎて腫れてしまったからである。だが圭一はそんな魅音の努力に気付く事は無かった…

「圭ちゃん、、もし、詩音のことが好きなら、私は詩音のモノマネをしてあげるよ…」

魅音は髪留め外した。
肩まで下ろされた長い髪は、ふわっとした風を圭一のオットセイへと運ぶ。
ふわふわの白い肌。
魅音が手のひらにチカラ込める度、連動して魅音の鎖骨が浮き沈みをする。
その浮き沈みと共にオットセイはこねくり回される。

「圭ちゃんさん、おねえと私、どっちが好き?」

つぶらな瞳が圭一の目に映る。

甲乙つけがたい。圭一は、どちらも好きだった。

「圭ちゃんさん、おねえと私、どっちと交尾したい?」

質問しながらもオットセイは揉みくちゃにされていた。

上目遣いの詩音が圭一の目に映る。

「圭ちゃんさん、おねえと私、どっちに中出ししたい?」

魅音の目は鋭く圭一を見ていた。
答えを間違えれば、その先のプレイが継続されないのは誰が見ても一目瞭然だった。

思わず圭一は言った。言ってしまった。
「し、しおん…」

パイズリという名の潮の波が止まる。
「圭ちゃん…。酷いよ…」

悲しむ魅音の顔を見て、圭一は我に返った。しぼむオットセイ。

「ご、ごめん! 魅音…。あまりに詩音にそっくりだったから途中から詩音だと勘違いしてしまって…」

ほんとうにごめん。圭一は真剣に謝った。だが…

「圭ちゃん…。悪いと思ってるなら、そこに寝そべってよ。」

圭一は言われるがまま寝そべった。

圭一が寝そべった所は、拷問台であり、手や足を縛る装置が取り付けられていた。

「圭ちゃんにこんな事はしたく無かったんだけどね…」

魅音は圭一の自由を奪った。

「まあ、私が勝手に詩音のマネをした訳だから…。詩音と私を間違えたからって圭ちゃんには罪はない。でもね…」

魅音は奥の部屋に行くとトンカチと釘を持ってきた。

魅音はトンカチを振りかぶった…













「冗談〜♪」



「私の正体は詩音だよ〜」

「圭ちゃんさんと、おねえが最近ギクシャクしてるらしいから、ちょっと調査をね…」

「ちなみに、さっきパイズリをしてたのはオネエね。
 可哀想なオネエ…。必死で圭ちゃんさんのをしごてあげたのに、まさか私の名前を呼んじゃうなんてね…。」

「オネエはショックでしばらく会いたくないってさ。」

「ま、そりゃそうなるよね…」


「オネエの代わりに私が圭ちゃんさんに罰を与えるわ。罰として、しばらく、そこにいるように。」






オレは詩音の目が濡れている事に気付いた。
今、目の前にいるのは詩音のマネをした魅音に違いない。
おそらく魅音の乙女心を深く傷付けてしまった。女のプライドを抉ったのだろう。

詩音になり、自分を偽わらなければ、オレとは会話すらしたくない。という意味だろう。


オレはどうすればいい?
正体を当てて詩音を否定して、そこに意味があるのか?
魅音の乙女心に気付かなかったオレが今更何と言えようか

だが何かを言って魅音をフォローしなければ、恋愛どころか、友情すらも壊れてしまうのは確実だ。


雛三沢で出会った最高の友を失うかもしれない。
圭一は魅音を失うのがとても怖かった。

今から圭一にできる事。
それは魅音の名誉を挽回する事くらい…

「オレは確かに詩音も好きだけど、その100倍は魅音が好きだぞ。魅音が詩音のマネなんてしなくて良かったんだ。オレは魅音にされたかったんだ…」









「オネエ聞こえた? 圭ちゃんさんは、私より100倍オネエが好きだってさ〜」


「ほんとうに?」
小さな声にて
奥の部屋からもう一人の魅音が現れた。
魅音は照れながら、圭一にちょちょこと歩み寄る。


「私のこと、詩音の100倍好きなの?」

「あ、ああ、100倍だ!

「じゃあレナの何倍好き?

圭一は後に引けなかった。

「レナの100倍だ!」




「圭ちゃん…。それは流石に盛ってるよね? レナは飛びきり美少女じゃん。私に勝ち目なんてないよ?」


「そんな事ない! オレは魅音の事をレナに負けているだなんて思った事ないぞ!」

「ありがとう圭ちゃん。嘘でも嬉しいよ。」

そう言って拷問台から圭一を開放した魅音


「私、ちょっといき急ぎてたのかもね…。」

「ほら、進路の事とか真剣に考えてたら、将来、圭ちゃんと離れ離れになる時がくるんじゃないかと思ってさ…

「でも離れてたって私達の関係が終わる訳じゃないんだよね…」


「詩音、今日はありがと。圭ちゃんの気持ち、なんとなくわかったよ」


何が分かったの?

「圭ちゃんは、想像以上のドスケベだという事が分かった。圭ちゃんと付き合ったり結婚する人は苦労するだろうね〜」


地下室から開放された圭一は、とぼとぼと家路についた。
色々あって魅音のパンツの件はすっかり忘れてしまっていた圭一。

頭の中を巡っていたのは、魅音のパイズリだった。
思い出すと魅音は、ちくびを絆創膏で隠していた。きっと魅せるのは恥ずかしかったのだろう。
圭一は自分に置き換えて考えた。女子の前で積極的にちくびを見せられるかどうかを。

恥ずかしさに耐えながらもオットセイを可愛がってくれた魅音について。圭一は感謝しなけばいけないと思った。

圭一は園崎家の方角に向ってお辞儀をし、手を合わせ、そして願った。
どうかもう一度パイズリのチャンスがあります様にと。

「ついでに魅音と詩音のパンツもお願いします!」













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■実験的投稿【魅音が圭一を押し倒してパイズリを開始するまで】「小説家になろう」だと18禁扱い

実験的投稿です。
魅音のパイズリ行為が透け透けの服の中で行われていた】という設定を加えてみる。

例えば
透け透けなスリップ、ネグリジェ。ランジェリーの様なものを魅音は着ている。。例えば以下の様なもの

https://wowma.jp/item/286274686?aff_id=kwm



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魅音は圭一を押し倒して、椅子に座らせた。

上着を脱ぐ魅音

「え? ちょっと! 魅音??

圭一が戸惑っていると、魅音は透明なスリップ姿に。透けて見えるブラとおっぱい。そして下半身…

魅音がブラを取ると放漫なおっぱいが、ぼいんと全体に広がり、スリップにはち切れんばかりに

(まさかこれはレナのとき同様に誘われているのか?)

(だとしたらオレは今度こそ紳士的にリードを…)


「圭ちゃん、恥ずかしいからあんまり見ないで…」

圭一は目を瞑った。行儀よくしていれば、次の展開が待ってるはず。   

圭一の鼻頭を桃の風が吹き抜けると共に、柔らかいものが顔に触れた。
圭一は透け透けカーテンの内側に入れられていた。
生唾ごっくん。
魅音の谷間は目と鼻の先で、ふわふわしてモチモチする。

「圭ちゃん、パイズリって知ってる?」

「ぱいずり? なにそれ?

「おっぱいの谷間に顔をうずくまらせたり、ぱぷぱふするの

「ま、まさか、今から、それをやってくれるのか?」

魅音は何も言わず、ぱぷぱふし始めた。  

顔面パイズリの残念なところは0距離にて、肝心のおっぱいがよく見えない事だ。

顔に、ぱぷぱふされるより、遠目でいいから魅音のおっぱいを眺められる方が幸せかもしれない。が、その見解は大きな間違いだった。

椅子に座る圭一にパイズリするには魅音は圭一の膝の上に股いで乗らなければいけない。
魅音の股、魅音の子宮が殆ど0距離で圭一の股間に来る。

圭一のオットセイは子宮から桃味のフェロモンを吸い込み、はち切れんばかりに急成長していた。

魅音の股にオットセイを擦りつけたくて、たまらない圭一。
だが妄想世界でレナを傷付けてしまった経験を踏まえ自制する圭一。

魅音は圭一のオットセイが膨張したのを
パイズリのお陰だと思っていた。
圭一の為に沢山練習したパイズリ。圭一がパイズリで欲情しているもとの思った魅音は更なる奉仕を開始した。



「圭ちゃん…おちんちん出して。」


「は、はい!?」

「いいから! 出して!」

「と、言われましても、おちんちんは人様の前で出すものではないという前原家の家訓が…」

言い訳をする圭一をよそに、ファスナーを上げてオットセイを引き出した魅音

「わ、私だって恥ずかしいんだからね…」   


魅音は透けカーテンの中に圭一のオットセイを強引に引きずり込りこんだ。
オットセイから見ればある意味逆レイプ。

顔よりも遥かに気持ちいいオットセイへのパイズリ攻撃。
練習で培ったパイズリ技術は、このタイミングにてようやく発揮されるとなる…



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前話に戻り、魅音の透ける服装を想像しながら読むと違った視点で読めるかなと思う。
圭一の為にパイズリ技術を習得する。そんな魅音が圭一の為にセクシーな服装になる事自体は不自然ではない。
だが、それが読者に受けるかどうか、あまり自信なし。


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■18禁 圭一の妄想 一人称視点※



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圭一はキスの嵐以降から、部活メンバーの女性陣をエッチは目で見るようになっていた。
普段は平静を装っている圭一だが、妄想の中でエロスを爆発させていた。

たとえば梨花について。
一話にて、圭一を引き倒して、ディープキスをしていた梨花
あられもない格好にて、スカートから伸びる足で圭一をガッチリホールドしていた梨花について。
【もしレナが現れなかったらどうなっていたか?】という妄想にふけっていた。
圭一の妄想は独特であった…

〜妄想〜


オレは腕立て伏せの状態だった。
力を抜けば目の前の梨花ちゃんは頭を地面にぶつけてしまう。
オレはゆっくり腕から力を抜き、梨花を着地させた。
着地といっても、梨花ちゃんはオレの下敷きになっていて、オレに抱きついたままだった。
そしてどこで覚えたのか、梨花ちゃんは舌を出し入れする大人のキス続けていた。

前々からどこか大人びた言葉遣いや表情をする梨花ちゃんを、オレは気になっていた。
妄想する前は気になる程度だった。だが、キスをされて以降は…


「圭一…。僕はこう見えて大人なのです。だからボクと圭一がこれからする事について、児童虐待等の都道府県の条例違反になったりしないのですよ…」

と言って、にぱーな笑顔をみせる梨花ちゃん。
そんな梨花ちゃんにオレの答えは、

梨花ちゃんは、法律に詳しいんだね…。でもオレは法律なんてどうだっていいさ。逮捕されても構わない。
梨花ちゃんが欲しいよ…。キスの先、ディープな先を教えてくれるかい?」

オレの問いに梨花ちゃんは…

「圭一はボクと一緒にどこまでいきますか?」

『どこまでとは?』

「ボクの中で出すのですか? それとも避妊はしっかりしますか?」

避妊という言葉は聞きたくない。

「やると決めるとき、オレは子育てまで込み込みなんだ! だから…」

その言葉を聞いた梨花ちゃんは人差し指をオレの口に当てて騙らせた。『喋らなくても判っている』という合図らしい。


「ボクも圭一と同じなのですよ。やるからには中に。僕の中へと沢山注いで欲しいのです!」

【中に出す。中に出していい】禁断の同意を得たオレに、無限のエッチパワーがチャージされていくのだ。

妄想の世界なのにわざわざ同意を得るという意味不明な展開について他人は理解できないだろう。しかし、オレには必要なルーティンワークである。

これで準備は万端。
あとは梨花ちゃんを犯すだけだ。
オレは一先ず梨花ちゃんを床に押し付けた。
力を抜くだけで交尾が開始できる位置にいる。
しかし、床に押し付けた梨花ちゃんについて冷静に考えると不憫である気がした。梨花ちゃんの綺麗な黒髪が床の汚れを吸着してしまう。

しかも油断するとオレの体重が小さな梨花ちゃんに強く、のしかかりそうにもなる。
思えば梨花ちゃんは軽い。持ち上げるのは簡単だ。
とりあえずオレは立った。梨花ちゃんはオレに抱きついたままだから何も問題はない。

SEXをする事に無我夢中で忘れていたがここは教室だった。人に見つかる訳にはいかない。
オレ達は窓際のカーテンにくるまった。
もし誰かに見つかっても「二人で隠れんぼしていた」の言い訳で乗り切れるだろう。

カーテンの中
梨花ちゃんに抱かれたまま上下運動するオレ。


「はぁ、はあ、僕、圭一の事が好きなのです」

「はぁ、はぁ、オレも梨花ちゃんが好きだよ」


梨花ちゃんの長い髪が揺れる。
子供特有のサラサラした髪質に、光が反射して頭頂部は天井の輪ができている。
思わず触ってしまう。つい言ってしまう。
「き、綺麗だよ…梨花ちゃん…」

照れた梨花ちゃんはオレから目を逸らした。

オレが梨花ちゃんの部位で一番好きなのは目だった。
梨花ちゃんの目を見たい。
だけど、恥ずかしくて普段は梨花ちゃんの目を見れなかった。

梨花ちゃん…。
お願いします。こっちを向いて…

梨花ちゃんの目が好きだよと言ったら、余計に照れさてしまった。

今の段階では目を合わせてくれそうにない。

オレは天使の輪で妥協した。

天使…。
まるで天使とセックスしている気分だった。
もしかして梨花ちゃんから羽でも生えてるのか? 宙に浮いてて…だからこそ軽いのか?

梨花ちゃんを抱きしめる力が強くなるオレ。
いきそうだった。

「圭一! 圭一!」
梨花ちゃんの小さな手が、オレの背中を強く握った。
梨花ちゃんの伸びる足がオレの腰を強く締め付けた。

中に出したいオレ。梨花ちゃんはどうなのか?
中に出して良いと言ったが、本当に中にしていいのか?

「…圭一はボクの中で出したいのですよね? だったら、思いっきり、注いで欲しいのです!」

大それた事を平気でいう梨花ちゃんをオレは愛おしく思った。
梨花ちゃんはこんな小さな身体で俺との人生、運命を共にする覚悟もあるのだ。
いじらしい女心。男として拒む理由等をあるはずがない!


「はあはあ、レナや魅音も圭一の事が好なのです。圭一、浮気しちゃダメ…なのです」

「し、しないさ! オレは梨花ちゃんだけと心に決めた!」


「け、圭一ー!」
密着状態から吐き出される梨花ちゃんの桃味吐息

「もっと激しく突いてー!
 奥まで突いてーー!!!」

梨花ちゃん叫びの振動。0距離にて梨花ちゃんの吐く息、吸う息すらも振動となってオレに伝わってる。もしかしてオレの心臓の音や息遣いの振動なんかも梨花ちゃんに伝わっているのだろうか?

「圭一が好き!好き好き大好き!!」

梨花ちゃんがオレは強く掴んで来る。
そんなにオレの事が…

思わず俺も梨花ちゃんを抱く事に力がはいる。
力を入れる度、梨花ちゃんの体温を感じる。
オレが梨花ちゃんを強く抱けば抱くほど、梨花ちゃんもその都度、俺からを熱を感じているという事なんだよな…

「圭一に見つめられると、恥ずかしいのです…」

残念ながらオレから目を背ける梨花ちゃん。
だけど横顔も可愛いんだよな…

スカートの隙間からヌルヌルが糸を引く様に落ちてるのは、オレのものか、それとも梨花ちゃんのものか…

気付いたらオレは梨花ちゃんに足でガッチリホールドされていた。オレのヌルヌルのオットセイが梨花ちゃんから抜け出せない様にされていた。

梨花ちゃんがオレ抱きしめる力が増していく。梨花ちゃんの小さな手がオレの背中に痛い程食い込んだ。
スカートから伸びた細足はオレを掴んで離そうとしない。梨花ちゃんの足先に学校指定の赤い上履が見える。罪の意識が溢れてくる。梨花ちゃんは小学生なのだ。義務教育中の児童である。
しかし、梨花ちゃんは、いつ中に出されてもいいように覚悟を決めている。

「圭一…好きなのです。ボクは圭一が大好きなのです!」

気付いたらオレは梨花ちゃんの身体が跳ねる程に上下していた。
梨花ちゃんは必死でオレにしがみついている。

「圭一好き! 圭一好き!」

オレも梨花ちゃんが好きなんだ、逝ってしまいそうなんだ。

「ボクの中にドクドクするなら、その前に一言、言うのです。その時ボクは、いままで誰にも見せた事のない様な最高のにぱー顔をして、圭一を胸キュンずっキュンさせますのです。だから圭一も頑張ってボクの中に注ぎ込むのですよ」

なら、こんな感じで宜しいでしょうか?

「いくよ梨花ちゃん! 
 これから中にドクドクと注ぎ込むよ!

「き、きてーーーーー!」

本当にいいんだね? 後悔しないね?
やるよ! やっちゃうよ!
梨花ちゃん! 中に出すよ!





「け、けいいちーーー!」


梨花ちゃんの中で脈打つヌルヌルとドクドク
梨花ちゃんは頬を染めながら、オレの目を見つめていた。
梨花ちゃんの瞳の中に見えたオレの姿は一線を越えてしまった姿…

高校生が小学一年生の中に射精してしまった。
倫理的に許されない愚かな行為…。同意を得たからといって、やっていい筈がないのに…

「してはいけない」だからこその興奮。
だからこそ中出したい。

  
梨花ちゃん! また中に出すよ!」


「け、けいいちーーー!」
再度梨花ちゃんの中で脈打つ
梨花ちゃんのスカートの中がヌルヌルでベトベトになる。
だが、まだ終わらない。終れない。

オレは先程と今、2回逝きましたが、それはあくまで妄想中の自分です。まだ本体は終わってません。

これは妄想世界である故、オレは無限に梨花ちゃんに中出しができるのだ。

妄想内のオレは永遠に梨花ちゃんと合体していたい。
永遠に梨花ちゃんと快楽の時間にいたい。
だから何度だって中出しする


梨花ちゃん! これが100回目の中出しだよ!」



「け、けいいちーーー!」


教室の外には登校中の児童達。
そろそろ終わらないといけない。

「圭一は言いました。ボクとの行為で逮捕されてもいいと。あれは嘘だったのですか?」

「嘘じゃないさ、梨花ちゃん…」

「…圭一は雛三沢界隈では口先の魔術師という通名がついているのを知っていますか? ボクには圭一の本心は分からないのです…」

「そうか…なら梨花ちゃん…。 みんなに俺たちのエロパワーを見せてやろう!」

俺は梨花ちゃんに合着したまま、何度も注ぎ続けた。そして梨花ちゃんとオレは互いに見つめあったまま教室から逃げなかった。オレが逮捕されて連行される最中も…



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■18禁 圭一の台本※

〜まえがき〜

読み進むめると途中、児童虐待のレイプシーンになります。抵抗ある人は
《link:10#jp》「圭一は優しい妄想をした。」まで《/link》ジャンプして下さい。



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圭一はエロスの妄想を寸劇風の台本に起こしていた。圭一の夢は建築家ではなく、AV監督になる方向にシフトしていた。

【とにかく書いてみる。一行でも二行でもいい。あれこれ考えず、思い付いたものを書いてみてる。書いた後、そこから考えるのだ!】

↑のセリフは小説家やシナリオライター志望者に向けたマニュアル本にしばしば登場する文句である。
圭一はそれを実践していた…


〜本文〜

「辞めてくださいまし、にいにい!

智子は兄サトシの性欲処理にされていた。

「どうして! どうしてこんな事を!」

サトシの性的趣味は変わっていた。

サトシは智子の背後に立ち。智子のスカートに手を突っ込んで、パンツを脱がしたり履かせたりする。パンツを上下にピストン運動させることが、まるでsexのごとく、サトシに快楽を与えていた。

「にいにい! パンツはもう自分で履くから!」

「だめだよ…。パンツを履かせるのはボクの役目なんだ。

「どうして! どうして、にいにいは
、わたくしにパンツを履かせるの!? わたくし、もう一人でパンツくらい履けますのよ!

「智子…。ボクはガッカリだよ…。智子の口からパンツごときだなんで言葉が出るなんて…

サトシはどんよりとしていた。

「智子には分からないのか! パンツがオメコに再会して喜びの笑顔見せたり、、パンツとオメコが離れ別れて切ない思いをしているのが分からないのか?
 

「分かりません! どこをどうしたら、パンツが笑顔を見せるのですか!」

サトシは智子を鏡の前に立たせて、パンツいっちょうにした。
「これから、パンツの上げ下げをするから、その目で良く見るんだ! パンツの意思を読み解くんだ。」

サトシはゆっくり智子のパンツを下ろした。

「わかるかい? オメコが見えるか見えないかの寸前まで下ろしたパンツのしわくちゃ具合を良く見るんだ!」

智子は鏡に映る自分をよく見た。おっぱいの小さい自分、魅音やレナと比べたら遥かに幼児体系な自分を見つめ、どこもかしこもダサイ事にガッカリしていた。
智子はおっぱいを揉んでみたり、身体を捻ってセクシーさの欠片もない尻を見たりして溜息をついた。サトシの話は全く聞いてない。

サトシはマジックで横線を引いた。
智子からパンツを半分脱がせた地点、オメコが見えそうで見えない場所にラインを書く。

「このラインがパンツとオメコが感動の再会を始める場所であり、尚且つ、感動の別れが始まる場所である。ここが、2つの矛盾点が重なり合える重要なポイントであり…」

つまりサトシはそこに無限のエネルギー集まるという。
量子コンピュータの重ね合わせの原理の様に人間の未来に大きな可能性が広がるらしい。

サトシは一心不乱に智子のパンツを上げ下げした。
パンツのゴムが伸びて智子の胸まで届く。

「もう! いい加減やめてくださいまし!





「まだまだだよ!




摩擦熱で煙がでる。
智子は退屈でアクビをした。

立ったまま眠り始めた智子。

サトシは智子が眠りについたのを見るや。

智子の口に貪りついた。
まるで長年性欲を我慢してきた獣の様に。
年齢なんて近親相姦なんて気にもしないで、一心不乱に智子の唾液を吸おうとする。
舌使いも念入りで、上の歯茎、下の歯茎の隅々まで舐め回す。
智子の頭を両手でしっかりとホールドし、何度もキスする。

智子の唇をしゃぶりながら、
サトシのオットセイが、オメコに触れようとする。しかしサトシのオットセイは智子のパンツ越しにオメコへと触れていた。
流石に兄妹でするには躊躇ったのか



「嗚呼、嗚呼!

「さ、さとこ〜

「はぁ!はぁ!」

サトシのあえぎに智子は目を覚ましてた。

智子は驚きはしなかった。

いつもの事の様に受け入れていた。

智子はこの現象について理解できなかった。

なぜ、パンツ越しにオットセイを自分にごりごりするのか。
パンツ越しでなくとも、理解はできなかったが。

さとこ!
さとこ!
好きだよ智子!
愛しているよ智子!


智子がこの行為の嫌なところは
行為中にサトシが愛を囁き出したら、パンツの周りがベトベトになる事だった。
逃げようとすれば、痛くなる程に強く抱きしめられる。
逃げようともがけば、口から酸素を吸い取られ、動けなくされる。
智子にとってパンツがベトベトにされるのは我慢するしかない日常であった。

「今日もパンツをベトベトにされた…」

智子は風呂場でシャワーを浴びて、新しいパンツに履き替えた。
いつもなら二度目はない、だが今日は違った。
サトシは再び擦りつけてきた。

「もう! なんのなの!」 

満月の夜。サトシの中のオオカミが目を覚ましていた。

そして今日サトシは智子に挿入を始めた。

ベトベトになって滑りが良くなっていたオットセイは、智子の中に滑る様に挿入された。

いつもと違う感覚に襲われた智子は、思わず内股になった。
内股になった智子はサトシの身体を締める様にホールドしてしまった。
サトシは気兼ねなくグランドした。

「い、いたい!

「やめて!にいにい!

智子の言葉は届かない。サトシはオオカミになっている。

「どうしてこんなことするの!

ヌルヌルしたオットセイが智子の中で暴れる。


「やめてー!」

屋内に響き渡るのは智子の悲鳴と、サトシの愛の囁きだけだった。

「きらい!にいにいなんて、大っきらい!

サトシは逝っていたが、智子を離さなかった。大きな身体で智子をマウントし、二度目のエネルギーを溜め込む。

「にいにいなんて、どっかいっちゃえ!

智子の願いも虚しく、オットセイは再び目を覚ました。
ヌルヌル感は更に増している。
智子が悲鳴を上げる程のスピードでグランドをするサトシ。

「誰か、誰かたすけてー!

智子の脳裏に生前の父親の顔が過った。

智子に封印されていた記憶が呼び覚まされる。

実の父親からも、今のサトシと同じ事をされた。

母親はそれを見てみぬ振りをしていた。
だから、智子は二人を殺し、記憶を封印した。

だからといって、殺す必要まではなかった。
児童相談所の存在を知っている今の智子にとって、親殺しの罪について、以前よりも更に受け入れられない。
智子はショックのあまり気絶し、再び記憶に蓋をした。

サトシは倒れた智子に射精を続けた。
「愛している」と連呼しながら、中に出し続けた。
何度も愛を囁きながら、出し入れされるオットセイ。何度も子宮内に満たされるベトベト。
海外では小学一年生でも妊娠した事例はある。サトシ、これ以上はやめるんだ。

危機的な状況にある智子。
気絶しているから痛みはない。痛くない。だから良かったでは済まされない。

気絶した智子は、夢の中でも犯されていた。

「にいにいやめて!にいにいやめて!」

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!」

あまりに可哀想なので、圭一はシナリオを変えた。

フィクションとはいえ追い詰め過きてしまった。
《id:jp》
どうせエロスに溺れるなら、幸せな溺れ方に導いてあげたい。


圭一は優しい妄想をした。

「け、圭一さん? ここはどこ?

智子は圭一の作り出したエロエロ空間にいた。

「ここでは誰もが、もの凄くエッチな気分になるんだよ。

圭一は智子にオットセイを見せた。
智子はどうしょうもなく、エッチな気分になった。

「け、圭一さん…。わたくしの中に、今すぐにそれを…」

智子は身悶えながらガクブルしていた。
パンツいっちょうの智子は、パンツをオメコラインまで下げた。
全てを脱ぐのに意識が向かない程に、圭一のオットセイに意識が向いていた。


「入れて欲しいのかい? あらよ!


オットセイがオメコラインに捻じり込むように侵入した。

「け、圭一さん!



「なんだい?」

「圭一さんのオットセイが激しくウネリますの

『痛くないかい…?』

「は、はい…。痛いどころか、気持ち良すぎてて、わたくし、このままどうなってしまうのでしょう?

『大丈夫だよ…。身体の力を抜いて、オレに身を任せるんだ…』

「圭一さんの大きな手が、わたくしの身体を優しく撫で回して…」

智子には見えないが、圭一は今、千手観音の様に幾重にも手が生えている。智子の撫でられたい部位をあらゆる角度から撫でている。


「き、きもち、いい、ですわ…」

智子は安心しきった子猫の様に圭一に抱かれていた。

智子に天使の輪が現れる。
それは髪質の良さを示すものであるが、智子はこれまで人より多くのストレスを受けていて、髪質にダメージを受けていた。天使の輪とは縁遠い生活をしていた智子にとって、天使の輪は健康の象徴なのであった。


だが智子は急にモジモジとし始めた。

「わたくし、圭一さんの事が好きです。好きなんですが…」

圭一と合体したままの智子は背後を向いた。

「わたくし、なんだか、恥ずかしくて、切なくて、圭一さんの顔をまともに見られませんわ」

おちつかない智子は手を何かしら動かそうとしていた。パンツの両端を持ち、無意味に伸ばしては手を離す事を繰り返す。。パチン!パチン!という音がエロエロ空間に響き渡る。

靴下とスカートの間の領域を絶対領域というなら、
見えそうで見えないオメコとパンツの間の領域については、絶界領域と呼ぶに相応しいかもしれない。
絶界領域の需要はどれほどあるかは不明だが、確かにある。少なくともこのエロエロ空間ではそれが求められていた。

智子には無意識に絶界領域を使いこなす才がある。

「そんなことより、わたくし、圭一さんを見ようとすると心臓がドキドキとしますわ」

智子は時折、圭一に目を背けながらも、頑張って目を合わせようとしていた。伝えたい事があった。

「わたくし、圭一さんの事が好きすぎて、結婚したくて仕方ありませんの。圭一さん、わたくしと結婚しませんか?」

「嬉しいよ…。智子からの結婚の申し出。だけど良く考えた方がいい。ここは妄想の世界なんだ。戻ればオレはしがない圭一で、今のように智子を幸せにする事なんてできないんだよ…」

「妄想の世界でも宜しいですわ。圭一さんが、わたくしをそこに連れていってくれれば

「そんな手間は必要ないさ。妄想の世界は智子だって生み出せるんだ。智子の見てみたい世界はなんだい?

「わたくしは…

智子はBLの世界に興味があった。
サトシや圭一、入江がラブロマンスの果てに禁断の不倫や殺し合いをするのが、見たかった。

「圭一さん、ありがとう。わたくしは、わたくしで自分の求める世界を生み出しますわ。」

「でも、その前に、圭一さんと最後のラブロマンスをやらせてくださいな。

智子は圭一の前に立ち絶界領域を見せた。
智子はパンツを横に引っ張り、パチンパチンとした。
お礼のつもりだろう。
圭一の意志に関係なく、智子はエロエロ空間をコントロールしていた。

圭一のオットセイが智子に反応する。

「実はオレ、智子に、にいにいと呼ばれたい。」

「いいですのよ。圭一さんが望むなら、いくらでもにいにいと呼びますわ

「オレは智子の中にオレのベトベトを注ぎたい

「わたくしの中にお出しになるなら、許可なんていらないですわ。いつでもにいにいのベトベトを注ぎ込んでくださいまし。」

その前に智子…唾液をくれ

「にいにいはそんな趣味が?

「笑ってくれ。オレは唾液が好きなんだ


「どうすればいいのですか? キスをしながらですか?


「キスもいいが、30cm上くらいから、糸を引くように頼む


「にいにいは、アブノーマルな変態なんですわね…

そう言いながら智子は圭一に唾液を注いだ。

智子液が糸を引くように圭一の顔にかかる。

「にいにいの口の中に上手く入らないですわ…

「いいんだ。入ろうが入らまいが、特にそこに問題はないんだ…

「にいにいの趣味、理解できませんわ…

圭一は智子にキスをした。嵐の様な激しいキスを。

激しさに智子は嫌がった。うざがる。そんな顔を見たいのも圭一の趣味だった。
智子は仕返しにキスの嵐をお見舞いした。
あまりに激しいキスに圭一も嫌がる。うざがる。

だが、

誰かに激しいキスをする智子については、幸せそうで、見ていて心が温まる。





































あとがき

羽生「圭一が僕の存在を忘れているのです! どういう事なのです? 作者さんの一番の押しは僕の筈だったはずです! どうして僕の出番が来ないのです?」


作者「好きな人が自分以外の誰かとエッチする様なシーンは見たくないでした…」

羽生「なーんだ。そういう事だったのですか。でもそれじゃ、作者さんはどうやって僕でエロスを満たすのです?

作者「オヤシロ様の前では恥ずかしくて言えません…

羽生「僕の正体は神や仏じゃないですよ? ボクの生みの親は竜騎士07先生なのです。本当の神はあっちなのです。」

作者「前々から気になってたけど、ツノの様な耳の様なそれはなんなの? 宇宙人説あるけど…

羽生「設定上、ボクは宇宙人であるらしいですが、基本は巫女なのですよ。宇宙人的な特殊能力で幽霊になって梨花に取り憑いてますが、自分でこの力を上手にコントロールできる訳でもないし、ボク自身詳しく知らないのです

作者「宇宙人設定なら、宇宙に仲間がいるという事になるね…。会ってみたいと思わないの?

羽生「ボクの仲間…気にはなりますけど、僕にはどうすることも…

作者「きっと羽生さんの故郷では、超能力が当たり前に使える人がいるんでしょうね…死後霊体となって生きる事もてきる…

羽生「まるで、ファイナルファンタジー10みたいな世界…。僕、練習したらケアルとかファイアとか使えたりするかも?」

作者「実はファイナルファンタジー書いてます。良かったらそっちの方に出演して下さいますか?

羽生「僕なんかでいいのですか!?

作者「私にとっては、羽生さんだからこそ、良いのです

羽生「ありがとうなのです。お礼にちゅーなのです。





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――――――――――――――――――――――――――――

■羽生の告げ口

羽生はこの小説の内容を知れる立ち位置いる設定である。

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梨花「圭一…。羽生から聞いたんだけど最近部活メンバーとエッチな妄想をしているそうじゃない?

圭一「え!? 梨花ちゃん、それは一体どういうことで…

梨花「とぼけても無駄よ。 羽生が得た情報筋は確かなもの。しかも、聞くところによると、圭一は僕に100回も中出しをしたらしいじゃない。 妄想の世界とはいえ、圭一はボクを殺すつもりでいたということ。圭一! 恥を知りなさい! ボクはこの事を皆にお知らせしなければなりません…


圭一「ま、待ってくれ梨花ちゃん!それだけはご勘弁を! なんでも言うことを聞きますので、どうかこの事はご内密に!

梨花「なんでもする? ふーん。だったら、圭一には私の性欲処理道具になって貰おうかしら…

圭一「せ、せいよく処理??

梨花「そうよ。圭一だけがお楽しみになるなんて、卑怯じゃない。だから圭一はこれから僕に性的奉仕をしなければならない。

圭一「梨花ちゃんに、性的な奉仕…。それで、一体、わたくしは…どうすれば??

梨花「まずはこれを口に含んで

圭一「なんですかこれ? 何やら黄色い…

梨花「とにかく口に入れればいいの。

圭一「うげー?! まさかこれは尿!??

梨花「そうよ。それは私のおしっこよ。」

圭一「どうして! これのどこが性欲処理なのですか!

梨花「私は私のおしっこを飲める人が好みなの。

圭一「まさか! オレにおしっこを飲めと言うのですか!? そ、それは流石に!

梨花「ええ、判ってるわ。だから口に含むだけで我慢しているの。」

圭一「口に含むだけと言われても…

梨花「圭一、この世界には飲尿健康法だってあるのよ。ある意味おしっこは、とてもポピュラーな飲み物といえるわ」

圭一「おしっこがポピュラー…

梨花「そうよ。ヨガの達人のあの人だってやってる。だから決してできないという事はないの

圭一「つまりオレも頑張ればおしっこを飲める様になる…飲まなくても口に含むくらいなら簡単だと…

梨花「やるの? やらないの? やらないなら皆に圭一の妄想をバラすけど…

圭一「わ、わかりました! やらせて頂きます!

梨花「それと私にはもう一つの夢があるの。

圭一「ゆ、ゆめですか??

梨花「もう一人、私のおしっこを口に含める人が欲しい。その人に圭一が口移しでおしっこ交換するの。

圭一「…

梨花「だから、圭一には探して欲しいのです。僕のおしっこが飲める、あるいは口に含める人を探して来て欲しいのです」

ここまで終始、梨花ちゃんは赤面しながら恥ずかりがりながらも、オレに脅しをかけてきた。怖すぎるよ梨花ちゃん…

梨花ちゃんは頭がおかしいのか? 思えば人間、完璧な人はいないという。オレは梨花ちゃんの完璧な所ばかり見て幻想に浸っていたという事だろう。ああ、梨花ちゃん。もうオレは君でエロい妄想はできなくなりそうだよ。君の事を考えるとおしっこの味を思い出してしまうよ…


圭一は梨花に失望した。が、それでも、梨花の為に仲間を探さなければならない。でなければ雛三沢で生きていけないのだ。

圭一には一件心当たりがあった。


入江京介「え? おしっこが、飲めるかですって?

圭一「例えばの話です。先生はたとえば、梨花ちゃんのおしっこは飲めますか? 飲めないにしても口に含んだりできますか?

入江「流石にそれは…。いくら私が梨花ちゃん押しでも、流石に…

圭一「そうですか…

入江「え、ちょっと前原さん?? もう帰っちゃうんですか??



診療所からの帰り道、元気のない圭一に富竹ジロウが声を掛けた。
圭一はダメ元で聞いてみた。
「り、リカちゃんのおしっこ??」
返事は待つまでもなかった。
「それにしても前原君…どうして君はそんな質問を?」

「誰にも言わないと誓ってくれますか?」

「男富竹! 秘密は絶対厳守するぞ!

「実は…

言いかけて、背後に何者かの気配を感じた。
梨花がこちらを見ていた。
梨花はにぱーと圭一を見ている。決してあの笑顔に騙されていけない。

「な、なんでもないです」

圭一は富竹を振り切り走り出した。


圭一はダメ元で一年生にも聞いてみた。

「富田くん、前に梨花ちゃんと結婚したいって言ってたよね? たとえば、梨花ちゃんのおしっこ飲んだら結婚できるとしたら、どうする?」

「えー!前原さん、流石にそれはないっすよー! 梨花ちゃんがいくら神聖だからって、おしっこまで聖水でできてる訳じゃないですし」


圭一は途方にくれていた。おしっこなんて飲める奴、そうそういるわけない。1000人、あるいは一万人くらい声をかければ見つかるかもしれないが…


圭一の元気のなさに部活メンバーは心配していた。

レナ「圭一君、何か悩みがあるのかな、かな?

圭一「悩みというか、課題というか…

レナ「力になれるか分からないけど、レナ、相談に乗るよ。

圭一「ありがとう。じゃあ、例えばの話、レナは誰かのおしっこを飲める人間に心当たりないか? たとえば梨花ちゃんのおしっこならどうか?

レナ「ええ!? おしっこを??

圭一「だ、だよな〜。いいんだ。今の質問は忘れてくれ。」


レナ「圭一君、諦めるのは早いよ! たとえば、おしっこに蜂蜜とか砂糖で味をぼかせば、飲めない事もないんじゃない?

圭一「味をぼかす…

レナ「おしっこの味だと分からなければ良いんだよ!

圭一「おしっこだと思わせなければ、飲ませられる…

圭一に一筋の光か舞い降りた。

圭一はレナにお礼を言って、足早にかけた。

圭一が向かった先は駄菓子屋だった。
店にはジュースの粉が沢山あり、それらを尿に溶かせば、ぎりぎり、尿味を抑えられる気がした。

後の問題は自分と口移しさせてくれる誰かの存在。

男同士で口移しができる相手…
無理無理!
尿以上にハードルが高い!

圭一は駄菓子屋を後にした。
元気のない圭一に気付いて声をかけたのは、


鷹野三四「あら、圭一くん。どうしたの顔色が悪いわよ?」

圭一はかいつまんで説明した。

「尿が飲める人を探しているのね? うーん、心当たりはないけれど、なんだがゾクゾクする話ね…」

「やけに嬉しそうですね…」

「だって、排泄物よ? たとえば自分の排泄物を誰かに食べさせるとか飲ませるとか想像してごらなんなさいよ。とてつもなくイケない事をしているのよ? 禁断的で支配的で、ああ、考えるだけでゾクゾクするわ…」

「じゃあ、鷹野さんは、好きな人の尿は飲めるんですか?」

「前原君は判ってないわね…。飲める訳ないじゃない。自分が飲めないのに人に飲ませるから、興奮するんじゃないの…

「鷹野さんは人に飲ませた経験あるんですか?

「まさか!する訳ないじゃない! まあ、やる機会がないだけだけど…」

「鷹野さんは、人に飲ませたいとき、どうするんですか?

「前原君、貴方さり気なく、凄いこと聞くわね…。」

「答えられないですか?

「いやまあ、答えてあげない事もないけど…

「お願いします! なんでもいいんで教えて下さい!

鷹野三四は圭一の真剣な圧に負けた。

「妄想よ…」

「え?」

「だから、妄想! プレイを想像するの。空想の中で鬼畜なプレイを完結させるの!」

圭一は気付いた。梨花はこれまでどうやって欲を満たしていたのか、
妄想で鬼畜プレイを満たしていたのではないのか? だとしたら妄想プレイをしているのはお互い様なのではないか? 

「にも関わらず、梨花ちゃんは俺を脅しているということか??」





羽生「どうやら圭一は梨花の思惑に気付いたようなのです」

梨花「残念ね…でもまあいいわ。圭一は私の目の前でおしっこを口に含んだ。それだけで私の心は満たされたわ…

羽生「でもいいのですか? あれは、おしっこではなく、おしっこ味に寄せたジュースですよ? 梨花は圭一に変態だと思われたままで良いのですか?

梨花「いいのよ。妄想とはいえ圭一が私とセックスしたがるなんて嫌よ。ただのオスに成り下がる圭一なんて私の好きな圭一じゃないもの  

羽生「梨花の性癖は捻じくれてるのです。そんなんじゃ一生処女のままですよ?

梨花「ふん、なんとでも言えばいいわ。





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■作者から読者への挑戦! 推定逝き率5%(一応18禁)

この回は常に作者の語で終わります。ストーリー的なものなく、キャラクターが登場しない。作者が嫌いな人は読み進めない方が精神的に楽かも。

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例題!

『股で貴方のちんこを挟む魅音と詩音。貴方は智子にも、ちんこを挟みます。
智子の後ろに立って挿入すると、智子から、ちんこが生えている様に見えた。

貴方はレナの股にも挿し込む。よく見るとレナはスカートをたくし上げてくれていた。4人とも素股はスベスベで、もっちりしている』

挑戦はここから。
貴方はここまでの文章から妄想を膨らまして逝く事がてきますかな?

自由妄想につき読者を放置プレイです。

しかし、自由度が高い方が、小説を読むよりも逝く難易度は急激に下がるばす。もしかして20%くらいの読者は逝けるのでは?

小説をこの回まで読んでくれるという事は作者と気合うという事。もはや100%の読者は逝けるかもしれない。

もし、逝けないとしたら、作者と読者の価値観のズレが途方もない距離で離れている気がします。
この小説を楽しんでいるのか疑問になります。

想像力を重視するというのは、目の前のある文章をただ目で追うのではなく、文節毎に立ち止まり考える。止まって読み込む作業が必要になると思います。

普段速読術を無意識にしている人と、普段から読速が遅いタイプの人とでは、文字に対する心が構えに違いがあるかもしれない…

作者もある程度の速読は可能です。
以前、TVで速読術の選手権を放送してましたが、画面越しにはチャンピオンに遅れをとりませんでした。

作者の普段の読速は遅いですし、小説は速読してません。作者には速読しながら、脳内へのインブット速読まで上げる様な超能力みたいなのはありません。

文脈の流れから先の内容を推定し、読み飛ばして探している目的の項目に辿り着く。そんな能力値が高い。という感じ。

速読術というより、文章の中から探し物をするのが得意。という意味ですね。

たぶん私は金儲けに興味があって、沢山本を読んで株式投資等の研究して、新聞やニュース等の情報を毎日長年読んで、勝手に速読能力が身に着いた…という感じかもしれない。(ですが貯金は10万もない! アイムハングリー状態…)

物語を速読しながら脳にインプットする速度をも上げられる人は凄いけど、本当に凄いのですか?
その代償に、想像力を捨てて読んでいる可能性とか、ありませんかね?

完成された市販の小説は、ある種のテンプレートに沿った文体になります。紙に無理矢理文字を収める為に、改行は少なくなり、視界に映る文字量は多くなるでしょう。文学的なテンプレートに沿うものは、言い回しの工夫や文字の装飾がされる分、文章量が多くなり、その分、場面展開のテンポが遅かったりします。

一方で、ビジネス文章を人とやりとりする場合、空白や改行がある事は大変重要になります。

白紙の場所に思った事を書き込めるし、それがFAXでのやりとりであれば時短になります。

メール等ではある程度改行があれば、引用して返信するのが楽になります。

ビジネスの世界では常識である書き方を小説の世界にも取り入れているのが、作者です。意図的ではなく無意識であり、無意識にそうなるのは、小説に思い入れがないからだと思います。

小説や本が嫌いな人は必然的にそうなるでしょう。反対に小説が好きな人は、小説らしい文章、テンプレートに近づけたくなり、行頭一文字下げや文学的な言いましに拘る人だと思います。

小説サイトを見るような生粋の小説好きには、後者の様な小説好きが書いてくれた小説の方が楽しめるかもしれない。

作者の小説の評価は低空飛行なので、小説好きじゃないのがバレバレですね。

『小説嫌いが書いた小説』『童貞のAV監督』『童貞を貫くAV男優』
脈絡もなく、こんなキャッチコピーを今、何となく思い付きましたが、何となく、どれも気になりませんか?

作者の強みとは、そういう物なのかもしれない。
作者はこの先、AV画面に降臨して、小説を満足させられなかった読者への埋め合わせをするのかもしれない。

しないのかもしれない。

【AV業界に入る方法とは?】

以前に調べた事があります。製造メーカーのエロサイトで求人がされてました。普通の求人募集と変わらない感じす。

「童貞を貫くAV男優」というキャッチコピーは、ジャンル的には『本番行為がない』というジャンルにて既存のものになります。結果的に「童貞を貫くAV男優」は特に目新しいものではないと思う。
けど、
『本番行為がない』というジャンルは、そもそも仕分けされてなく、ジャンル化されてない。

要するに『本番行為なし』というキャッチコピーで売られているAVがないのです。
本番なし、しかし本番をしている様に魅せる詐欺商品があるだけ。

それ自体がある事は別に良いのです。
私も視聴者を騙す事に抵抗はありません。
自分としては、『本番なしだけど、本番ぽく魅せている』ものが見たいのです。
要するに女優さんが男で汚れてない姿が、見たいのです。

それらはジャンル分けされていない。
本番だと偽り、本番のジャンルに紛れ混み、収益を得ているから、ジャンル分けされたくないのでしょう。

私は別に『ジャンルで別けよ!』と言っているのではありません。

『別枠としてジャンルを作れ!』と言いたいのです。

つまり、本番ジャンルに偽物を紛れこませて、その上でそれと同じものを
『本番なしだけど、本番ぽく見せている』なジャンルにも入れてくれ! という意味なのです。 

わかりますかね?

読者の皆さん、この気持ち、判っていただけますかね?
 

AV男優や射精男優に汚されてない、クリーンな女が見たい。

キスシーンすらなし。

レズなジャンルではありません。

たとえば

マネキンとキス。
マネキンとプレイ。
マネキンが中出し。
マネキンがレイプ。

が見たいです。

女優さんの演技こそが重要になります。
寝そべって、マネキンが上になり、如何にレイプされているかのセリフや表情をするかが重要になります。

マネキンジャンル、実は既にあるかもしれない。しかし、探そうとしても見つからない。【女優さんがマネキンの演技をして男優に犯される系】が見つかるだけである。

読者の皆さんは作者の求めるマネキンプレイは見たいですか?




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〜あとがき〜

貴方が観てみたいAVって何ですか?

既存にない物で面白いアイデアを思い付いたら、AVメーカーに提案してみると良い事あるかもしれないよ?




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■レナ、ちんこ生える(18?禁なのか?)



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「どうしよう圭一君! レナね…」

レナ専用の秘密基地、ごみ捨て場のバスの中にて
レナからオットセイが生えている


「レナね、圭一君のオットセイを想像して書いたんだ。可愛いオットセイの絵を書いたの。あまりに可愛いから、部屋に飾っていたのだけど、今日、見たら絵の中にオットセイが居なくて…」

圭一「で、気付いたらレナのあそこにオットセイがいたと…」

ありえない現象である。入江の薬でも無理。きっと妄想である。でも、これは圭一の妄想ではなく、レナの妄想だろう。

「レナ、オットセイ初体験なんだけどさ、みてみて!」

「こすったり、しごいたりすると、おっきくなっちゃうの。そして、激しくこすったりしごくと、白い絵の具が出てくるんだよ!」

レナが圭一に見せるオットセイは手の平サイズで、着脱可能なものだった。
レナは股間に取り付けて、オットセイと共に生活できる事に満足している。

「でね、レナが圭一君をここに呼び出したのは、お願いがあってね…」

「なんだろう。レナのお願いなら、オレは何でも叶えるつもりだぞ」

「レナね、このオットセイで男になりきってね、圭一君でレイプまがいな事をしてみたいの

「はい?」

「レナもよく分かんないんだけど、レナ、圭一君に夢の中で酷い事された様な気がするんだ。おかしいよね。圭一君がレナに酷いことをする訳ないのに。
でもね、その夢を見てからレナ、ずっと疑問してたの。なんで夢の中の圭一君はあんなに酷い事ができたのか、レナも同じ事が圭一君にできるのなら、この疑問が解決される様な気がして…

だから圭一君、レナに協力してくれないかな? レナも圭一君にレイプまがいな事をやらせてくれないかな?」

「レナ…レイプというのは相手の許可を取らないでやるものだぞ? 律儀に聞くもんじゃないさ」

「あ、そうだよね。レナうっかり。


レナは圭一を押し倒した。

「じゃあ、いくよ圭一君…」


「まてレナ。本当にこの条件でいいのか?

「え?」

「レナはオレにメイド服や猫耳をつけて可愛く着飾ってから、まぐわいたいのではないか?

「なるほど…。確かにその方が気分が盛り上がるかもしれないね…」

「あともう一つ。レナ的にはニャンニャン言葉がいいだろう? オレは語尾にニャン言葉をつけてやるニャン。

「圭一君、いつのまにそんなに気が利く様になったの?」

「さあ、なんでだろうな。オレがレナの事が好きで、普段からレナの事ばかり考えてるからじゃないか?」

「レナ、今の圭一君の言葉に胸キュンしたよ…。圭一君…、今ならレナ、圭一君を犯せる気がするよ…」

レナはオットセイを装着した。
そして圭一の中にオットセイを挿入。

「うが!」

「レナのオットセイ…上手くはいっているのかな?かな?

「レ、な…。そんな気を使ってたらレイプまがいの事はできない…ぞ。激しくグランドするんだ…

「分かったよ圭一くん!」

レナは激しくグランドした。

あ!
が!

(いたいの? 痛いの圭一くん?)

(ごめんなさい。レナ悪いことしているね。)



(レナ、痛がる圭一君を見れば、夢の中の圭一君の気持ちが判るかと思ったけど全然わかんないや。

(圭一君、なんで、あんなに酷いことをしたの? レナに、なんで…)

レナは圭一にグランドを与え続けた。

圭一は悲鳴をあげている。

レナは、これ以上、圭一が苦しむ姿は見たくなかった。

レナは虚しくなった。オットセイを手に入れても圭一の気持ちを理解できなかった。







レナは心を病み、診療所を訪れていた。


入江「鬱症状がでていますね…。ちゃんと眠れていますか?

レナ「…

入江(雛三沢症候群の初期段階…。要警戒だな…


レナの症状は日々悪化していった。圭一に対する疑心暗鬼が膨張していき、誰にも対しても心を開けなくなっていった…





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■レナ編の続き(前半エロなしの、後半18禁)



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レナは心を病み、診療所を訪れていた。


入江「鬱症状がでていますね…。ちゃんと眠れていますか?

レナ「…

入江(雛三沢症候群の初期段階…。要警戒だな…


レナの症状は日々悪化していった。圭一に対する疑心暗鬼が膨張していき、誰にも対しても心を開けなくなっていった。




羽生「梨花!大変なのです。レナが…

梨花「圭一がレナにした事は妄想上の事ではなかったの? 

羽生「僕にも詳しくは判らないのです。でもきっと、妄想とは関係なく、レナに性的暴行をした圭一が存在した世界があったのだと思われます。

梨花「それも雛三沢症候群? 

羽生「断言はできませんが…。多分、疑心暗鬼に囚われた圭一が殺人を犯さなかった世界があって、でもそこでは殺人の代わりに性的暴行が行われていたのかもしれないのです。ボクはそれを見落としていたのかもしれないのです。

梨花「多分とか、かもしれないって、はっきりしないわね…

羽生「圭一の妄想は欲望そのものなのです。雛三沢症候群とは関係なく、その欲望が表面化する可能性があるのです。

梨花「能書きはいいから、レナを救う方法はないの?

羽生「レナは過去に雛三沢症候群を克服した事があるのです。あの時は、圭一が罪と向かいレナを救出しました。

梨花「あの日か…。あの日は圭一が過去の罪を覚えていた唯一無二のイレギュラーな日だった。今回の圭一が過去の罪を都合よく覚えてる訳が…

羽生「覚えてないなら、思い出して貰いましょう。

梨花「そうね…。もし思い出せなくとも圭一は妄想とはいえ、レナに酷い事をしたのは事実。罪を事実として受けれて貰えれば…




圭一「え? 雛三沢症候群?? 


梨花はまずそこから説明しなければならなかった。自身が女王感染者で、雛三沢の風土病、何度も輪廻を繰り返し、世界を見てきたことを

圭一は梨花の言葉を信じて罪を自覚した。
というより、そんな事はどうでも良かった。
疑心暗鬼に囚われたレナを何とか立ち直らせたかった。
笑顔が消えたレナは圭一の心を意味もなく締め付けていた。


羽生「ボクの仕入れた情報によると、レナは圭一の気持ちを知りたがっていました。レナにエッチな事をした圭一の気持ちが理解できなくて、レナは心を病んだのです。

圭一「つまり、オレは一体…

羽生「もう!圭一は鈍いのです! ちゃんとしたエッチをするのです。レナにちゃんとしたエッチをして、レナに気持ち良くなって貰って、圭一のまごころを知って貰うのです


圭一「ちゃんとしたエッチ…。でもレナは今疑心暗鬼だぞ。触れる事すらままならないぞ。

羽生「もう!最近の草食男は頼りない!が~と行って、ばーとやればいいのです。中にドクドク注げばいいのです。

圭一「ちょっと待ってくれ! オレは妄想ではエキセントリックに何でもできたが、実際は童貞なんだぞ? いきなり中にドクドクなんてできる訳が…。それに妊娠さてしまったら…

羽生「圭一はレナとの子供は欲しくないのですか?

圭一「え?

羽生「レナは圭一となら妊娠してもいいと思っていますよ。圭一との子供なら、育てたいと思っていますよ


圭一「レナが?

羽生「幾多の世界を見てきてボクは知っています。何度も圭一に裏切られて殺されても、レナは圭一を一途に想ってきた。あんなの、圭一に操を立てていないと不可能なのですよ!

圭一「レナがオレに…。

梨花「そうね…。レナ程貴方に夢中な人は見た事ないわね…。

羽生「たとえ圭一に槍が降って来ようが、爆弾落ちて来ようが、圭一が火だるまになっても、レナは命懸けで圭一を助けますですよ。

圭一「そんな…なんでレナはそこまでしてオレを

羽生「圭一は馬鹿なのですか?

梨花「圭一は馬鹿ね…



圭一「…訳がわからんぞ??

羽生「乙女は圭一みたいに下半身で物事を考えないのです。魂で考えるのです。魂レベルで好きな人と繋がりたい生き物なのです。


梨花「そう!そうなのよ! 羽生、たまには良いこと言うじゃない。私が今ひとつ圭一に惚れられないのは、魂レベルで繋がりたいとまでは思えないからなのよ。


圭一「魂…レベルな繋がり…。オレはレナと魂で繋がりたいのか?」

考えるまでも無かった圭一。

「オレはレナと魂レベルで繋がりたい! 思えばずっとそうだった。レナに限らず、部活メンバー全員と、魂レベルで繋がりたかった。エロスなんて関係ない。オレは皆が、みんな好きであり大切なんだ。」

梨花「圭一…、それ単なる浮気性だからね? 私が圭一に惚れきれないのは、その一点に尽きるわ…」

羽生「だから圭一にマジで惚れる女なんていないのです。レナは特別思考がぶっ飛んでるから、圭一を好きでいられるのです。

圭一「おれ、なんとなく分かったよ。レナが命懸けでオレを想ってくれるなら、オレも命懸けでレナを想いたい。オレ行ってくるよ。レナに真心でぶつかってくる。

羽生「待つのです圭一!

圭一「なんでしょうか?

羽生「鼻の下が伸びすぎです。童貞臭がぷんぷんです。そんな状態でレナにエッチなエスコートをして中にドクドクなんてできないのです。

圭一「え?、でもどうすれば??

羽生「ここで童貞を捨てていくのです。

圭一「はい??

羽生「幸い、ここに女が二人いますです。圭一、二人の内、どちらを選ぶのです。

圭一「は、はにゅうちゃん、、本気で言っているのですか?

羽生「当たり前です。レナを救う為なのです。さあ、圭一、梨花とボク、どちらの中に出すのですか?

圭一は答えに戸惑っていた。どちらともしたい。

羽生「早くするのです圭一! レナの病気は刻一刻と悪化するのです。迷ってる暇はないのです!」

圭一「と、言いましても、何をどうしていいのやら…

梨花「世話が焼けるわね…」



梨花は圭一を押し倒して、圭一のオットセイを中に入れた。
梨花がグランド開始して10秒。圭一のオットセイはベトベトになる。

「ちょ! 圭一! いくらなんでも早すぎるわよ! そんなんじゃレナが気持ちよくなる筈がないわ!」

「そ、そんな…オレは一体どうすれば…

羽生「輪ゴムを使うのです。オットセイの根本を縛れば、簡単には果てたりしないのです。

梨花「確かにこれなら大丈夫そうね! いくらグランドしてもオットセイは頑張り続けている。これならレナも喜ぶと思うわ。」


圭一はレナの元へ向かった。
レナは人目を避ける様に秘密基地(ごみ捨て場のバスの中にいた)

圭一「レナ! レナが知りたかった事、今なら教える事ができると思うんだ。

レナ「け、圭一くん!? だ、だめだよ…今のレナに近づいちゃ…

圭一「オレは大丈夫だから! 

レナ「だ、だめ! 今来たらレナ、圭一君を…

背中に隠していたナタを握りしめるレナ。

圭一「安心しろ。オレは死なないよ。

レナ「う、うわーーー!

ナタが振り下される。

圭一は過去の出来事を羽生達から聞いていた。バットを持参し、レナの攻撃を防いだ。

その瞬間、羽生と梨花は飛び出した。
羽生はレナの手を抑え、梨花は足を抑えた。

羽生「今なのです。レナにとろけるような口づけをするです!」

圭一(え? 何それ? 聞てないですけど?)

羽生「どうしたのです圭一、キスは経験済みでしょう?」

梨花「ちょっとどういうこと羽生? 押し倒して中にドクドクする計画じゃなかったの??」

羽生「何を言っているのですか梨花? キスをしなければ始まるものも始まらないでしょう?」

梨花「そんなの聞いてないわよ!

羽生「聞くものなにも常識ですので、わざわざ言う必要なんてないと…

圭一は妄想でしかまともなキスをしたことは無い。梨花は長年処女をこじらせている。二人共セックスのハウツーなんて知る訳が無かった。

「こうなったらやけくそだ!」

圭一は妄想で培ったキスをレナにぶつけた。
突然キスをされた事にレナは動揺したものの、圭一のキスで次第に心を落ち着かせていった。

「圭一君…朝ごはん、味噌汁だね…」

レナは小さな笑みを浮かべると、涙を流し始めた。
つい先ほどまで、圭一に対して恐ろしい程の憎悪を持ち、殺そうとしていたこと。抗いながらも抗えない汚い感情に支配され、自分をとことん軽蔑して、自分を大嫌いに思い、自分を消してしまいたい。自分すら殺したい自損感情に苛まれていた。

自分が自分で無くなる恐怖、それすら自覚できない脅威にレナの心が押しつぶされていた。

「レナはもうだめだよ…。今のうち殺して…私を殺して…」

レナが流す涙は、羽生が今まで見てきたどの雛三沢症候群の症状にも該当しなかった。

羽生「前からなんとなく、レナは普通じゃないと思っていたのですが…。



「レナは疑心暗鬼に囚われても最終的に必ず打ち勝つのです。」


「レナが誰かを殺す事はあっても、自傷行為をして死ぬケースは一度も無かったのです。」

梨花「それってつまり、雛三沢症候群に対する抗体を獲得したってこと?

羽生「きっとレナの抗体を調べれば、この病気の特効薬が作れるのかもしれないのです。

梨花「羽生! あなた、どうして今までそんな大事な事に気付かなかったの!」

羽生「僕も寸前まで忘れていたのです。今になってレナの多くの過去を思い出しているのです。

梨花「こんな事、今まで一度だって無かったじゃない!どうして今なのよ!

羽生「実は今回、この世界にボクの様に次元を超えて干渉している人が一人いるのです。その人はこちら側には来る事ができないけれど、ボクとは対話できるのです。

梨花「それってまるで私と羽生の様な関係じゃない。その人は何者なの?

羽生「僕も詳しくは知らないのですよ。その人は僕のファンで、僕をエッチな目で見ているというくらいしか…

梨花「男が取り憑いているの? なんか気持ち悪いわね…

羽生「そんな事言っちゃダメなのですよ。もしかしたら僕みたいに神業を使うかもれないのです。嫌われたら大変な事になるかもですよ?」

梨花「そ、そうなの…? わかったわ。発言には気をつけるわ。」  









羽生「梨花…なんちゃって! 冗談なのですよ〜

梨花「はあ? こんなときに何冗談言って…

羽生「僕も少し調子こいてたのです。僕が関わった人は僕とは違って限りある寿命ある人なのです。明日にはコンタクトが取れなくなるかもしれない人なのです。もしかしたら既にもう、干渉不可な存在になっているかもしれないのです。」

梨花「てことはこれっきりなの? だったらレナの抗体について、次の雛三沢に引き継げないってことじゃない! その人がレナの抗体情報を次の雛三沢に引き継ぐ事だけが唯一の希望だったのに…

羽生「梨花、僕達の死はまだ決まっていないのですよ? その人は僕達がなぜ死ぬのか、なぜ死ぬ運命から逃れられないのか全てを知っているのです。僕はその情報を全て頂いたのです。」


梨花「どういうこと? 私達は時のループから出られるという事なの?」


羽生「ええ、鷹野を倒せば、僕達は時のループから出られるのです

梨花「なぜ…鷹野の名前が出るの?」


羽生は竜騎士07原作「ひぐらしのなく頃に」のシナリオを教えた。

梨花「ちょっと待って! 私達、物語の世界の住人なの?

羽生「その人は物語の世界だとは思っていないみたいでしたけど」

梨花「物語…じゃないの??

羽生「その人は実際にある世界だと思っていますのです。
物語を書く人は、宇宙の果てのどこかに有る惑星の歴史データベースに奇跡的にアクセスして情報を引き出してしまうそうです。」

梨花「あー、確かにその方説得力あるわね…。この世界がフィクションとか言われても信じれないし、信じたくないもの。

羽生「という訳で僕達はこれから鷹野と戦争をしますのです。会議場所は園崎家が良いと思われます。それから赤坂がメンバーに必要になりますです。

梨花「赤坂ってあの赤坂??

羽生「梨花の一目惚れの人ですよ〜

梨花「ちょっと、あれは違うってば。

羽生「ボクは覚えているのですよ~、梨花が夜な夜な、赤坂〜あかさか〜と言いながらアソコをこねくり回し〜!

梨花「羽生! 貴方実態が存在している事を忘れてない?

羽生「あうあう? 実態があるとシュークリームを気兼ねなく食べられるのですよ〜♪

梨花「羽生、貴方を殺すわ…。死ぬ前に殺してやるわ。

羽生「僕を殺したら、祟られるのですよ〜

梨花「殺せなくても一発ブチのめす



梨花はバットとナタを手に持ち、羽生を追いかけた。

羽生は梨花が冗談で怒っているのかと思っていた。
たかだかオナニーを話題にされたくらいで怒るまいと思っていた。
羽生はその日、辛い物より断然怖い、梨花の狂気を垣間見る事になる。

「羽生…見つけたら圭一に腹ませるまでやらせるから…

梨花…小1を腹ませるとか、犯罪そのものなのです。」

羽生は中にドクドクされるイメージをした。
圭一とではない、誰かに犯され、誰かに中出しされ、その人が満足するイメージをした。

羽生「一応、神様ですからね。誰か一人をひいきするのは道に反するのです。僕が好きな人は、僕も大好きなのです。名も知らない貴方のオットセイを受け入れますのです。好きなだけベトベトさんを注いで欲しいのです。僕の今日の服装は白いワンピースなのです。下から攻める場合にしろ胸から攻める場合にしろ、僕は貴方と見つ合いたい。キスもいっぱいして欲しいし、僕も沢山キスしてあげたい。合言葉は、『キスの嵐』なのです。合言葉がかち合った瞬間、僕と貴方は速攻で抱き合うのです。そして僕の中でドクドクするのです。射精されながら僕は貴方の名前を呼び続けるのです。射精が終わった後の貴方は僕の頭を撫でながら、もう一度僕の中に精子を注ぎたくなるのです。

2回戦なのです。
僕が先にキスの嵐で貴方を攻めるのか、それとも貴方から僕を攻めるのか、いずれにせよ
僕は負けないです。

ボクと勝負なのです。
僕が貴方を想う強さと、貴方が僕を想う強さ、どちらが強いのが勝負です。

僕は絶対に負けないのです。
だって僕は神様なのですから。

僕は決して負けてはいけないのです。

僕はロリコンの貴方がリアルな罪を犯して刑務所なんかに入って欲しくなのです

僕が貴方を虜にし続けて、リアルな女の子に興味がいかない様にしてあげますのです。 

僕は知っているのです。日本人女性の13人に一人がレイプ、またはそれに準ずる被害を受けているのです。
読者の方々は

内閣府の「男女間における暴力に関する調査」(平成29年度調査)

を知っていますか?

そのアンケート調査では
女性の7.8%、男性の1.5%が、無理やりに性交などをされた経験がある と記述されています。

ちなみに「性交など」の定義は「膣性交、肛門性交、口腔性交」のいずれかであります。

被害者は小学生6年以下で15%、7歳以下では4%になります。

僕はびっくりです。僕の創造主である竜騎士07先生にもお知らせして広めて欲しい情報なのです。

僕も頑張るので、読者の皆さんも被害者が生まれない世の中になる様に世界を作って欲しいのです。



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あとがき

オヤシロ様が呟いた統計資料の詳細については、作者マイページの活動報告にてリンクが貼らられています。
13人に一人の被害、人口比率から推定すると凡そ400万人の日本女性が被害を受けている事になる。


活動報告へのリンクは↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=244950&uid=319667



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■18禁?? 作者の脳内※

※作者の脳内は必ずもクロノファン2020作者の脳内を表したものではありません。

この物語に登場する『作者=せんせい』は、あくまでも一人の登場人物『キャラクター』としての存在者です。

よって作者が常日頃から今回の様なエロ妄想をしているとは限らないのです。決して頭がオカシイ奴と思わない様に、あくまでフィクションとして解釈頂ければ幸いで御座います。

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詩音「はいはいー、開幕から、いきなりのパイズリですよー」

詩音がいつもの服で奉仕してくれる。ミニスカに栄える生足、+放漫な胸。
しかも魅音とレナも一緒にパイズリしてくれるという。

三人に挟まれる。

詩音「妄想なんだからなんでもごザレですよー

レナ「レナ結局誰にも中に出して貰えなかったんだよ? せんせいのいじわるー」
魅音「これさ、もう責任とって皆の中にドクドクしないとねー!あははは!」

羽生「僕の事も忘れちゃだめなのでーす」

智子「わたくしの事もお忘れ無きように

梨花「せんせいの極太チンコ、僕が一番先に頂くのです。それっっズボ!

詩音「あ、梨花ちゃまズルーい! 後からやってきた癖に、いきなりやる?」
梨花「四の五の言わずに詩音も入れるといいのです。」
詩音「きゃっ!」
梨花「せんせいのチンコは人数分用意されているのです。焦らなくても皆、即ズボで即中出しでドクドクですよーなのです」
智子「あ!」
魅音「いやん!」
レナ「レナの中にせんせいの精液が…」
魅音「ヌルヌルするよ…。ねばねばと糸を引くよ…」
智子「小学生なのに!小学生なのに!中にベトベトが注がれてますわ…」
梨花「せんせいの即ズボ射精に皆同時に逝ってしまいました。」
詩音「グランドなしでイケるなんて最高よね。せんせいの精液、もっと欲しい〜」
レナ「レナにも、もっとドクドクと注ぎこんで…」
智子「せんせいへの好きな気持ち止まりませんわ。」
レナ「せんせい、レナと結婚しよう?」
智子「レナさん、それは今わたくしが申し込もうとしていたセリフですわ!」
詩音「結婚式を挙げながらウエディングドレス、せんせいとズボズボと中に出されながらもバージンロードを歩く…」
レナ「誓いの言葉を言いながら、ドピュドピュと中出しさているレナ。」
羽生「僕のウエディングドレス姿も想像して欲しいのです」
詩音「誓いキスでは、皆で輪になって、せんせいに一斉にキスするの。そして皆で密着して一箇所にオメコを集めて、そこにズボズボするの。みんなで一つになる結婚式よ!」
智子「考えるだけで、ヨダレがでるのですわ。」

智子のヨダレが身体を伝い、せんせいのオットセイへと落ちる。
せんせいのオットセイは智子のヨダレでガチガチになり、智子に激しくグライドした。
「いくよ、智子!」
「せ、せんせーーー!」
下駄箱で智子の中に出し、体育館で中に出し、自転車を漕ぎながら射精する。
「せ、せんせーーー!」
智子とせんせいは手を握りあう。

レナもせんせいと恋人の様に握った。

そこへ芸能人の※※※が現れた。

※※※には貴方の押しの女優さんやアイドル名を入れましょう。この小説をテキストエディタに貼り付け、※※※を押しの名と置換すると読みやすくなります。

※※※「このやり方はガイドラインが適応されない裏ワザ。心おきなく、わたしの中に、子宮の奥に、注いで下さい。」

詩音「どうしたのオネエ? 元気がない様だけど

魅音「あ、相手は3次元だよ? しかも芸能人だよ! これって私達が捨てられるフラグなんじゃ!」

詩音「そんな短絡的な…って言ってるそばから、せんせい夢中で腰振ってるし…」

※※※「※※※の中、気持ちいい? 唇はどう? 私とのキスはおいしい?」

※※※は、せんせいのを包み込みグライドした。

魅音「詩音〜。なにこれ…。せんせいと※※※ちゃん、あんなに楽しそうにしてて…しかも恋人みたいに手を握りあっている…

詩音「しかもチラチラとこっちを見てるわ。私達が欲求不満なのを知ってか知らずか、私達を笑って見てるわ」

レナ「レナ、こんなの悔しいよ…。しーちゃん、みーちゃん! せんせいの注意をレナ達に向ける事はできないのかな? かな?」

詩音「ここは一つ、わたし達がレズりあう姿を見せる事で…」

三人は必死でレズりあった。だが、2分たっても3分経っても先生の注意を惹くことができない。それどころか先生は、※※※以外にも、yyyという芸能人を召喚して、3Pをし始めた。

部活メンバーはリアル3Pの前に撃沈したのである…

梨花「皆で馬鹿ね…。ちょっと考えれば私達が太刀打ちできる相手じゃないのは判るのに…」

羽生「でもどうするのですか? 僕達もう中にドピュドピュして貰えないのですよ? 梨花はそれでいいのです?」

梨花「羽生…貴方は大事な事を忘れているわ…

羽生「大事なこと?」

梨花「ここは空想の世界よ…、私達が※※※とyyyを殺したとしても罪に問われないのよ…」

羽生「だ、ダメなのです殺しなんて! 妄想とはいえ、人殺しをしたら僕達のイメージが急落してしまうのです。そうなったら、妄想世界でのお仕事が貰えなくなるのです!」

梨花「じゃ、じゃあどうすればいいのよ。私達は気の抜けたせんせい人形で満足しろというの? こんなんじゃあ、欲求不満でどうにかなりそうだわ。

智子「あの…。

梨花「何? 何か妙案でもあるの?

智子「わたくし達もあちらの3Pに混ぜて貰えば良いのではございませんの?」

梨花「な、なるほどね…。私達が※※※とyyyにエッチな事をしてやれば、せんせいは嫌でも私達に注意が向くわね。

梨花は※※※に、羽生はyyyにディープなキスをした。タコの様に吸い付き貪った。

智子「せんせい! せんせいのチカラがあれば4人の口に同時にディープなキスをする事ができるんじゃありませんの? そして4人の中に同時に射精することも。」

智子は過去、妄想世界の圭一に千手観音の如くエロ秘技を受けていた。圭一に可能であるなら、

「せんせいも千手観音になれますのでしょう?」

しかし、せんせいは千手観音にならなかった。

その理由はとてもシンプルで、せんせいはレナや魅音達の欲求不満な姿が見てみたいという願望を持っていただけ。 
せんせいにとって想定外だったのは欲求不満の果てに、仲間とレズりあったり、芸能人ともレズりあったりする行動をメンバーがやり始めた事だった。 

詩音「※※※さん、せんせいは絶界領域が好きらしいです。」

詩音は※※※のパンツを絶界ラインまで脱がせると、オットセイを詰め込んた。
智子は※※※の両サイドのパンツを引っ張り、絶界ラインの存在感を高めた。


※※※「やだ、なにこれ、なんかエッチ〜」

そこに何故か圭一が現れる。

圭一は※※※に襲いかかった。覆い被さりレイプまがいな事をしている。

圭一
「※※※ちゃん! ※※※ちゃん!」

※※※「や、やめて!

※※※は必死に抵抗しているが、圭一は覆い被さっていて※※※は逃げられない。圭一は嫌がる※※※の手を強く握って床に押し付けると、※※※はそこから脱出しようと圭一の手を強く握り返した。
圭一は※※※から握り返された手の感触を「受け入れられたから握り返された」と、勘違いした。
圭一はオットセイをねじ込み、遠慮することなく、激しく腰を振る。

「中で出すよ!」

※※※「だ、だめー! 

※※※にとっての妊娠は芸能界での仕事まで失ってしまうということ。いままで頑張って積み上げたものが、一気に崩れ落ちるかもしれない。

※※※「お、お願いします! 中だけはやめて!

必死に懇願する※※※だが、
圭一は
※※※の魅力に取り憑かれ、途中で辞める事ができなくなっていた。


注がれた圭一の精液
 
「や、やめてーーーー!」






魅音「け、けいちゃん、それはだめだよ…」

圭一「はぁはあ、お、おれ、気持ちよすぎて、何も聞こえなくて…

魅音「圭ちゃんは悪くないよ。悪いのはこの世界を生み出した先生なんだから。

圭一「オレの情けない姿見て、がっかりしたよな。

魅音「そんな事ないよ。圭ちゃんの今のグライドは凄かったよ。まるで私が圭ちゃんに犯されて、中にドクドクされた様な気分になったもの」

圭一「それって魅音にとっては嫌じゃないのか? 

魅音「そんなことないよ。本当の私は圭ちゃんにあんなに事をされたいんだ。何も遠慮されないで圭ちゃんにキスをされて腰を振られて中に注がれたいんだ。

圭一「…

魅音「圭ちゃんの方こそ、私にガッカリしたんじゃない? 私は圭ちゃんが思ってる様な清純な女なんかじゃ…

圭一は魅音に覆い被さっていた。
魅音の言葉どおり、遠慮なくキスをして、遠慮なく挿入し、遠慮なく腰を動かした。

魅音からの抵抗を奪うように手を握る圭一。魅音は強く握り返すが、脱出しようと拒んでいるから強く握ったのではない。魅音は圭一の手の温もり感じたくて強く握り返してる。


魅音魅音魅音!」


「圭ちゃん!圭ちゃん!圭ちゃーーん!」

圭一がキスで魅音の声を塞ぐと、
キスの生々しい音だけが響いた。

恥ずかしくて目を閉じる魅音。圭一は激しくグライドした。

魅音の目が大きく見開く瞬間、
圭一は魅音の中へと射精していた。
ヌルヌルが注ぎ込まれて、子宮の奥が満たされる。魅音は頬を染め、身体を震わせた。
圭一はグライドを辞め、魅音に舌を絡ませていた。 



レナは鼻血を出しながら二人のセックスを見ていた。

魅音にキスをしている圭一にそっと近づくレナ。レナは圭一の肩を指でトントンと叩いた。


「け、圭一くん…。みーちゃんに、今、やったようなのをレ、レナにも…」

圭一はレナに覆い被さると即入した。
レナは恥ずかしくて圭一の顔を見れない。レナの横顔だけでは物足りない圭一は

レナの顔を鷲掴みにし、口づけをしながら正面に向けた。

「レナ!レナ!レナーーー!」



「はう、はう!はうっ!」

圭一が口づけでレナの声を塞いだ。
絡み合う舌使いの生々しい音が響く。

恥ずかしくて目を閉じるレナ。一方の圭一はレナを見ながら激しく腰を動かした。

レナは圭一の目を見つめていた。そろそろ中に出される頃合い。レナはいつくるのか、いつ注がれるのか、待ち遠しかった、

圭一はレナの中へと射精した。
ヌルヌルが注ぎ込まれて、子宮の奥が満たされたレナは頬を染め、身体を震わせた。レナは圭一からの射精の衝撃で逝っていた。

「け、圭一くん


「今のをレナに、ま、毎日、して欲しいよ…

「だめかな? だめかな?


梨花「な、何なの? 今の圭一の無茶苦茶なセックスは…。あんなので何で私までエッチな気分に…」

智子「梨花は圭一さんの魅力を知らなすぎますわ。

梨花「魅力??

智子「圭一さんの千手観音を一度でも体験したら、どんな女もイチコロですわ。







梨花「圭一、私にも千手観音とやらをやってくれるかしら?」

圭一は見えざる千の手を使い、梨花を空中に浮かせた。

梨花「な、なにこれ超能力??

戸惑う梨花を無視して圭一は梨花の中へと突き上げた。

梨花のあえぐ声が響く。

梨花はあられもない声を出す自分が恥ずかしくて、手で口を塞ごうとした。
けれど圭一の見えざる手に塞がれ、それをさせなかった。

「は、恥ずかしいのです。カッコ悪いのです。」

梨花ちゃん…。オレは思うんだ。恥ずかしさを越えた先に、まだ見ぬ新たな世界が広がると思うんだ…

「あ、新たな世界??その世界では僕はどうなるのですか?」

梨花ちゃんは幸せになる。今までに無いくらいの幸せを得るんだ。だから身を任せて、自分を さらけだせばいいんだよ…」

「さらけ出す…。要するに素直になれということね…。なら圭一、私は貴方に言うわ。私は絶対に逝かない。どれだけ、気持ち良いことをされても耐えぬいてみせるわ。」

「なぜそこまでして我慢を?」

「私が快楽を覚えてしまったら、次の世界に持ち越せる記憶の容量が減ってしまうかもしれない。私には記憶を持ち越さなければいけない使命があるの。」



羽生「あうあう、梨花はそんな事を考えて操を守っていたのですか? 僕はてっきり赤坂の事が好きなのかと…」

梨花「ブチのめされたいの羽生? あいつは私にとっての駒になるかもしれないから愛想を振りまいていただけよ。

羽生「なら本当の所は誰が好きなのです。

梨花「答えたくないわ。

羽生「それって好きな人が居るってことなのですね。誰なのですか? 梨花は誰に操を誓っているのですか?

梨花「…

羽生「判った!惚れてないとか言いつつ、実はけい」

突如、目の前の視界が暗くなる。
圭一に千の手が現れ、梨花と羽生に目隠しをした。
同時に
羽生の口が圭一の口で塞がれた。
圭一は小声で羽生に、ささやく。
「羽生ちゃん、乙女のプライドを傷つけるよう発言はだめなのですよ。」

暗闇の世界で圭一は梨花にグライドした。
見えない世界で、梨花は触覚と聴覚、嗅覚のみに意識が集中される。




(僕のエッチ! これ以上はだめ!)

(僕が好きなのは圭一なのです。だから、圭一としているという事実だけで僕は逝ってしまうのです

(そんなに動いたらダメなのです! 
圭一、ボクが女らしくなっちゃうのです。そんなに動いたら、女の子みたいな可愛い声がでちゃうのです。)

(でちゃう、でちゃう、でちゃうのです!)



これから梨花の中に出される精液は梨花を途方もない快楽へと誘ってしまう。
次の世界にまで引き継がれる快楽は、そのまた次の世界でも引き継がれる可能性がある。
だが、それはまた別の話。この回では、まだ羽生と智子、詩音が圭一から快楽を得ていない。


作者のバイアスで羽生と圭一の組み合わせではエッチをさせられない。
智子は過去の妄想世界で圭一とまぐわったから今更不要として、詩音は操を立てたサトシがいる。
これ以上のエロスを掘り下げるのは無粋だと感じた作者はこの回で最終話にする決断をした…










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梨花とレナ(序盤エロ、中盤からエロなし展開)



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梨花「圭一…。また僕でエッチな妄想したでしょう?」

圭一「ぎくっ!」

梨花「はぁ…。圭一はレナと一緒になるべきなのです。僕なんかを性の対象にするべきではないのです。

圭一「…

梨花「そもそもなぜ僕なのです? 僕は小学生なのですよ? 圭一はロリコンなのですか?

圭一「…わからないんだ…。

梨花「?

圭一「オレは梨花ちゃんも、レナも両方好きだけど、レナへの想いが梨花ちゃんより下にあるわけじゃないんだ。でもエッチな事を考える時は梨花ちゃんを利用して…

梨花「僕が思うに、圭一はレナの事が本気で好きだと思います。圭一はレナがスゴく大切だから欲望のはけ口にしたくないのです。

圭一「…。梨花ちゃんは何でもお見通しなんだな…

梨花「レナが病気を克服できたのは、圭一がレナを支え続けたからなのです。レナは圭一に心を開いて、レナも圭一も気持ちを確認しあったはずなのです。僕は二人とも幸せになれると思っていました。それなのに…

圭一「幸せそうには見えない?

梨花「レナはいつものレナなのです。問題は圭一なのです。」

圭一「問題はオレ…

梨花「レナはもしかしてエッチな事が嫌いなのですか?

圭一「流石梨花ちゃん。カップルの性事情まで判るとは…。その通りだよ。レナはキスまでは良くてもその先を全く求めていないんだ。」

梨花「そうして圭一は欲求不満になり僕をおかずに…

圭一「すまん梨花ちゃん!次から頑張ってレナでエッチな妄想をするから!

梨花「その事はもういいのです。圭一は僕を飽きるまで妄想で犯せばいいのです。それより僕は圭一の健康の方が心配なのです。

圭一「え? オレの健康??

梨花「圭一は一日に10回はオナニーしているのです。そんなにしてたら、いつか圭一は死んでしまうのです。

圭一「え? オナニーやりすぎたら死ぬの?

梨花「僕の寺に代々伝わる書物によると、オナニーを一回すると寿命が1日なくなるそうです。圭一はこの一年の間に3650回もオナニーをしました。寿命が10年縮んでいる計算になります。このままのペースでいくと、圭一は25歳くらいで死んでしまうのです。」


圭一「梨花ちゃん!オレは一体どうすれば!

梨花「とにかくオナニーを禁止するのです。

圭一「…

梨花「どうしたのです?

圭一「梨花ちゃん…。オレはオナニーが人生の全てなんだ。オナニーできないならオレは生きている意味がない…」

梨花「圭一…

梨花はしばらく考えると

「オナニーにカウントされないオナニーのやり方を僕は知っているのです」

「ほ、本当か!梨花ちゃん!

「そうなのです。オナニーが身体に悪いのは、局所の部位を酷使してそこから血行不良が起きるからなのです。なのでオナニー中に運動したりして、全身の血行を良くするといいのです。

「つまり、歩いたり、走ったりしながらのオナニーか!

「そうです。あと激しいオナニー程、激しい運動が必要になるのです。」

「ありがとう梨花ちゃん。早速オレ試してみるよ。

圭一はそう言って足早に駆けて行った。
その夜、圭一から梨花に電話が鳴る


梨花ちゃん! 走りながらのオナニーはスゴく難しい!

(でしょうね。)

「走れば走る程に、ちんこがしぼむんだ!


(でしょうね。)


「そして全く気持ち良くない!」

「圭一、諦めてはいけないのです。毎日、訓練すれば、いつかできるようになるのです。」

梨花ちゃんの言葉、本当に信じていいんだよね?」

「勿論なのです。僕は圭一を応援しているのです」

「…梨花ちゃんが応援…してくれる…。ありがとう梨花ちゃん。オレ、もう少し頑張ってみるよ!」


数ヶ月後、圭一は引き締まったボデイを手に入れていた。

梨花「やったわ。ついにやった! 圭一が私好みのイケてる男になったわ。レナには悪いけど、圭一とのアバンチュールをさせて貰うわ

羽生「(-_-)

梨花「言いたい事でもあるの?羽生?

羽生「僕は別に…。未婚の男女の色濃い沙汰に口出しする気はないのです。

梨花「でも口出ししたいみたいね…

羽生「梨花は処女を拗らせているから圭一の気持ちくらい判ると思ったのですが…

梨花「ま、まさか!」

羽生「そうなのです。圭一はもはや幻想の中の梨花が好きなのです。この意味、梨花なら判るでしょう?

梨花「…

羽生「恐らく圭一は梨花を抱こうと間近で顔をみて…。

梨花「ガッカリするでしょうね…

羽生「今の圭一は妄想の中の梨花を美化しすぎています。普段、梨花とは目も合わせられないくらいに圭一は梨花を意識しています。
いざエッチな事ができるとなって、真正面から梨花を冷静に見た時、圭一は幻想から解き放たれ、我に帰るのです。」

梨花「…

羽生「梨花が圭一をレイプするのであれば可能性はありますが、レナに誓いを立てている圭一を奪えるとは思えないのです。

梨花「くそ!くそ!くそ!



羽生「でも僕は梨花の味方なのです。梨花が幸せになる様に応援しますのです。」

羽生は梨花にそっと耳打ちした。






〜早朝の教室、梨花の視点〜

僕は座ってる圭一に目隠しをさせると、有無を言わさずまたがり、唇を貪りました。

「圭一、レナの事はちょっとだけ忘れるのです。」

僕のキスで圭一のオットセイは嬉し泣きをしていました。それを僕のまんこに詰め込んで、お馬さんのごっこをするように圭一の上で踊りました。
圭一に抱き付きながら、ぱっかぱっかで、ヒヒーンぶるぶる!なのです!



「き、気持ちぃよ!圭一!」

思わず声が漏れたのです。誰かに見つかると危ないのです。早くしないと。

僕は圭一の引き締まった身体を手綱の様に掴み、一気にグライドしました。
圭一が僕の中で射精しましたが、僕はお構いなく、一心不乱に動きました。
あとちょっとで逝く、あとちょっとで逝ける。
そう思ったのですが…

「り、りかちゃん!」

レナに見られてしまったのです。
どう言い訳すればいいのか、圭一はレナにオドオドしています。
僕も言い訳を考えていないのでした。
こんなの鷹野との戦いよりも修羅場なのです。せっかく時のループを抜け出したのに、まさかレナにここで殺される事になるなんて…

いや、まだ終わってない。レナを殺すのは僕です。
レナを殺し…










〜レナの視点〜


レナ、こんな気持ち初めて!
圭一君の可愛いオットセイが梨花ちゃんの中に収まってる! 可愛い梨花ちゃんから可愛いオットセイが何度も出たり入ったり、まるでレナに『おはよう!』と挨拶をしているみたい…


梨花ちゃんのあえぐ姿、可愛いいよう♥」


レナが求めてた可愛いものが2つ合わさるの!
うれしいよう!
もっとして!もっと!

「りかちゃん! 圭一くん!」






「たのしいね、たのしいね」

梨花(この状況がたのしい? 笑えなさすぎるわ。しかもレナのその不適な笑みは何? まさか、私の事を殺す計画を考えて悦に浸っているんじゃ…)

圭一「ち、ちがうんだレナ! これは梨花ちゃんが勝手に…」

レナ「へー、梨花ちゃんから始めた事なんだ。へー」

梨花(ニヤけた笑顔のレナが怖いのです。)

レナ「梨花ちゃん! もっとみせてよ…」

梨花「み、見せるって何を…」

レナ「圭一君のオットセイに出し入れするところを…」

梨花(レ、レナはどついうつもりなのです? ま、まさか行為中を写真撮影して、村中にばら撒いて、ボクを破滅させるつもりなんじゃ…)

レナ(あ、そうか! 梨花ちゃんと圭一君の行為が人にバレたら良くないのか…。じゃあ、まずは教室のカーテンを閉じて、教室に鍵をかけてと…」

梨花(レ、レナが密室の部屋を作りしたのです。いよいよヤバイ気がしてきたのです…。)

レナ(どうしたんだろう? 梨花ちゃんの顔色悪いけど…)

梨花(そうだ! ロッカーにはサトシの金属バットがあったのです。まずそれを確保して…)

レナ(あれ? どうたのかな? どうして金属バットなんて梨花ちゃんは持つのかな?)

梨花(とりあえず窓を破壊すれば逃げれるのです。だけどスピード勝負でレナに勝てる気がしないのです…)

レナ(梨花ちゃん?!? まさかこれって雛三沢症候群? なら圭一君とエッチしていたのは病気によるものだったのかな?かな?)

「お、おちついて梨花ちゃん、レナは梨花ちゃんの味方だよ?」

梨花「う、嘘なのです。レナは僕を僕を!
(レナから急に笑顔が消えたのです。レナのあの目は怖い!あの目は獲物を捕らえる時の目…)

「心配しなくても大丈夫なんだよ…梨花ちゃんの事は…私と圭一君が支えてあげるから。」



梨花視点〜

いつもと違うレナの空気、レナは僕にゆっくりと近付いてきたのです。
いつもなら「お持ち帰り〜」と言ってあっという間に僕を持ち運ぶレナが、ゆっくりと僕に近付いてきたのです。
異様な光景に僕は身構えました。
レナは僕がバットを持っていたから警戒しているのだと思いました。だからゆっくりと僕に迫ってきた。だから僕はチャンスと思い、窓ガラスを破って逃げたのです。

僕はレナから身の危険を感じて走りました。
行く宛もなく、走りつづけました。

そして僕はトラックに引かれて…







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クロノトリガー世界線(ギリ18禁)

夏は交尾の季節である。
セミはみんみん、日中やりたい、やらせろと鳴き叫び、夜はカエルがやらせろと鳴き叫ぶ。季節が涼しくなって静かになるかと思いきや、コオロギが鳴き叫ぶ。 どいつもこいつもエッチな事しか考えてない。
この物語に登場するカエルもそれと同じなのであった…


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クロノトリガー世界の教会にて〜

梨花と同じくらいの身長のカエル。そのカエルの長いベロに梨花は巻かれていた。

カエルが梨花にしている事、それはレイプだった。

カエルの舌が梨花のスカートの奥で暴れまくる。


スカートの奥が犯されながら、ベトベトにされる。

カエルは梨花の身体が乾燥しない様にと、時折、梨花の全身を舐め回す。

湿っぽさと湯気を纏う梨花

カエルは再び、舌をスカート内に滑り込ませた。
白い下着、女児用ショーツ、一枚150円を念入りに犯し始めた。
オクラの様に糸を引いて、ぬるぬる、ヌメヌメになる女子児童のパンツ。カエルのベロはパンツと女子児童の間、子宮口と下着ショーツとの隙間に出たり入ったり、
高速にインアウトを繰り返す。

呪われた王宮騎士カエル。その正体は40おっさんで名前をグレンという。彼は稀にみるドスケベロリコンだった。

カエルはこの教会で、魔物に食べられそうになっていた梨花を助けて、知り合った。

その際、梨花はプニプニした正義のヒーローカエルに感動し、カエルの身体じゅうをまさぐり、ももぐってしまった。
ロリこと古手梨花の無邪気な笑顔と温もりに自制心が崩壊してしまったカエルは
気がついたら梨花を舌で犯していた。
カエルが
未だに下半身を梨花に挿入していないのは、王宮騎士のプライド故、おじさんとしての倫理感が躊躇させていた。

梨花を誰にも見つからない場所に隠して、もっと堪能したい。
梨花を教会の隠し部屋に連れ込み、薄暗いところに入れた。

「ボク、おじさんカエルに犯されるの結構悪くないのです。カエルさん、梨花の事がお気に召したのなら、もっとして良いのです。」

カエルはベロで梨花のパンツを脱がせた。
だが、躊躇い、パンツを履かせた。
しても良いと言われると何時でもできるという安心から萎え始める。
カエルは梨花に背を向けた。

「ど、どうしたのですか!?おじさんは僕の子宮口に飽きてしまわれたのですか??」

カエルは背向けたまま、「ごめん!」と一言いうと、去って行った。

「ま、待ってなのです! 僕はもう貴方の事が!」

忘れられないのです! その想いを胸に梨花は走った。
ぜナン海峡を抜け、砂漠をひた走り、カエルを追いかけた梨花
カエルの家の近くまでストーカーをした。

ちなみにカエルの家は森の中の茂みの中、竪穴に掘られた土の中にある。

カエルとの野外プレイに想いはせつつ、梨花は、森の中をさまよっていた。

するとヌウが梨花の目に飛び込んだ。

可愛いい、まんまるとしたフォルムに、カエルの様なプニプニ感。
思わず梨花はそのプニプニに飛び込んだ。

ヌウは臆病な生物。人間に見つかった事にびっくりして、森の中を駆け抜けた。
ヌウは梨花から逃げきれたと思っていたが、梨花はしっかりと、ヌウの大きな背中に張り付いていた。

ヌウは梨花を知らず知らずに、ヌウの住処へと案内してしまった。

魅惑のヌウ世界。
だが梨花は、あちこちのヌウに声を掛けてはセックスを断われてしまう。
ついにプライドを傷付けられた梨花はヌウの住処に火を放ってしまう。

DC1000年、クロノ世界でヌウの姿が見え無かったのは、梨花がヌウの生存領域を消したからなのだった…





羽生「もう! 手違いで異世界に来てしまったとはいえ、倫理に反する事はしてはいけませんよ梨花!」

梨花「そうはいうけど、あんなエッチなプニプニ見たら、誰だって気を狂わせるわ。私を受け入れないアイツラが悪いのよ。」

羽生「黒梨花は性格が悪過ぎますのです。そもそも圭一がドスケベになったのも梨花のせいなのですよ? 反省してますか?なのです!」

梨花「人のせいにするのはナンセンスよ…羽生…」

羽生「そもそもの始まりは梨花のキスが原因なのですよ? 判ってますか?なのです!」

梨花「圭一が回を重ねる度にドスケベになるのは圭一自身の人間性の問題よ。私は知ったこっちゃないわ」

羽生「あうあう!それは大人として無責任な発言と思いますです!」

梨花「なんとでも言うがいいわ。私は次の世界に行くから。

羽生「はう?ボクが居なければ世界線は越えられないのですよ〜」

梨花「この物語の作者に頼み込めば羽生がいなくとも飛び越えれられるわ」

羽生「な!いつそんな裏知恵をつけたのですか!?

梨花「内緒なのですよ〜♪ にぱー!」






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■無きカエル(ギリ18禁)



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梨花は無きカエルに想いをはせ、下半身を濡らした。
ショーツ内では収まらないヌルヌルは糸を引き、スカートから滴れ落ちる。

「もうダメ…我慢できない!」

昼休みの教室、外で子供達とドッチボールをしている圭一を分析した。

梨花は圭一のオットセイのサイズを知らない。自分にピッタリサイズを期待するが、体格差からその可能性は低いだろう。

梨花は同年代に目を向けたが、どれも男らしさが足りず却下された。

「は、入るかな…。圭一のサイズ…」

圭一が妄想世界で何度も自分を犯しているのは知っている。圭一はきっと自分に100回中出しする程に激しいプレイを強要するかもしれない。圭一とのセックスは危険を伴う気がした。

梨花は途方に暮れていた。
丁度いいサイズのオットセイを持ち、男らしく、尚且つロリコンがいないかと。

そんな人は居ない。居るにしても探すは困難。
だが、梨花は諦めなかった。
男子トイレに隠れ潜み、双眼鏡で立ちションしている男達のオットセイをチェックした。

梨花に合う小さいオットセイを持つ大人は5人いた。

前原圭一、入江京介、富竹ジロウ、小此木、前原父親

その内、ロリコンだと判明したのが、圭一、入江、小此木だった。

圭一とのプレイは怖い。入江は男らしくない。
消去法で選ばれる小此木。

原作での小此木は梨花を殺す計画に躊躇なく加担した。
だが、今回に限り、小此木は梨花を愛してしまう。梨花殺害計画を告白し、鷹野三四をやっつけてしまう。


この回で梨花と小此木は互いに愛し、深く求め合う。
梨花は小此木の渋いオジサン顔に、メロメロになっていた。

「小此木…今日も一杯ボクのおまんこにザーメンを注いで欲しいのです♥」


小此木オットセイ

小サイズだからこそ、上下左右に自由に動き回れる。

梨花「お、おこのぎぃ♡ 

小此木のオットセイ汁。種汁が梨花に受精する。

梨花は妊娠するリスクのスリルからも快楽を得ていた。

世界での最年少妊娠記録は6歳。

何度も種ずけされれば小学一年生の梨花でも確実に妊娠する。

それでも構わなかった梨花と小此木。
死線を抜けた二人は恐れるものは何も無かった。

「小此木♡ 小此木っ! 小此木♥!」

梨花が感じる度、連呼する小此木の名前。
彼には原作において下の名前が無かった。

だからこそ…小此木の下の名前は好きな呼び方にすればいい。

たとえば貴方の名前をはめ込んで、セックス中の梨花ちゃんに呼んで貰おう。

梨花「まあくん!まあくん!」


でもいいし、

梨花「しゅうくん!しゅうくん!」

でもいい。

基本的に梨花ちゃんファンならば自分の名前を代入するだろう。
だが、魔が差して、父親や祖父の名前、知り合いの名前は使わない方がいい。ホラーな光景が脳裏に過るからだ。

余計な事は考えてはいけないのだ。
一度でも父親のプレイを想像してしまうと、関連して母親のイメージも脳裏に過る。トラウマとして脳裏にこびりつき、そしてある日、夢を見てしまう。
母親とセックスしてしまう様な夢を…
そこまでいくと、祖母も脳裏に過り、こびりつく様になる。



読者に嫌なイメージを植えつけたところで、その犯人は名乗り出る用意ができた。



「空想世界とはいえ、私を弄んだ罰よ…」

読者をイバラな道に導いているのは、黒梨花である。書いているのは作者に違いないが、作者は黒梨花に支配されて書かされてる。

この回の出来事の全ては黒梨花の妄想である。
だが黒梨花の妄想はただのイタズラでは終わらない。
梨花の妄想は世界線を超えて影響を広げていく。黒梨花は作者である私に影響を与え、読者に、お婆さんとのセックスを想像させる。読者はやり場のないストレスを他の誰かに向け、作者と同じ様に誰かに、お婆さんとセックスをする夢をみさせる様に仕向けていく。

ご愁傷様…


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■マネキンプレイ 智子(ギリ18禁)



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大人になった智子はマネキンを使い、セックスのシュミレーションをしていた。

智子「どこのどなか知りませんが、よろしくお願いします」

マネキンは智子の背後をとった。

智子「え?いきなりですの? 前戯等はありませんの?

智子は困惑した。だか智子は前戯の知識は無かった。なんとなくなノリでマネキンと戯れていた。


智子(このままマネキンさんが腰をふると、わたくしの中に快楽が注がれますのね…)

智子はマネキンの股間にむけて身体を押し付けた。


智子(そ、そんなに大胆に…。皆が見ているのに…

智子の心は田んぼのあぜ道あった。通りすがりの老人達が、智子の寸劇エロを見ている


(は、恥ずかいですわ。でも。でも。)

智子「さあ、圭一さん、舐め舐めするのですわ。

いつの間にか智子は圭一の事を考えていた。
智子は圭一に想いをはせながら、マネキンに擦りつけていた。

(気持ちいいですわ。圭一さんの舌使い♡

智子は空を見上げなら、マネキンに腰を突き上げた。
大人びた肉体の圧でマネキンがギシギシと音を立てる。

智子はデパートの販売員として、このマネキンフロアにいた。
仕事の合間に日々の欲求不満をマネキンにぶつけていた。

「圭一さんが、、特定の彼女を、作らないのが、いけないのですわ…。誰かれ構わずに好きとかいう癖に、誰とも付き合わないなんて!」

圭一はプラトニックな関係を部活のメンバー達と貫いていた。誰とも付き合わないけど、誰もが好き。清廉潔白な圭一は、愛されキャラとして、いつの間にか智子に受け入れられていた。

「もう!圭一さんがエッチな目で私を見るからいけないのですわ。仕事中にこんな粗相がばれたら私の保身に関わりますのですよ?」

言いながら圭一の頭をしっかり握って離さない智子。

圭一によるクンニプレイは智子が逝くまで終わらない。

圭一は困った顔をした。
困り果てながらも、智子を舐めた。

ツンデレを貫いてきた智子には、潜在的にマゾヒストが潜んでいる様で、自身の排泄場所に近いところを嫌々ナメさせる行為にエロスを感じていた。

舐め続ける圭一の手は智子のちくびをこりこり摘む。

智子に電撃が走る。
小さな胸。大人になってもコンプレックスな胸。そこを癒やしてくれる圭一の優しさに濡れていく。

「圭一さんのドスケベには本当に参りますわ。わたくしの気持ちを知ってか知らずか、焦らすのですもの。さっさと、イチモツをぶち込んでみせれば良いのですわ。」 

智子には前戯の知識ある。妄想世界の智子は『前戯を知らない純情乙女』という設定を加えて心を盛り上げていた。

圭一を言葉で責めつつも、受け入れる方向
に身体を許していく智子。

「圭一さん! これはツンデレプレイとかじゃないですわよ? あくまで圭一さんの謝罪の気持ちが大切なのですわ。そこの所を勘違いしてはいけないのですわ」

マネキンに向かってギシギシと音を立てる智子。























「まてよ?」この続きを書こうとして作者は、アンケートの内容を思い出した。
『キャラがマネキンとプレイするのは見たくない』という意見が大半だった。

マネキンプレイにはもっと大幅な工夫が必要になるかもしれない。

作者は設定を変えた。


〜本文〜 

はるか未来からタイムゲートをわたり、現代にやって来たマネキン。その名を『シオン』
シオンは全ての女性をレイプし、トラウマを与え、男性恐怖症にするのが目的だった。
はるか未来では人口過多と環境汚染で人々は地獄の世界を生きていた。
【人が産まれるべき世界ではない。今の内に人は絶滅するべきだ。】
シオンは女性に男性恐怖症を植え付け、人が生まれない世の中を作る為にやってきた。

シオンの最初の犠牲者となったのが智子だった。

学校からの帰り道、田んぼのあぜ道で、襲われた智子。

白昼堂々の出来事だった。

村人はクワや狩猟用ライフルでマネキンシオンを攻撃するが、ダメージを与える事ができなかった。

小学生なのにレイプされる智子。レイプしているのはマネキンだが、人々の目には圭一の姿をしている。
シオンには擬態する能力があり、レイプと同時に人間関係を破壊する事までプログラムされていた…


























と、ここまで書いてアンケートを思い出した作者。
レイプ願望ない読者の割合が高かったこと。この展開は多分間違っているかも。

そもそもマネキンらしさが消え去っている。
マネキンの良さを読者に伝えたい作者としては、純粋にマネキンから快楽を得る智子が大切なのだ。
そんな智子を見て貰い、読者が快楽を得なければ意味がない。

マネキンプレイの評価が高ければ、そのデータを持って、AVメーカーにプレゼンが可能になる。

これは単なる妄想遊びではない。作者の生活費を賭けた戦いなのである。

作者は妄想空間から覚めると、再びエロスについての研究を開始した…










-

あとがき

活動報告(プログ的なとこ)でエロスの研究報告をしています。
興味のある読者はそちらへどうぞ。↓

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=245597&uid=319667

――――――――――――――――――――――――――――

■18エロ 罪滅し編



-

羽生「読者の皆様、いたずら好きな梨花が酷い事をしましたのです。代わって僕が謝るのです。ごめんなさいなのです。お詫びに僕が読者さんのエッチな妄想のお手伝いするのです。


梨花「ちょっと!何をするのよ!羽生!

羽生「読者の皆様は、僕達がレズりあうのを求めているのです。」

梨花「そういう趣味ないから!

羽生「なら、レイプなプレイになるのです。

梨花「レイプって女同士でできるわけ…

羽生「僕は神様なのです。不可能なんてないのです。

梨花「や、やめて!

羽生「いくのですよ! ズボっ!

梨花「っーーー!

羽生「これは罰なのです。痛くても我慢するのです。」

羽生は梨花にまたがりグライドした。
ヌルヌルになる2人。

羽生「中にどぴゅっと僕の精液を入れるのです。

中出しされる梨花。注ぐ羽生は恥ずかしそうに頬を染めた。

羽生「嫌そうな顔をしますのですね…。読者さんの為に笑顔で『にぱぁ』をするのです。




羽生「反省の色が見えないのです。もう一度、中に出すのです。

梨花「っーーー!




羽生「まだ反省の色が見えないのです。今度は連続10回、中に出すのです。


梨花「ま、まって! 反省するから、反省するから!

羽生「じゃあ、読者様に向けて謝罪するのです。そして罪滅ぼしをするのです

梨花「罪滅ぼし??

羽生「そうです。梨花は反省の証を示すのです。

梨花「それって…


羽生「たとえば読者様の夢に出るのです。そこでセックスをしてくるのです。

梨花「そんな物理的に不可能な…

羽生「不可能なんて無いのです。信じれば叶うのです。

梨花「まあ、いいわ。夢にまで私を求めるなんていう根性ある男なら、相手にしてやってもいいわ


羽生「そんな上から目線な梨花が好きという読者様は多いのですよ? 引っ張りだこなのですよ?

梨花「そ、そうなの? 

羽生「そうなのです。可愛いバージョンの梨花とSM女王様風梨花、どちらも大人気なのです。

梨花「忙しくなりそうね…

羽生「大丈夫なのです。梨花の手が足りない時は僕が代わりを務めるのです。

梨花「幽霊の貴方が夢に出るとか、ちょっとしたホラーね…

羽生「そんな事ないのです。こう見えて僕も梨花と同じくらい人気者なのです。

梨花「あんたの世話好きは今に始まった事じゃないけど、ついに読者の夢にまで出て世話を焼くとは…」

羽生「読者様は覚えていますか? 僕との合言葉を

梨花「たしか…『キスの嵐』だっけ?

羽生「そうなのです。そのキーワードを言えば、僕は現れるのです。

梨花「信じがたいわね。全部ハッタリにしか思えないわ。

羽生「信じるか信じないかは貴方次第なのです。

梨花「その台詞、宇宙人の陰謀説を語るテレビの人に似ているわね…

羽生「宇宙人の僕が語った方が、テレビの人より説得力があるのです。

梨花「あなたが宇宙人であること。すっかり忘れてたわ…」



羽生「とにかく、信じる力がある限りは僕達は不滅なのです。
読者の皆様には今後とも僕と梨花を宜しくなのです。」

梨花「え? 私は不滅な存在ではないわよね? 私は幽閉なんかじゃなく、時をループして生きてる人間の筈…

羽生「細かい事は気にしちゃ駄目なのですよ。」

梨花は今まで一度も自分を疑った事はなかったが、もしかしたら…

羽生「梨花の正体が未成仏の地縛霊で、同じ時をループしているだけ。その中で梨花は幻想世界や夢を見ている。そんな可能性もあるかもしれないです。

梨花「今更幽霊扱いされたところで驚きもしないわ…」

羽生「もし梨花が幽霊なら、僕達は永遠に不滅かもしれないのです。

梨花「やけに嬉しそうね…。私は別に貴方と人生を共にする気はないのだけど。

羽生「!!?

梨花「ちょっ! 泣かないでよ羽生。

羽生「り、梨花は僕が嫌いなのですか?

梨花「……ことないわよ。……きよ。

羽生「はう? 良く聞こえないのです。

梨花「うざい!

羽生「顔が赤いのですよ〜梨花





梨花はその日、辛いものをたらふく食べた。
激辛のキムチ、塩辛の塩辛等で羽生に制裁を与えた。


梨花「羽生、これが何かわかる?

羽生「そ、それはブートジョロキア!!

梨花「これを口に含むとどうなるか…

羽生「や、辞めるのです! それをやれば梨花の命にも関わるのです。

梨花「もし私が幽霊なら、辛さで死ぬなんて事はないわ!」

羽生「まさかそれを確認する為に!?」

その夜、ひぐらしに似た悲鳴が2つ雛三沢に木霊した。
めでたし…めでたし…




-



――――――――――――――――――――――――――――

■羽入「アンケートに僕の名前が入っていないのです!」



-

羽入「前回のアンケートはガムの口移なのです。僕はそこにカウントされていない! 作者さんは僕が誰かとエッチするのを嫌がって出番をくれないのです。だから今回は僕が読者さんに語り部をしますのです。」

羽入「ここに来るまで、読者の皆さんは、色々なアンケートに答えました。。中にはくだらない物もあったかもしれない。前回のアンケートのガムの口移しなんて、特にくだらないと思いますのです。しかし、「くだらない」とは考えずに、是非ともベットに横になりながら、リラックスしながら、僕達が言いそうな言葉を想像して欲しいのです。僕達の絵や声を想像して
智子や梨花が何を言いながら、貴方にガムを食べさせるのかを、見て欲しいのです。」



羽入「何も考えなければ、できるはずなのです。
目を閉じなくても良いのです。。むしろ閉じようとしてはいけないのです。集中しなくても良いです。むしろ集中しようと頑張ってはいけないのです」

羽入「ありのままの貴方が大切なのです。ありのまま自分を受け入れ、何も考えず、好きなキャラが迎えてくれるまでワクワクして待つのが大切なのです。」

羽入「そうすれば、こんなツマラナイ小説読むよりも遥かに大きなシコリティが得られられるのです」

羽入「しばらく間を置きますのです。。2〜3日の間を置くので挑戦してみて下さいなのです」














1日目

















2日目
















3日目















羽入「ちゃんと妄想しましたのです?
ずるして、ここまで秒で飛ばしてませんか?

羽入「貴方が嘘つきでない事を前提として、ベットの中で妄想にふけった事を前提として、これから僕は魔法をかけるのですが


羽入「…もしも貴方が嘘をついていれば、魔法の副作用から、罪悪感を持つ羽目に、あるいは何かしら心に隙が生じて読者である貴方の心は、毒者へと染まる事になるかもしれない…」

羽入「僕はここで、今一度、しばらく間を置きますのです。考える時間の【間】なのです。でも、この魔法の間はこれが最後となります。
最後の間に、もう一度のガムの妄想遊びをしてくださいなのです。その際、僕もちゃんとガム遊びのメンバーに混ぜるのですよ?」




























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羽入「どうでしたか? 僕はちゃんと貴方をエッチな気持ちにできたでしょうか??」



羽入「ランキング上位のエロい小説を読むよりも、ずっと有意義に、エロいキモチになってくれましたでしょうか??」

「できなかった人は、気分や調子がたまたま乗らなかっただけなのです。眠れない時等やエッチな気分な時、脳が覚醒している時なら、成功するはずなのです。」


羽入「小説内に設置されている各アンケートは、、僕達の様々なエッチなシチュエーションやセリフが散りばめられてますのです。投票する為だけの目的で参加してしまうと、想像力の魔力は大して働かず、エッチな気分を引き出せないのです」

「試しにアンケートの項目を布団の中等で眺めて、イメージしてみて下さいなのです」

想像する前に投票したものは実は間違っていて、真に投票すべきものが、はっきりと見えるかもしれないのです。僕はそこで選ばれましたか??

羽入「宇宙を司るエロ神様によると、小説を書いているエロ作者さんは、脳内に見えるエロい光景をわざわざ書かかなくとも、エッチな気分にて満たれているそうなのです。しかし、読者さんは、文字を読んで咀嚼する手間をかけて、やっとこに、エロい気持ちなる…。作者さんが何もしないでエロを手に入れていたのと比べたら、エロを得るまでに障害が多過ぎて、作者さんが感じた官能世界を100分の1すらも体験できない……とエロ神様はおっしゃっているのです」








エロ神様いわく、「エロ小説なんてゴミ箱に放り投げてしまえばいい!」らしいのです。

羽入「実際、この小説はゴミの様な評価、放り投げられる存在なのだと僕は思います。」

羽入「ここに来る読者の皆さんは、ランキングの小説をわざわざ避けて、評価のついてない新着にまで来ているそう…」

羽入「文字を読むことが嫌いな僕の視点では、まず考えられない超常現象なのです」










羽入の登場はここで終わり、次は筆者にバトンタッチ。

筆者「正直、読者さんは、何が楽しくて、ここまで読めたの?」

筆者は自分の書いたものが好きだから、苦もなく読めるし、お勧めできると思って自信を持って投稿している。
筆者ならば中盤あたりで10点満点で投票しているだろう。

でも読者はそうじゃないらしい。点を付けられない程に微妙な小説という事でしょう?

読者と筆者で、とてつもない温度差が広がっているよ?



距離にしてどのくらい?

一万光年くらい、離れてませんか?

筆者は市販の小説、プロが書いた物で、満足した事はありませんよ? だからプロでもない人が書いた小説に期待等する筈もなく、小説の感想欄で弱音も吐いた事はありません。

プロのを読んだら、必ず損をしたと思うし、「10万くらいの慰謝料を寄こせ!」と思うくらい読むのに精神力を使ったこともある。

もし読者さんがこの小説を楽しめず、筆者に慰謝料を請求したいとしたら、それはもうカルマですね…

これまで読者さんみたいなのが、プロの小説を高評価して、書店にそういうものが必然と並べられる空気を作った。それにより私の様な小説を楽しめなかった犠牲者を生み出した…
【これ賞取りまして面白いよ!読めよ】的な空気の押し付け帯を本にまとわす罪です

つまり、筆者の小説が楽しめなくて苦しんでいるのは罰であって、カルマ的な自業自得であります。























筆者は自己責任や自業自得という言葉が大嫌いです。

読者さんの中にも嫌いな人は多いのでは?

我々はその一点においては、少なくとも同士。決して相容れぬ存在ではない。

そして何らかの波長は合うはず!

『読んで得るものが何もない!』
のを書いたとなれば、書き手として、とても情けない。

ここまでの全話がつまらなくても、
この回、あるいは次の回からは
【これまで、つまらなかった事象】を無かった事にしたり、全話が面白かったかの様に錯覚させる物語造りを意識したい。

一度はゴミ箱に捨てたけど、拾って一から読み返すと新たな発見があり、スルメイカの様に味わい深い。そんな作品を筆者は書きます。



-

〜あとがき〜


この回を3分以内に読み終わり、低評価に投票しようとしている人はいませんか?

筆者がもし1万点の高評価者だったら、毒者である貴方は、果たしてそんな事をしたでしょうか?

きっとこの回を何度も読み返して、考えたりして、一話から読み返したりして、投票評価のスイッチを即日には押せないのでは?

色眼鏡をかけているなら、その色はこの小説と相性が悪いので外す事をお勧めします。

そしてランキング上位者がこの文を書いたのだと思って今一度読み直して見て下さい。見落としの文節があるかもしれず、考え方が大きく、変わるかもしれません…

この小説の価値が10点満点であるという隠された真実に気付くとき、貴方には、かつてない程の、とてつもない魔力、おそらくオヤシロ様が言っていた宇宙のエロ神様的な存在がエロパワーを授けてくれると思います。

とてつもないエロパワーは既に筆者にはあります。なので読者の皆さんも、それを勝ち取って欲しいのですよ。



――――――――――――――――――――――――――――

■羽入、欲求不満



-

羽入「どういう事なのですか? 僕、なんやかんやと誰とも(梨花としか)エッチしてないのです。作者さんのエッチな妄想回で僕、ウエディングドレス来たまま待っていたのですよ? なのに作者さん、僕には触れもせず、皆とエッチしていたのです。作者さんは僕が一番好きじゃなかったのですか??

作者「すみません。オヤシロ様の前だとなんだか萎縮してしまって、エッチな事しようとしても、できないみたいなんです。一番の押し、一番の好きだけど、見えない壁の様な物に阻まれて、エッチな事が書けないのです。

羽入「そんな調子いいこと言って、僕を騙すつもりですか? 僕、知っているのですよ? 作者さんが、僕を忘れて、FF7世界の女の子とイチャついているのを

作者「あ、い、やその…

羽入「しどろもどろ感を演出する暇があったら僕の出番をもっと増やして欲しいのです。

作者「は、はい、反省してます

羽入「心がこもってないのです! 社交辞令風に謝られても僕を蔑ろにした事実は変わらないのです。」

羽生『それから僕は知っているのです。作者さんが僕の名前、羽生と羽入を間違って書ていることを。そしてその間違いに作者さんは気付いたにも関わらず、面倒くさがって修正しないことを…僕は知っているのです。知らない振りして様子を見てたけど作者さん、全然反省していないのです。


作者「て、てっきりバレてないと思って、つい…。ごめんなさい、オヤシロ様

羽生「言ってる側から羽生のままだし…。僕は羽入なのですよ? 作者さんの見せかけだけの反省なんていらないのです。」





羽入「それから僕をファイナルファンタジーに出演させるという話、あれはどうなったのです?」 





羽入「ほら!やっぱり何も考えてない! 作者さんは口先三寸なのです。女の子に調子いいこと言って、その気にさせてエサはやらない男と同じなのです。作者さんは典型的なクズ男なのです!」



羽入「会話を放棄して、だんまりを決め込むところとかも、典型的なクズ男そっくりなのです。僕は失望しましたのです。あれだけ僕の事を好きとか言っておきながら、エッチな空気になると直ぐに逃げ出す。僕はもう、お預けは嫌なのです。欲求不満しているのです。」


羽入「作者さんはもう僕のものなのです。他の女の子とエッチな妄想をしないので欲しいのです。

羽入「聞いているのですか?悪いと思っているなら、キスの一つくらいして欲しいのです。

羽入「女の子にこんな事を言わせて、男として情ないのです。据え膳食わぬはなんとやらなのです。


羽入「まさか放置プレイのつもりなのですか? 僕と作者さんとのエッチは放置プレイで実現しているという事なのですか?


羽入「なら、僕が作者さんを放置するのです。



















羽入「あうあう…。この空白は僕のせいになるのですか? もしや僕が作者さんを放置したら、話が終わってしまうのですか?


羽入「会話しないと間が持たないのです。作者さん、僕を放置しないで欲しいのです。


羽入「悔しいのです。僕は作者さんの一体何なのです? ティファやエアリスと比べて3番目の女という事なのですか?


羽入「返事をして下さいなのです。


羽入「僕はティファやエアリスに負けているとは思えないのです。

羽入「僕とエッチ、したくないのですか?

羽入「作者さん??


羽入「あぅあぅ…

羽入「…



梨花「さっきから何喚いているの?羽入 

羽入「作者さんが僕を蔑ろにするのです

梨花「その気持ちは判るわ。貴方時々しつこいから。

羽入「僕がしつこい??

梨花「ええ、憑依されている身としては常々そう思っていたわ。

羽入「あぅあぅあぅ…

梨花「マジ泣きはやめてれない? 近所迷惑だから。



羽入「り、りか…」




羽入「僕は決めました。家出するのです。そして、しばらく作者さんの家に居候するのです。」


「僕を放置した責任を取って貰うのです。



-



――――――――――――――――――――――――――――

■園崎家の性事情(18禁エロ)



-

「圭ちゃん…。もう一度あの時の様に気持ち良くなってくれないかな…」

魅音の言う『あの時』というのは、圭一が魅音からのパイズリを受けた回の事だった。
圭一の妄想世界での話だが、魅音は圭一にパイズリをした夢を見た。圭一の妄想世界によく似た光景を夢の世界で見ていた。


魅音はその夢を思い出してやろうとしていた。パイズリよりも先のエッチな行為を…

魅音の母親で園崎茜の部屋。そこから勝負服を取り出す。夢の中で見た透け透けのランジェリーに似ているそれを纏い、鏡に向かって演技をし始めた。

「ついにオジサンの胸で逝っちゃたね〜♪」

「精液まみれになった圭ちゃんのオチンチン、はてさて、どこに向かうのやら〜♫


「ズボッ! あらまぁ♡、圭ちゃんの大好きなオジサンの中に入りましたよー!」

1人芝居、1人プレイ。魅音は鏡の前でよがり始めた。


「今日は危険な日なんだ。だから圭ちゃん、中で出しちゃっていいんだよ?」


圭一「いいのか?オレなんかの子供で…

魅音「いいんだよ。 圭ちゃんだから、いいんだよ!」

圭一「なら、遠慮なく、やるぞ…オレも魅音との子供…欲しいからな…

魅音「遠慮しないでね♡ 思いっきり射精してね

圭一は魅音の胸に顔を埋めながら、大きくグラインドした。魅音は圭一のおでこにキス

「子供作ろうね?オジサンとの子供、沢山、作ろうね?」

圭一が射精した瞬間、魅音は逝った。

「圭ちゃんのが中でいっぱい来てるよ…」

「ドロドロとしたものが、注がれちゃってるよ…」






園崎茜の部屋、鏡の前にて、あられもない姿をしている魅音
誰かに見られたどうするつもりなのか…

ちょうど良いタイミングで園崎茜が帰ってきました。ふすまの隙間から、娘が勝負服を着てよがっている姿を見てしまう。
果たして、魅音の運命は…










 





園崎茜は寛容だった。娘の話を真剣に聞き、恋愛と性の指導をしてくれた。

「いいかい魅音、圭一君を手に入れたくても、身体を使っちゃ駄目なんだからね? 男という生き物はね、身体を許したら最後、愛が冷めるだけなの。心を繋止める事なんて、できないの。男とエッチするときはね、別れる事を前提にするのよ? そうしなきゃ、愛に溺れて、地獄を見る破目になるの…」


茜の言葉の真意が今一つ理解できなかった魅音


「お母さんは、お父さんと駆け落ちして、結ばれたのでしょ? 私が生まれるまで、一度しかエッチしなかったということ?

「…していたわ…。けれど、貴方を授かった後はもう女として見てくれなくなったわ。

「…そ、そうだんだ…

「私は…男の子も欲しかったわ。でも、それは叶わない夢だった…。あの人は外で女遊びをするし…

「お、お父さんが!?

「そうよ…。今思うと、あの人はクズだった。。きっと、私と駆け落ちしたのも、貴方達を授かる事が本来の目的だったんだと思う。子供さえ出来てしまえば、園崎家は結婚を許す筈だと、あの人は最初からそう考えていたのかもしれない…。あの人は園崎の財産が目当てで、私と結婚したのよ。

「ほ、本当に?? 飽きたとかじゃなくて、最初から、計画的だったの?」


「…。そんな事はどうだっていいの。あの人が私を求めなくなり、外で遊んでいるのは、事実なんだから!」





魅音は悲しくなり、父親に直談判へ向かった。



父「そ、そうだったか…。お母さんは、そんな風にオレの事を…

魅音が父から知らされた経緯、
それは、元任侠者であった父を快く思わないおりょうによる、半ば脅しとも言える脅迫に合っていたからだった。

【外で女遊びをして茜を傷付ける事。茜と2度交わらない事。それらを守れなかった場合、双子のどちらか一方を殺す】というものだった。

園崎おりょうの目的は、茜が旦那に愛想を尽かして追い出させる事だった。

魅音は今からでも遅くないから誤解を解くように父に求めた。

その後、紆余曲折在りながらも誤解を解いた茜と旦那は、部屋で15年ぶりの激しいセックスをした。

魅音はその光景をふすまから覗き、大人なエッチを学んだ…


-



――――――――――――――――――――――――――――

■※バランスボール 遊び 12禁くらいから18禁へ

圭一視点から

-

俺は学校にバランスボールを持ってきた!

目的は部活メンバーに使って貰うこと。

例えば無邪気な沙都子が乗れば、パンチらを見せてくれるかもしれないし、パンチらが無くても、絶対領域が能動的に動くのだから、たまらなくエッチな気分になれる。

そしてバランスボールに乗るということ。
それは子宮に類するに各種の女性器官(おめこ)とパンツが強く擦れ合う事意味する。
千里眼と物を透かして見る技術があるなら、さぞ能動的かつ官能的な世界を、バランスボールから見出だせるはず。

案の定、部活メンバーはオレの思惑なんぞ知る由もなくボールにまたがった。

沙都子が上下運動する姿なんて、まるで服を着たまま騎乗位する絵である。小学一年生の上下運動は禁断の果実。ロリコンにとって目の前でやられると犯罪に走りかねない危険な行為。俺に娘がいるなら、人前では絶対にやらせないだろう。それなのに部活メンバーは全く警戒心がなく、魅音も詩音もレナも、あられもない光景を見せてくる…

「け、けしからんぞ!お前ら!」

つい声に出してしまった。

「なんですの?圭一さんもやりたいですの?」

(できれば一緒にやりたい。沙都子を抱っこしたままオレもボールに乗って上下する。正面からから、後ろから、どっちも良いだろう。そしてオレは沙都子と擦れあうのだ。女子児童のビーチフレグランスに染まりながら、うっかりアソコがドッキングする。
よろけそうな沙都子の細腕を掴み、助けるながら、そのまま覆いかぶさり床で…)

「圭一君、大丈夫? 鼻血が出てるよ?」

テッシュを取り出してオレの鼻を拭いている彼女。レナである。

「圭一君、保健室に行こうか?」

逝きたいです。保健室で逝かせてください。ベットまで付き添ってくれた優しいレナをそこに押し倒して覆いかぶさり…

「圭一君、レナの中で出したいのかな?」

「はいそうです!」

「じゃあ、レナも梨花ちゃんみたいに100回中でドクドクしてよね…」
 

「勿論、100回でも200回でもやらせて、いだだきます!」


これは妄想である。レナはそんな卑猥な事は言わない
そもそも妄想なのだからレナの同意が得られなくともオレは犯す。100回中だしする。



沙都子「圭一さんも、やりたいのですか?」


圭一「はいそうです!」

「勿論、100回でも200回でもやらせて、いだだきます!」


沙都子「そ、そんなに乗りたかったのですの? 元々、圭一さんが持ってきたものですし、圭一さんが好きなだけ乗る権利があるのでこざいますわ…」

圭一「い、いや、そういうつもりで言ったのではなく…

沙都子「?? 乗らないですか?

圭一「なんでもないさ。ただの独り言さ、

沙都子「変な圭一さん…


危なかったセーフ。危うく一人寂しくバランスボールに乗る羽目になるところだったぜ。

沙都子は再びバランスボールに乗り始めた。


レナ「レナも乗っちゃお〜

なんとレナがバランスボールをまたいで、沙都子を後ろから抱きつきやかった。

股を開いて沙都子にしがみつくレナ

レナと沙都子がドッキングしている!

レナの胸が沙都子の背中に食い込むよ!
揺れる2人! パンチらも見える。絶対領域も揺れる!
2人の生足が! スカートが揺れる!

2人の体重のせいか、ボールから空気が抜けてしぼみかけてる。
いつのまにか、まんすじが見えるくらいに2人は股を広げている。


流石にこれは目のやり場に困る。というか、この目的の為にボールを持参した等と思われたら厄介だ。

オレは後ろを向いた。

「どうしたの?圭ちゃん、なんで背中向けるの?…」

逆に怪しまれている気がする。

「はぁはーん、さては圭ちゃん、レナに欲情して…」 

「そ、そんな訳あるか…。オレはただ紳士的に婦女子の下着を見ない様にしているだけで…

「ふぅーん…

魅音はオレの気持ちを知ってか知らずか、

「私もやーろおっと。

魅音がレナを後ろから抱くと、レナの胸をもみもみし始めた。レナはこそばゆくて、もがき、身体を大きくうねらせた。
パンチら、まんちら、のオンパレードだった。
ナイス魅音!と、言いたいところだが、心を見透かされいる様で恥ずかしい。

だが、ボールに乗ったまま無邪気に股を開く沙都子とレナ、優しい魅音を見ていると、どうしようもなく、恋しくて愛おしかった。

梨花「圭一のエロい脳内がだだ漏れなのです。」

梨花ちゃんは、オヤシロ様の生まれ代わりだそうだ。オレのエロい心がある程度、見えるそうで、でも咎める事もなく、温かく見守ってくれている。
オレの彼女は一応レナではあるが、本命は梨花ちゃんであると言ってもいい。
一度告白して振られて、梨花ちゃんには、レナとの恋愛を応援されたが、オレはまだ梨花ちゃんに未練がある。

梨花ちゃん…。オレの心、どこまで見透かしてるの? 今ここで梨花ちゃんを犯す妄想をしても、今まで通り、オレを温かく受け入れてくれる?

梨花「妄想ですから、僕は圭一にいくら犯されても平気なのです。」

オレは梨花ちゃんを抱えて、男子トイレに連れ込み。荒々しく犯す妄想をした。

「やめてなのです圭一。」

「いま圭一がしようとしているのは、妄想なんかじゃなく、本当になのです。」

それも含めて妄想である。おれは構わずに梨花ちゃんを、壁に押し付けた。

「い、痛いのです! 辞めるのです!」

今日のオレは集中力が高い。先ほどレナ達のエロいシーンを見たせいか、脳が目覚めている。頭が冴えて回転が早い。
オレは梨花ちゃんを口で塞ぎつつ 体重に任せて梨花ちゃんを壁で挟んだ。

梨花ちゃんを抱き、宙に浮かせることで足は床に届かない。梨花ちゃんはオレから逃げる事はできない。
オレは壁に押し付けた梨花ちゃんに液という液を注いだ。

サラサラヘアーの頭を掴み、梨花ちゃんの唇を堪能しながら、
ドクドクと

だが、それが妄想ではなく、現実の事だと気付いたとき、オレは自殺しなければいけない衝動に駆られていた。

梨花ちゃんを汚してしまったオレは生きる価値はない…




「圭一、これは、初めてではないのです。」



「これまでも、何度かあったのです。

「回数を重ねる度、圭一が僕を犯す頻度は低下していますのです

「こうみえて圭一は僕に飽きかけているのです。だから、圭一は気に病む事はないのです。

「今回も僕は圭一を攻めたりしないのです。気に病むくらいならレナと別れて、僕と付き合えばいいのです」

「圭一、僕はもう慣れっ子なのですよ。、にぱ〜♪」

「罪の意識を感じるなら、僕に沢山のご奉仕をするのです。そうすれば圭一も僕も幸せになれるはずなのです。」


梨花ちゃんはそう言ってオレの存在を受けいれた。
梨花ちゃんの言う通りになり、オレは次第に梨花ちゃんに飽きていった。

「圭一は今でも沙都子やレナ、魅音への欲情しますか?」

「そういえば、以前殆の気持ちはない。好きだし愛してるけど、犯したい欲なんてないな…」

「そうですか。それでこそ本来の圭一なのですよ

「本来のオレ??

「本来の圭一は、僕にとって運命を打ち破る為の大切な仲間なのです。圭一は言いました。仲間を助けるのが本当の仲間なのだと。僕は仲間として圭一を助けただけなのです。エッチな事は沢山しましたけど、過去に僕が圭一から助けて貰った恩を考えれば、これくらいのこと平気なのです。」

「良く分からんが、ありがとう梨花ちゃん。

「どういたしまして、なのです。」


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■圭一が僕を犯す事は予め想定済みなのでした…(18禁なのにエロポイントなし!



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圭一が僕をトイレに連れ込む事は以前もあったのです。
その時の圭一はオットセイのヌルヌルが足りなくて、圭一も僕も痛い思いをするだけでした。

いわゆるレイプ未遂
一応、中に挿入されたので正確には準レイプ罪というところでしょうか。
それが現実であり、圭一の作り出した妄想ではないのだど圭一が気付いたとき、圭一は、心を病んでいきました。

その時の僕はどうすることもできず、
圭一はその後、自殺してしまいました。

僕は一度、圭一を見殺したのです。

次こそ失敗しない。今度はどうにかしたい。
僕は圭一が壊れる前に身体を捧げました。

ドスケベな圭一を放置する事ができない僕は、優しく大人の手ほどきをしてあげました。すると次の雛三沢での圭一はドスケベな圭一ではなくなっていたのです。

ですが次の雛三沢では元のドスケベ圭一に戻っていて、僕はその謎を追いかけるべく何度か、圭一の相手をしました。

繰り返している内に、圭一は元のエロくない圭一に戻りつつありました。

その特徴としては圭一に強い罪悪感を植え付ける程、良好な結果が得られるのだと気付きました。
僕は圭一からのレイプ、特に中出しを受け入れる様になりました。

滑りを良くするため、予めローションを膣内に満たしておいたり、ミントガム等を噛んだりしました。

圭一は我に返ると絶望してしまうのですが、そこに至るまでの圭一はとても気持ち良さそうでした。
そこまでの快楽は僕は体験したことがないので、圭一がちょっとだけ羨ましいでした。

セックスやレイプの気持ち良さのレベルは人それぞれ異なり、その細かい事は僕には分からないのですが、どうせ快楽を得るなら圭一くらいの感度が欲しい気がました。

僕は羽生を通じて圭一の妄想を教えて貰っていたので、圭一の視点がある程度分かったのですが、それでも理解する事が遠く及ばない事が多々ありました。

だからもし僕が次に生まれ変わるなら、圭一みたいなドスケベになってみたいと思いました。

僕が男の子になる世界があったとして、逆に圭一が女の子に、レナが男になってたりするのです。
どんな世界になるのでしょうか…

こんな性逆転の世界で、エッチな僕は、身近な異性は圭一しかいないのです。僕が圭一をエロい目で見ているとして、その世界のレナや魅音もまた男らしくあって、圭一をエッチな目を見ているのでしょう?
圭一は雛三沢という都会から隔離された田舎の学校で、僕やレナ達にどんな性的な嫌がらせを受けるのでしょうか。

僕は少し興味あるのです。少女Kが、
僕や僕の親友の男子Sに何をされるのか。
男子Rと園崎の双子男M&Sに何をされるのか。

良かったら作者さん、僕のアイデアを採用して一本書いて下さいなのです。

その小説を僕が書いた小説として僕のプレミアをつけますのです。そして校内でこっそり売り、お小遣い稼ぎ等をしたいと思うのです。

稼いだお金は振り込みますので、どうか宜しくお願いしますなのです。

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■※18エロ 梨花の優しい手ほどき1



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梨花「中はローションでヌルヌル、ネバネバなのです。でもゆっくり入れるのですよ圭一」

圭一「う!

どぴゅ!

梨花「け、けいいち…。まだ先ちょしか入ってないのです。」

圭一「ごめん梨花ちゃん。せっかく手ほどきして貰ってるのに、オレは…

梨花「いいのですよ圭一。これは僕にとって『おしごと』の様なものなのです。

圭一「梨花ちゃんにとっての仕事?

梨花「はいなのです。僕は巫女なのです。圭一の不浄を取り払うのが僕のおしごと、なのです。

圭一「もしかして梨花ちゃんは、他の男子にもこんな事を…??

梨花「まさかなのです。僕がこんな事をするのは、圭一だけなのです。

圭一「それって梨花ちゃんがオレを好きって事? 

梨花「そうなのです。僕は圭一が好きなのです。大大大好きなのです。

圭一「り、梨花ちゃん!

どぴゅ!

梨花「けいいち…、何もしてないのに逝ってしまうのですか…

圭一「ご、ごめん!梨花ちゃんの事が好き好き過ぎてオレ、梨花ちゃんの方から好きとか言われたらもう…」

どぴゅ!

梨花「けいいち…、そんなに僕が好きなら、僕と結婚しますですか?

圭一「り、り、梨花ちゃんと結婚!? ウェディングドレス来たり、バージンロード歩いたり、子作りセックスしたり、ですか!?」

どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!

梨花「うーん…
(冗談で言っただけなのですけど、あまりに気持ち良さそうなので…。) 僕なんかで良ければ結婚しようなのです。」


どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!



梨花「圭一はもしかして宇宙人なのですか? 精子が尽きる気配がないのですが…


圭一「梨花ちゃんの事が好き過ぎて、無限に出てるみたい…

梨花「僕の魅力値はそんなに高いのですか? 僕はレナや魅音と比べると幼児体系で、そんなにイケてる女子とは思えないのですが…

圭一「梨花ちゃんの魅力は梨花ちゃんにしかない!

梨花「そう言われても僕はピンと来ないのです。圭一はレナや智子、詩音や魅音も、見ているだけで逝ってしまうのですか?

圭一「はい…

梨花「授業中はどうしていたのです?

圭一「実はパンパースを…

梨花「なんだか泣けてくるのです…

圭一(り、梨花ちゃんが、オレの為に涙を!)

梨花「ど、どうしたのです!? オットセイが痙攣を起こしています!

圭一「オレのせいで悲しむ梨花ちゃんを見ていると辛くて、でもオレの為に泣いてくれる梨花ちゃんが愛おしくて好き過ぎて…

梨花「しぼみたい心と膨らみたい心の狭間でオットセイが揺れ動いているのですね…。」

圭一「わおーん!わんわん!わおーん!

梨花「圭一が壊れたのです。
頑張って下さいなのです。立ち直ってくださいなのです。」

圭一「はぁハァハァ!

梨花「け、けいいち! 大変なのです! オットセイが超サイヤ人みたいに輝いているのです!」

圭一「お、俺は、不幸な表情をする梨花ちゃんをセクシーだと感じる様になってしまった。

梨花「そ、それは厄介な事になりましたのです。僕が不幸になる事が、圭一の幸せに繋がるなんて…、僕は困ってしまうのです。」

圭一「だ、だめだ梨花ちゃん! 困った顔をしたら俺にエロパワーが!」

どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!

梨花「い、一体、僕はどうすればいいのですか!?

圭一「あたふたすふる梨花ちゃんも、か、可愛い!!

ピー!ピー!

梨花「圭一の精子が枯れて、乾吹きしているのです。でもこれ、鳥の様な鳴き声がするのですね…。そういえば、この声は聞いた事があるのです。うみねこの鳴き声によく似ているのです。」

ピー!ピー!

梨花「なんだか可愛い声なのです。こんにちは! 僕の名前は古手梨花なのですよー!」


ピ、ピー!ピッピッピー!

梨花「まるで返事をしている様なのです。貴方の名前はなんですかー?」

ピッピッピッ!

圭一(梨花ちゃん。君が話しかける吐息に反応して俺は逝っているんだ。そんな事で逝ってしまう俺、情けなくて言えない!)

梨花「鳥さんの名前を教えてくださいーい

ピッピッー









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■R18 梨花の優しい手ほどき 2



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梨花「圭一の性欲は絶倫なのです。いきなり僕の中にいれるのはハードルが高過ぎましたのです。でも、手コキしてあげたりして、段階を経るのは時間が勿体無いのです。一度僕の中に全て出しきりますのです。

圭一「で、でもそんなイケナイ事、俺には…

梨花「いいからやるのです。

圭一「で、でも…

梨花「まったく、しょうがないわね…よいしょっと!

圭一「り、梨花ちゃん!?

梨花「覚悟はしてたけど、本当に出てるわね…。即ズボ、即出しというより、出しながら入れる感じね…

圭一(嘘わ阿波雅代泡、他さん蘇よわあわあ羽田さん矢うわヤアソタワをサタ、タラさあ、そなゆわ奴は永久地はまわあは最ポタラなさは足らう?浅弥ただ小夜ッサだよアリはワムやあ(ザラメ襟足しあり和なんやは、イラ油あ、ラツサイロ記載掘る朝なさなしなしな沙汰さたはあやあかな


梨花「圭一だいじょうぶ?


圭一「梨花ちゃん!(梨花ちゃんの声が口元に、そして、オレのオットセイが見えない! オレの股間梨花ちゃんの股間に繋がってる。これはドッキングしているという証なあさあん不破さんうさあ(さ二輪あやだるま、は湯よヲタや田をヲタ和田町初麻痺阿波あさ裏は塗ら場所朝日は無ひよと不サム嘘理沙おパウロあら曽村ッサ







梨花「けいいち…けいいち…

圭一「……

梨花「目が覚めた様ね…。

圭一「オレは、一体…

梨花「逝き狂いして気を失っていたのです。

圭一「じゃあ、床に広がるこの湿り気は!

梨花「一応掃除はしたのですが…

圭一「ごめん、梨花ちゃん。俺ってば情けないよ…

梨花「今度から外でやるのです。そうすれば誰にも迷惑は掛からないのです。」










圭一「ここは…

梨花「古手神社なのです。

圭一「こんなところでして神様のバチは当たらないのか?」

梨花「この件に関しては神様公認なのです。だから圭一、はやく、そこに寝そべるのです。

圭一「神様が良くても梨花ちゃんの御両親に顔向けできないよ…


梨花「僕のパパとママは関係ないのです。

圭一「いや、ためだ! 俺が梨花ちゃんの親だったら、こんな事させたくない。小学生とエッチな事をする高校生なんて殺したいと思うさ。

梨花「圭一、その考え方は駄目なのですよ。僕は圭一が思う程、子供なんかじゃないのです。

圭一「……。それは時間を繰り返していて、精神年齢が高いという話のこと、だよね…

梨花「そうなのです。僕は時をループしているです。

圭一「元々は鷹野さんとの戦いで、今度は俺をエロの病から救う為に戻ってきている。そうだったよね。

梨花「だから圭一は気にしちゃ駄目なのですよ。圭一は僕が助けますのです。

圭一「梨花ちゃん…

梨花「圭一、どうしたのです? キスじゃなくて、僕の中に…

圭一「オレ今、無性に梨花ちゃんにキスがしたい。梨花ちゃんの中にも入れたいけど、梨花ちゃんとキスをしていたい。」

梨花「…じゃあ、しばらく、こうしていようなのです…。と言ったそばから、もう入れているのですね…。圭一は器用なのです。僕の唇をちゅぱちゅぱと吸いながら、中に入れ射精し続けるなんて…


圭一「梨花ちゃん!梨花ちゃん!梨花ちゃん!

梨花「口の中でモゴモゴと喋られても何を言っているのか分からないのです…

圭一「もごもごもごもごこもこ!もごこもごもこも。こごもごもご!
(お父さん、お母さん!梨花ちゃんにエッチな事をごめんなさい。ごめんなさい!」

梨花「一体何を謝っているのですか圭一は??」

圭一(もごもご!もごもご!もごもご!
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」

梨花「……まさか、パパとママに謝っているんじゃ…」

圭一(せめてオレにエロのテクニックがあったら良かった。せめて梨花ちゃんを喜ばす事ができたら!)

梨花「圭一は律儀なのです。元々僕のキスが原因だったかもしれないのに…」

圭一「嗚呼、なんて罪なんだオレは、いっそ警察に逮捕されれれば…

梨花「そんな事になったら僕の名誉が傷だらけになってしまうのです。圭一は僕と共に心中するつもりなのですか?」

圭一「オレは死んでもいい。でもオレは梨花ちゃんに幸せになって貰いたい! 梨花ちゃんにも気持ちいいエッチをして貰いたい。

梨花「僕が気持ちよくなる…」

圭一「オレが気持ち良くなるだけじゃ、心が晴れないんだ。梨花ちゃんの為に何かしたいんだ!

梨花「だったら圭一…。僕の小便を飲みますか?」

圭一「え??」

梨花「以前に一度、チャレンジしたことがあるのです。別の雛三沢での事ですが、その時の圭一は、口に含むまではチャレンジしましたのです。

圭一「そんな変態な事をオレは梨花ちゃんに!?」

梨花「あれは僕の趣味なのです。僕は僕の尿を飲んでくれる人に、とてもエロスを感じるのです。今までそんな人はいなかったけど、圭一ならやってくれる可能性あるのです。

圭一「…。や、やってくれ梨花ちゃん!

梨花(まじですか…)
「しかし、どうしたらいいのです。ここにはコップは…」

圭一「直にやってくれ。オレはそれを飲んでみせる!」

梨花(なんだろう。圭一のこの、たくましい成長ぶりは…。冗談のつもりで言ってみたけど、なんだか面白そうだわ)

圭一「よし、オレは口を開けたぞ、

梨花「…いくのですよ」

圭一「ういわあら〜されれれば齡他さやウヨ冗談やたワンワウあ世を和ぬはさやお湯は彩菜や和には浅いほどは食わう…うるかや那覇雨は左脳わあ花わあよなアホ




梨花「け、けいいち! けいいち!」





圭一「……

梨花「目が覚めた様ね…。

圭一「オレは、一体…

梨花「尿の不味さに気を失っていたのです。

圭一「じゃあ、床に広がるこの湿り気は!

梨花「一応掃除はしたのですが…

圭一「ごめん、梨花ちゃん。俺ってば情けないよ…」

梨花「僕の方こそゴメンなのです。尿プレイが好きなのは嘘なのです。圭一にイタズラ心が湧いてつい…」

圭一「そ、そうだったのか…。

梨花「本当にゴメンなのです。

圭一「いいんだ。やると言ったのは俺だし、梨花ちゃんの性癖が尿プレイじゃないと分かっただけでも、俺にとっては進歩だよ。で、肝心の梨花ちゃんの性癖は一体…

梨花「僕にはこれといった性癖なんてないのです。でも、圭一が今言った様な前向きなセリフに僕の胸はキュンキュンとしましたのです。」


圭一「他に思いたることはないの?

梨花(以前は筋肉のついた圭一から快楽を得て死んでしまいしましたが…今はもう筋肉質な体系は趣味ではないし…。そういえば魔王に呪いかけられたカエルさんと、ヌウという生き物が良かったな…)

「僕はプニプニして、しっとりしつつ、弾力性があるものが好きなのです。」

圭一「それってコンニャクみたいなのか? 巷では穴を開けると、オナホールの代用品になると聞いたけど」

梨花「僕が求めているのはこの世界にはないのです。手違いで異世界に行った時に出会ったプニプニ生物の事なのです。

圭一「プニプニ生物…もう少し詳しく教えてくれ梨花ちゃん。

梨花「僕サイズのカエルさんで騎士様で…























圭一「梨花ちゃんの求める物は大体分かったよ。

梨花「どうするのです?」

「オレの父さんは巷ではちょっぴり有名な画家だからファンや芸能界、経済界にも少しばかり顔が効く。梨花ちゃんの求めるエロを満たせる物があるかの情報を持っているかもしれないし、無ければイチから作れる様に働きかけて貰えるかもしれない。」


梨花「要するに私が求めるエロ玩具を作ってくれるという事ね? だったら園崎家の
力も借りれないかしら? 園崎の人脈はそれこそ、政界にも力を伸ばしているわ」

圭一「園崎家か…。まじめにエロスの話を聞いてくれそうなのが居ないような…

梨花「あくまでもビジネス視点よ。性玩具開発であるならば、それはもうビジネスよ。シビアなビジネスとして雇用を生み出す観点から攻め込めばチャンスはあるはずよ。」

圭一「なるほど。その線からのアプローチする確かにいそうな気がするな…」

梨花「なんだか面白くなってきたわ。」




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■超絶バイブのグランドリオン

園崎家参考資料
https://dic.pixiv.net/a/園崎茜

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園崎茜「前原くん、いきなり押しかけきて企画書を渡されてもね…。超絶バイブのグランドリオンね…」



※グランドリオンとは、今これを執筆している作者側の世界にあるゲーム『クロノ・トリガー』で登場する聖剣のこと。
グランドリオンは梨花が恋するカエルの装備品であり、カエルに縁があるということで、私がバイブの名付け親とさせて頂きました。

ひぐらし世界で提案される女性用性玩具についてを簡単に説明すると、いわゆる巨大カエルの舌を模したものである。舌はローションと一体化していて程良い湿りと滑り気を絶えず維持しながら、クンニリングスからピストン運動まで幅広い運動を自動的にこなす。

圭一「よって、このグランドリオンの収益は雛三沢を潤わせるのです」


園崎茜「ウチに恥を被ったシノギをやれという事は分かった。けれど性産業界、特に玩具メーカーは参入の敷居が低い分、多くのメーカーがシノギを削っている。そいつらを敵に回すというのは、それなりの物を作らないといけないんだよ。サンプルもない状態で企画書だけ出されてもね…」


「作るのに手間がかかるんです。カエルの様な長い舌を模したものを作るには、どうしても園崎家の力が必要なんです。

「…。そもそも男である圭一君が、なぜ女性用の性玩具にこだわるのさ。どう考えても君の趣味じゃないよね…。一体誰に頼まれたのさ?」


「誰にも頼まれてないです。全てはオレがオレの為にやっている事なんです!」



「圭一君、私も力になってやりたいけどさ、あいにく私にもメンツがあるんだ。この企画書を部下たちに渡す事はできないんだよ。」




「そ、そうですか…」






「…しかしまあ…、公由(きみよし)のジジイは興味を持つかもしれんな…。エンジェルモートのウエイトレスをミニスカメイドにしたり、隠れてエロビデオ屋を経営してたりと、恥知らずな事を平気でやってるからな。声を掛けるなら、あちらに行くといいと思うよ。」











〜公由家〜


公由喜一郎
「なになに…ぐらんどりおん…?」

「…ふむふむ。なんと!この企画書はすばらしい! グランドリオン…。なんて力強くて男らしい名前。そして素晴らしい機能の玩具じゃ。その案、ワシに任せろ!」



〜神社〜

圭一「試作機だけど、ついにできたよ。

梨花「これが試作機第一号のグランドリオン…。

圭一「どうだい梨花ちゃん。

梨花「悪くないのですが…

圭一「遠慮なく問題点を言ってくれ。

梨花「まず大きさなのです。扇風機サイズは流石に大き過ぎなのです。部屋に隠すのも難しいでのす。あと舌づかいもカエルの騎士様には遠く及ばないのです…

圭一「なるほど…。改善点は少なくないな…

梨花「カエル様の舌は2mくらい伸びるのです。僕はそれにグルクル巻かれるのも好きでした。


数週間後

圭一「先生!サイズを4分1まで小さくできました。柱やテーブルの角に取り付けて使えるので、場所次第でどんな姿勢でもプレイできる様になりました。ローションに汚れる事を考慮して、浴槽に取り付けたり、シャワーヘッドに取り付けれらる様に工夫を凝らしました。」


梨花「しゅっ、しゅごいのです。けいちち…。僕は、僕は、久し振りに、逝ってしまいそうなのです…♡

圭一「梨花ちゃん!がっんばって!

梨花「はぁはぁ♡

圭一「…!?

梨花「嗚呼♥ アッあー!

圭一(…。感じている梨花ちゃんとしたい。でも、邪魔になるよな…。でも、したい!
でも梨花ちゃんにとってオレは不要らしい! そうだよな…。オレが必要なら俺を求めてくるだろうし…)

(そうか! オレも梨花ちゃんみたいな玩具、オナホールを作ればいいんだ。梨花ちゃんソックリな人形、梨花ちゃんの様に動いてくれるものを!
巷ではそういうのをラブドール、あるいはダッチワイフというらしいが、それを作って…)




〜公由家〜


公由喜一郎
「圭一君が新しく書いてくれた企画書じゃが…。どことなく梨花ちゃまに似て…。というより、梨花ちゃまソックリじゃのう。圭一君はもしかして、ロリコン…しかも梨花ちゃまが、好きなのかの?」

圭一「恥ずかしながら!


公由喜一郎
「そうか…。それを聞いたからには、ワシは黙っておれんな。

圭一「!?

公由喜一郎
「あ、もしもし、前原さんのお宅ですか? 実はお宅の息子さんがこちらに…」


こうして雛三沢での圭一の人生は終わった…

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■R18 梨花の優しい手ほどきX

参考資料

梨花の優しい手ほどき1
https://syosetu.org/novel/233520/26.html


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前回の雛三沢の反省を活かして、僕は段階を踏んで圭一に手ほどきする事にしました。

とりあえず手でやろうとしましたが、圭一のオットセイは直ぐに超サイヤ人になって果ててしまい、笛を吹き始めて周りを人を呼んでしまうのです。

やむなく僕はオットセイ以外の部分を触れたり、触れさせたりしました。
圭一は僕の無い胸を有り難く触るのですが…

ヘタレ過ぎて正直いってキモイのです。
ヘタレ圭一の好き勝手に触られるのは、キモイのです。
時間も掛かるし面倒なのです…

やっぱり僕は圭一のオットセイにまたがり、トップギアを入れました。
圭一が気絶しようが構わずにギッタンばっこんしました。
放課後、毎日、ギッタンばっこんしてたら、一週間程で圭一のオットセイは大人しくなりました。

それは良かったのですが、僕はなんだか物足りなさを感じたのです。
今思えば情けないオットセイにまたがって大海原を旅する様な高揚感等を得ていたのかもしれないのです。

確認の為に圭一にまたがりました。
久し振りにオットセイにまたがり、ギッタンばっこんするのですが、圭一のタフネスは上昇していて、僕がいくら激しくギッタンばっこんしても中にドクドクとして来ないのです。

圭一は成長しました。ヘタレじゃない圭一に成長したのだと思っていると、僕の心の奥が無性にキュンキュンして…

僕はエッチな気分になっていたのです。
皮肉な事に、圭一がドスケベで無くなる代りに僕がドスケベになっていたのです。

僕はいつのまにか、圭一から射精されたがっていたのです。
いんらんで、いやらしい僕なのです。
でもこんな僕を見捨てないでいて
圭一は頑張ってくれたのです。

僕のワガママに付き合ってくれて、何度も膣壁を慰めて貰いました。それがいけなかったのです。

僕は所構わず圭一を求めてしまいました。
ご飯の最中、登下校の最中、授業の最中。
先生に注意される度、僕は

少子化対策に貢献中なのです!放っといて欲しいのです、」

の文句で乗り切りました。

そのせいか、誰も僕達の営みを邪魔しないのでした。


気付けば、僕達は周囲から温かい目で応援され、赤ちゃん様の服やオムツ、粉ミルクベッドやベビーカー、多様なベビーグッズをプレゼントされていたのです。

僕は圭一の子供を孕んでいたのです。

思えば圭一にキモイと思っていた時、既に僕は妊娠し、つわりを起こしていたのです。

「圭一…。今日は重大な報告があるのです…
 

「そんな! まさか妊娠!?」

「ごめんなさいなのです。まさか小1でも妊娠可能だとは知らなかったのです…

「俺の方こそ、すまない。けど、謝る必要なんて無いさ。俺は梨花ちゃんとの子供なら大歓迎さ。」

「けいいち…。僕達このまま夫婦になっていいのですか?

「勿論だよ! 雛三沢の人々はオレ達の味方だ。世間は白い目で見るだろうが、梨花ちゃんなら前向き受けいれてくれるさ…

「けいいち…、僕は無理なのです。雛三沢の人達が許してくれても、世間は分からないのです。僕達が後ろ指差されるのは耐えれても、子供にそれを体験させたくなのです。僕はこの子を生まない…」

「そんな! これは大事な事なんだよ?梨花ちゃん!

「僕が次の雛三沢に行けば…」

「り、梨花ちゃん…」



レナ「駄目だよ梨花ちゃん!レナ応援するよ!」

梨花「聞いていたのですか?

魅音「オジサンも話は聞かせて貰ったよ。梨花ちゃんが圭ちゃんと少子化対策に貢献する勇姿、オジサンは心を打たれたんだよ。そうまで言い訳して好きな人と一緒に成りたがる梨花ちゃんだから、オジサンは身を引いて応援したんだ。それなのに産まないなんて選択を選ぶなんて、オジサンがっかりだよ…」

詩音「私もです梨花ちゃま。最終的に産むかどうかを決断するのは梨花ちゃまですから、私達がとやかく言う権利はないと思うのですが…。どうか、おねえの気持ちは察してあげて欲しいのです…。…。オネエは村の反対、特に世間の目を気にする園崎家の反対を押し切って二人を応援しました。
園崎を説得する為に心の強さを証明したのです。

魅音「詩音の馬鹿!それ以上は言っちゃ駄目!」

詩音「いいえ、いいます。オネエは園崎家を黙らせる為に拷問道具を使い、自らの爪を全て剥ぎました。強い意識を示して、園崎を屈服させたのです。」

魅音「あ、あれは私が勝手にした事だから! 二人には全然関係ないことで!」」

詩音「二人に関係ないこと? オネエそれ本気でそう思っているの? このままだとオネエは愛のキューピットや天使でもなければ、ただのピエロにされるのですよ? 好きな人から身を引いて、手を血に染めて、それじゃあ、あんまりにも馬鹿じゃありませんか!」

魅音「…

詩音「梨花ちゃま! 世間がなんと言おうが、雛三沢の人々や私達が梨花ちゃま達を守ります! だから!」

梨花「…







僕はミーやシーに説得され、この雛三沢でお母さんになりました。

お母さんとして、子育てをし、お母さんとして天命を全うしました。

ささやかながら、幸せな日々だったのです。

死後の僕は羽入に頼んでもう一度、時を戻して貰いました。

お母さんを経験した記憶は保持できないかもしれませんが、僕はもう一度、この雛三沢での時を体験したくなりました。

僕はもう一度、圭一がドスケベだった頃に戻りました…


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■※圭一のクンニ18禁

圭一視点

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梨花ちゃんは手も足も小さい。やはり子供であり、強く触れたり握れば壊れてしまいかねない。

オレはソックス越し※1 から梨花ちゃん華奢さを感じていていた。

※1 圭一の妄想を探求する為に、作者により、梨花ちゃんに似合うソックスイメージを商品検索中…
検索窓に「女児ソックス」と入力した。
画面に表示され、作者に執筆エネルギーがチャージされる…







オレは梨花ちゃんという小学生を目の前にしてエロスを感じながらも、それ以上に女児用ソックスからエロスを感じていた。

完全なロリ脳である。女児専用の物の存在を感じる事で、目の前にいる梨花ちゃんが本物の小学生なのだと改めて実感する。オレがエロい目で見ているのは女子児童であり、決してエロスな目で見てはいけない相手なのだ。

ましてや一年生は軽すぎる。抱きかかえて走り、山奥にに連れ込めば何でもできるだろう。
100円ショップの結束バンドを使うだけで動きを封じれる相手。
ナイフで脅して大人しくさせれば、簡単に犯す方向へと持ち込めるに違いない。

雛三沢という閉鎖された村。梨花ちゃんはオレにレイプされたとしても、周囲の目を気にして、被害を誰にも打ち明けないかもしれない。言えば殺すの脅し+羞恥心を利用するなら、オレが梨花ちゃんを堪能する事に、何ら障害はないと言っていい。

倫理的に心にブレーキが掛かっているのと、サイズ的に大人のは大き過ぎて入らず、やっても共に痛いだろう事が想定されるから、やらないだけだ。

オレのサイズは特別小さいから、梨花ちゃんの中を十分堪能できるとは思うが…

妄想していると、梨花ちゃんがオレの足を踏んでいた。
というより、オレの足の上に立っているというのが、正解かもしれない。
そしてなぜか梨花ちゃんはオレの手を握ってバンザイをした。


「圭一の手はとても大きいのです。僕がこうして圭一の手を握ってバンザイしても、圭一の顔までしか手が届かないのです。」

「僕と圭一の背が一緒になるのは、何年も先なのですよ…

「僕が圭一と同じくらいになる頃には圭一は誰かと付き合っていますか?」

「もし圭一が誰とも付き合っていないなら僕と…」


オレは今すぐ梨花ちゃんをお持ち帰りしたくなった。
両想いなら咎められない。何をしても!

昔のオレならそう考えてるだろう。両想いならばレイプは許容される事案だと。

そんな筈はない。オレは幾多の妄想世界を行き来する中で、女子は魂で相手と繋がりたい生き物であると気付いた。

女子が求めるエロスとはクンニリングスといわれる下半身へのベロベロ攻めであると推定される。

排泄する下半身という汚れた世界に飛び込んでくれる事に愛を感じ、そこにエロスを重ねてくる。魂の繋がり感を演出するには、男が身を削る姿を魅せる事が必要なのである。エロス中にそれができるのが、唯一、クンニリングスであると言っていい。

それ以外は全て無能と言ってもいい。キスにしろピストン運動にしろ、女子には何の効果も与えられない。それどころか、失望されて嫌われる。同意の元であっても最悪、レイプ魔として評価されかねない。

『男の人が怖かったら、断われなかったの!』『抵抗したら、何をされるか分からないので、言いなりになるしかなかったの!」

正規の手続きを踏んでエッチをしたかと思いきや、警察や弁護士、裁判官にそう証言されるのである。

女子に好かれてもレイプ魔に間違われないエロスをするには、恐らく、一択のルートしかない。

クンニで攻め込んで欲情した女子が、我慢できなくなって抱き付いてきて、勝手に挿入してグランドをしてくれるパターン。これしか無いのである。




梨花ちゃん、もしかしてオレとエッチな事したい?」

梨花ちゃんは戸惑いながらも、ハイと答えた。

オレは、梨花ちゃんのスカートにinして、ベロベロベロベロしてやった。

「け、けいいち…はしたないのです…。僕はてっきり、裸を見せあいっ子するくらいだと思っていたのです…」

「嫌かい?オレのベロベロは…

「そ、それは…。でも、そこは汚い場所なのです。圭一が汚れてしまうのですよ…

「オレは大丈夫さ。梨花ちゃんの為ならオレは小便さえ飲んでみせる!」

「け、けいいち…」

「ここが気持ちいいかい? 気持ちいいのはここかい?

「圭一の息遣いが…。圭一の唾が…僕の大事ところに…」

梨花ちゃんは内股から、膝をついた。
梨花ちゃんは床に座った状態で、オレは床に伏せていた。まるで自衛隊式のほふく訓練の様な姿勢で、梨花ちゃんのオメコを攻めつづけた。


梨花ちゃんは座ったままブリッジをする様に背中を後ろに逸らせた。

梨花ちゃんの吐息が聞こえなくなる。

梨花ちゃん? 梨花ちゃん?」

声をかけても反応がない。

心配になりスカートから出ると、梨花ちゃんは気絶していた。


可愛い寝顔である。思わずキスがしたくなったが、オレの口は梨花ちゃんのオメコとまぐわっていた。自分のオメコと間接キスをするのは嫌だろうと思い、梨花ちゃんを抱っこして保健室へと向かった。

道中、登校中の生徒達とすれ違い、皆が梨花ちゃんを心配していた。
同時に女子達がわ~きゃー騒いでいた。
俺が梨花ちゃんをお姫様抱っこしているかららしい。

「ならほどそうか…。お姫様抱っこは王子様がやるもの。これは世の女の夢なのか…」

「ならば今度のクンニリングスはお姫様抱っこをしながらやるとしよう!」

考えてみれば、お姫様抱っこでのベロベロ下半身攻めは、梨花ちゃんとオレの様な大体格差が無ければできない。
大人同士ではお姫様抱っこしてもできないのである。

そしてオレは気付いた。ロリコンロリコンでない人に胸を張って自慢できる唯一の強みを…

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ジェノバ 18禁だけどエロポイントなし



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僕は圭一にお姫様抱っこされながら、下半身をベロベロと攻められているのです。
圭一はテクニシャンなのです。
僕は圭一の上で腰を振りましたのです。
何度も何度もしてしまいました。 
羽入も呆れるくらいに、射精して貰いました。

僕は幾多の世界で圭一見てきましたが、こんなに上手な圭一と出会うのは初めてなのです。
一体圭一に何が起きたのでしょうか。

羽入「梨花は以前に作者さんにお願いしたのです。男女が逆転した世界で圭一が乙女になる世界を望みました。圭一は女になる経験をした事で女心が判る様になりました。」

そうだったの? 私、覚えてないけど…

羽入「僕は作者さんとコンタクトがとれるので過去の出来事を教えて貰っているのです。」

私は圭一とエロスな日々を生きていてもいいの?

「これは梨花が努力して勝ち取った世界なのです。梨花が幸せならば、何も問題なしなのです。」


そうね…。確かに幸せだけど、私は元の圭一の方が、やっぱり好きかもしれない…。今の圭一は私の影響を強く受てしまっていて、ありののままの本来の圭一から遠い…。

羽入「梨花、形あるものはいずれ壊れるのです。同じ形であり続けるものなんてないのです。同じ時が繰り返されるとしても全く同じになる事は有り得ないのです。同じに見えても見えない何かはその都度大きく変化していかもしれないのです。」

何が言いたいのかしら?

梨花は過去の圭一、思い出の中の圭一を美化していますのです。もし元の圭一を取り戻したとしても、満足しない可能性もあるのです。」

思い出を美化…

羽入「梨花は時をやり直している理由も忘れているのです。今の梨花は過去を変える為に戻っているのではないのです。もう一度、同じ人生を体験したくて戻っているのです。」

私が過去に囚われているということ?

羽入「悪く言えばそういう事なのです。
梨花は人生を全うしたけれど、死の現実を受け入れずに過去の人生の中で生き続けています。」  

それって悪い事なの?  
 
羽入「僕にも判らないのです。でも明らかに人のルールに反していますのです。 
いつかしっぺ返しの様な事が起きないかと僕は不安なのです」  

起きるかどうか判らない不安に苛まれるなんて、相変わらずよね、羽入は…

「あうあう。僕にとっては梨花だけが友達なのです。もし梨花と縁が切れてしまう様な事があると僕は…」

縁が切れる…。あまり想像できないわね。貴方はもう千年近く私に取り憑いてる。今更消えるなんて想像をする事自体有り得ないわ。

羽入「他にも気掛かりな事があるのです。梨花は覚えてないでしょうが、僕達はクロノ・トリガーと呼ばれる世界に一度行った事があります。雛三沢ではない世界に行くなんて事は、これまで一度もありませんでした。」

異世界に行った事、何となく覚えているわ。あの時、僕はレナから逃げてトラックに引かれて、でも僕は死なずに異世界で目を覚まして…

「あの様な事はこれからも起こるかもしれないのです。梨花が死を受け入れず、生き続けている限り。いつか、きっと。」

それはそれで楽しそうだわ。カエル騎士様にまた逢えるかもしれないという事よね?   

「僕達は都合良く生存可能な惑星に飛んだに過ぎないのです。もし運悪く、宇宙空間等の生存不可領域に飛ばされたらと思うと…」

ちょっと!不安を煽る様な事を言わないでよ…

「僕が言ってるのは可能性の話なのです。不安を煽りたい訳では…。」

クロノファン「オヤシロ様。真面目な話をしている処、水を差す様で申し訳ございません。実はそちら側の世界にまもなく、大きな脅威が迫っています。FF7のラスボス、ジェノバが次元を越えてやって来る様なのです。

羽入「えふえふ7?それってクロファンさんの惑星にあるゲームの事ですよね…??あれもやっぱり、実在した世界だったという事なのです?」

クロノファン「断言はできませんが、もしかしたら…。

羽入「ジェノバについて教えて下さいなのです。僕の力では対応できるかできないのかも、教えて下さいなのです。 

クロノファン「詳しくは私のマイページから確認できると思いますが、端的に言って、オヤシロパワーではどうにもならないと思います。最悪、そちら側の世界の文明が滅ぶ可能性があります。羽入さん達は別の世界に逃げて…

「クロノファンさん、あいにく僕達は雛三沢の人々を置いては行けないのです。ジェノバを倒せないにしても、僕は時を操れますのです。なんとかして滅ばない様に時間は稼いでみますのです。

クロノファン「…。どうかご武運を! 

羽入とクロノファンが真面目な話をしている最中も、梨花は圭一の濃い精液を受け入れていた。またも孕む様な勢いで…





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■〜智子の妄想(BL脳内)〜



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診療所で圭一さんと入江先生がやおい穴をゴツゴツしている最中、大石クラウドが現れて…

「ま、前原クン! どういう事なの? 私という者がありながら!」

大石は圭一さんと付き合っていました。私は大石さんと圭一さんが、何度もパトカーの中で二人きりになるのを見ましたのですわ。
あれは恐らく密会。

パトカーの中ではきっとこんな事が…








大石「ま、前原クン、昼間なのに私、身体がうずいてしょうが無いの。前原君にその…。また優しい事をして欲しいニャ。

圭一「しょうがないなぁ。クラウドは…。まあ、ニャン言葉つけて可愛いメイド服も来ているし、オレも我慢するのは無理だったんだんがな…

大石「圭一さん…

圭一「さあ、どこから攻めてあげようかな? 上からがいいかい?それとも下から…

大石「真ん中へ、あるいは同時に…

圭一「ワガママな娘だなぁ。いつの間にかにゃんこ言葉忘れているし…

大石「ごめんみゃさい。圭一さんが愛おし過ぎて、私、我を忘れてしまうのニャン

圭一「しょうが無いな〜クラウドにゃん。そんなにオレの事が好きなら、いっそ結婚して、正々堂々と愛し合うニャンか?

大石「圭一さん、そんなの無理に決まってますわ。男同士で…、しかも年齢差が40歳以上なんて…。こんなの世間様が許すはず無いわ。

圭一「世間なんてどうでもいいさ。俺はお前とただ一つに成りたいだけなんだ…

ここで圭一さんが大石を押し倒して熱い口付けを。
大石は切ない恋に涙を流しながらも、圭一さんの愛を受け入れるのですが、後日入江先生との営みを目撃してしまい…

大石「圭一さんは若いみそら。いっ時の迷いがあって当たり前。それよりも悪いのは入江京介。アイツは私と圭一さんのと関係を知っていながらも圭一さんを誘惑した! 許さない入江京介!

大石にとっては同性愛問題の悩みを唯一語相談できた相手でもあった入江京介。
圭一さんと自分の愛を応援してくれていた唯一の人でもあった彼は殺される運命辿る。大石は裏切られたショックで鬼が取り憑いたのですわ。

圭一さんは、愛する人を自分せいで殺人犯してしまった罪に向き合う。そして罪に耐えられず、またも大石を裏切り、浮気をしてしまう。

圭一さんは、一年生の富田君を巧みに騙して納屋に連れ込み犯してしまう。
圭一さんに備わる元来の性欲の強さは、年齢上80まで、年下3歳まで、幅広く対応していました。要するにセックスできる相手は誰でも良かったのですわ。やろうと思えば犬でもイケるのですわ。

とにかく圭一さんは、罪と向き合う日々に耐えられず、性に溺れてしまうのです。
子供を脅してレイプする。クラスメイトの半分以上の男子が圭一さんの犠牲者となってしまうのです。


そして大石もまた自分の犯した罪と向き合う事になるのです。
愛するが故に圭一さんの蛮行を見逃してしまう大石は、罪から楽になろうと、圭一さんと心中を図ろうとする

圭一さんは、大石の愛と罪を受け入れるが…
土壇場で、逃げ出ししまうのです。

大石の中で何が大きく崩れてしまう。

大石は逃げる圭一を追いかけて、吊橋の上で逮捕するのですが、
逮捕する資格なんて大石にあろう筈もない。大石だって圭一さんの蛮行を見逃していた罪人なのだから。

大石は圭一さんを抱えて、谷底に自殺する。無理心中を図るのですわ。
そして地面に叩きつけられる衝撃で逝く…


さとこ「な、なんて禁断な世界観…。妄想とはいえ今、逝きそうでしたわ。地面に二人の頭が叩きつけられ、脳みそバーンする光景を想像した瞬間が最高にエロい。忘れない内にノートにかきかきかき…」


「何を書いているのです?さとこ?」


梨花!?いつからそこに!?買い物に行っていたのでは?!」 

「僕は今しがた買い物から帰ってきたのです。さとこは一生懸命に何を書いているのです?」

「こ、これは違いますの。決してやましいものではありませんの。

「動揺し過ぎなのですよ。嘘がバレバレなのです。」

「ち、ちがう!こるるはちがう!

「いいから、僕に見せるのです。

「ダメ!ダメなの!

これだけは見られる訳にはいかない。こんなの見られたら人生が破滅してしまう。
今すぐに破って捨てなければ!燃やさなければ!

















〜あとがき〜

梨花「羽生、智子が破り捨てたノートには、何が書いてあったの?

羽入「かくかくしかじかなのです。

梨花「かくかくしかじか…

羽入「そうです。かくかくしかじか…なのです。

梨花「な、なんて素晴らしい官能世界! 沙都子にそんな才能があったなんて…

羽入「梨花はこれからどうするのです? 大人として咎めたりしないのです?

梨花「私は沙都子の才能を陰ながら見守るわ。余計な事を言って創作意欲を無くされては困るもの

羽入「梨花らしい決断なのです。正直僕はちびりそうなくらいホラーな話にしか思えなかったのですが…

梨花「ホラーの中にエロスあり、まだまだ荒いけど、小学生であれが書ける者は、そうそういない。国を挙げてでも守らなければ。

羽入「以前から思ってましたが、梨花は沙都子の親代わりみたいな存在なのです。親馬鹿な方向性で

梨花「羽入がそれを言うと笑えてくるわね。

羽入「うん?どういう意味なのです?


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■※レナに合う下着をショッピングサイトから探す(作者が)18エロ

あくまでも妄想。レナに合う下着をショッピングサイトから探している。なんとなく以下の2点を選んだ。(ログイン必須につき、すまそん)

https://www.wish.com/product/5b12d7b9a0ee6017afef0b0c

https://www.wish.com/product/57c6986803fe894a11cedd99


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〜プレイの妄想〜

レナの手を持ちつつ、一緒にレナのスカートをめくる。ゆっくりめくる。割れ目頃に縞模様を発見。レナは恥ずかしそうにしなから、こちらを見ている。
「先生はレナのパンツが好きなのかな?かな?
瞳を閏わせるレナ。これから何をされるのか、薄々感じつつも、逃げようとはしない。
レナは嫌がってはいない。単に恥ずかしくて泣きそうになっているだけだった。
レナにスカートを持たせると、私は制服のブラウスを脱した。

内側に見えるスポーツズラは、通気性がよく、小さな穴がメッシュ状にある。
運動時にちくびに擦れる事を想定されたブラの生地は、外から触れても、ツルツルスベスベ。触り心地は悪くない。

胸元が開いたパンチラレナに、まずすべき事はなんだろうか?

キスするべきか?

あまり密着する半裸な絵が見えなくなる。
せっかくの着エロ妄想が台無しになる。

レナはどうされたい?

「レナは、キスされたい…かな?」

他には

「うーんと、激しく、突いて欲しいかな?」

これは作者の願望である。そして幻想だ。
レナの様な実際の女子高生を激しく突いても気持ちよさはないだろう。
大人の様な膣が広い相手でないと、きつくてオットセイが苦しむ筈。

しかし、ここはあくまでも妄想世界、細かい事は気にせず、レナを犯せばいいだけのこと。
しかし、今回はリアルさを追求してみる。

縞パンツ。隙間から挿入する。キツキツだが、ローションをタップリつけているから、何とか入る。
だが、狭い。抵抗感が強く、レナを強く抱きしめてないと、直ぐに抜けてしまう。
力を抜くだけで抜けてしまうので、腰動してピストンするというより、腰を引かず、力を抜くか入れるかを繰り返す感じになる。

立ったままでは困難。安定しない。レナを壁に追い詰めて、壁ドンしたまますると、少しは安定するが、それでもやりにくい。
レナを床に寝かせると安定はするが、レナの顔しか見えない。桃の匂いや吐息は感じるが、それ以外がなく、物足りない。

抱いたまま足元をを見る。レナと絡まる足が見える。脚をくの字して男を受け入れるレナの姿は悪くない。
背中を抱きしめてくれるレナの手と温度も悪くない。
自ら進んでキスをしてくれるレナも悪くない。
嫌がるパターンも嫌いじゃないけど、読者アンケートにレイプなシチュエーションが嫌いな読者が多かったから、レイプなパターンにしない様に配慮はしようと思う。

レナにしがみつくのを止め、腕を立てると、
レナの全体像が、半分程度視界に収まる。

スポーツブラが女としての発展途上を示す。
オットセイは差し込まれたまま見えない。
私の股間から縞模様ショーツ姿のレナが生えている様な格好。

読者アンケートでは、フェラもクンニも欲しいというが、作者は全く興味がない。
今このタイミングでは少なくともレナと近距離にあるだけ、レナを近くに感じるだけで、それ以上何かをする必要を感じない。フェラやクンニを期待している読者は自分で書けばいいのだ。

レナは何時までこうしたい?

「※※※君となら、いつまでも。」

いつまでもこうしていたいのは同感だが、今日選んだ下着を含めて、まだ堪能しきれてない。
小説に書き起こすより、妄想のみで終わらせた方が効率的だと気付いた私は、レナを開放した。

田舎町の田んぼの中、半裸で取り残されるレナ。
作者が去った後、不良少年が絡んできてレナはレイプされそうになる。

こういうシチュエーションがあって、やっと欲情する私。

私は不良達を抹殺して、レナなかにinした。
縞パンツ、スポブラ、その2つに視点を行き来させる。縞パンのついでにレナの下半、スポブラのついでにレナの上半が視界に飛び込む。
その2点の行き来きで、レナの中に発射したい。

レナ、言ってくれ!

「レナ!※※※君が好き!※※※君が大好き」

もっとくれ!

「レナ!※※※君になら中出しされたい!」

「レナ!※※※君の子供が欲しい!

「レナを妊娠させて!

「レナ、ずっと好きだった。※※※君の事が好きだった!

「来て! ※※※君! 来て!」


レナに注がれる精子、その瞬間のレナの表情こそが、おかずである。
頬を染めている。感じているか、逝っているのか、嫌々とレイプされ怒り満ちて顔を赤くしているだけか、もはやどれでもいい。

レイプなシチュエーションで脅されて嫌々私が求める言葉を発しただけ。あるいは真剣に私を愛しているというシチュエーション。どちらも甲乙つけがたい。
レナとまぐわった事実だけで十分である。

射精後に、まったりとディープなキスをする。
全身を使って、レナの真新しい下着に擦り付ける。
レナのサラサラヘアーを口でくわえ、そこに今、現実にレナがいる。そいう事を感じたい。

レナの肌は17歳のきめ細やかさ。
スベスベつるつる。
男のちくび等をそこに密着させると、そこから女子高生感が判るはずだ。

現実の女子高生にはしてはいけないが、このレナになら幾らでもしてもいい。

アニメに欲情するシーンは無いけれど、感動がもたらした思い出補正を利用すると、想像の中のレナは、おかずに十分な相手に進化している。少なくともも私の脳内では…


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■※レナのバックプレイを受け入れてみた。(作者妄想)18エロ



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レナのバックを受け入れるも、
基本レナの後ろ姿しか見えない。視覚からの刺激は多くなく、それ以外の感覚が頼りになるだろう


「※※※君、独りよがりなエッチばっかりなんだもん。今度はレナの番だからね。」

「なるほど。なら、存分にレナの独りよがりなセックスを見せて貰おうではないか。」

描きながら※※※表記はあんまり意味がない事に気づいた。
圭一名義で良いと思われる。圭一の名前を好きな名前に置換すれば良いのだから、※な表記に拘る必要は無かった。

「圭一君はドスケベだね。レナ中でギンギンに勃起しているよ。」

男がマグロ設定だとやる事がない。
されるがままというのは、非常に退屈である。
とりあえずレナを観察する事に注目してみよう。
今日のレナは制服姿だったが、効率良くセックスする為に下着姿になっている。

Amazonで検索を掛けるとこんな感じの下着になる。


https://www.amazon.co.jp/サンセイ-制服ショーツ-星柄ショーツ-4034-日本サイズM相当/dp/B078YYQ211/ref=asc_df_B078YYQ211/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=251042972823&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=17877309373693425934&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=m&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1028820&hvtargid=pla-470291028927&psc=1&th=1&psc=1


とはいえ、その下着もあまり見えない。
レナは密着しているから、下着も後ろ姿だけ。
ヒップラインから上のスベスベの肌が唯一のメリットかもしれない。

レナの膝とオレ膝が重なっている。動くレナの汗がしっとりと、その分滑り良くなる。

ヒップと太ももに触れるモチモチ感は悪くない。ブラジル人が尻の大きい女を求める理由が何となく判った気がした。

とはいえ、立ちプレイは疲れる。オレは椅子に座った。
重力でレナの体重がダイレクトに伝わる。
根本までオットセイが捩じ込まれる。
レナはヒップを上下左右に動かしたり、回転させたりする。
時折後ろに視線を移し、様子を確認してくるが、今ひとつ物足りない。

レナ…、何かを喋って。言葉攻めをして。

今日のテーマはレナの独りよがりのセックスである。サービスは期待してはいけない。

バックに飽きたレナは体勢を前に変えた。
またも体重に乗せてネジこまれるオットセイ。

「どう?圭一君は気持ちいい?」

ここでハイと応えると、何も変わらない気がする。 

「別に…」

レナはオレの歯を噛んできた。
歯茎の裏側まで舐め回してきた。
吐く息、吸う息が早い。レナはマラソンしているかの様に息切れしている。

これは独りよがりなエッチですか? それともサービスですか?

レナは必死で腰を動かすが、

今ひとつ微妙です。とあえて言ってみる

レナはショーツを割れ目が見えるか見えないかギリギリのラインまで下げた。
絶界領域、オレの好きな着エロ姿である。

「レナ、圭一君が、中に射精してくれないと逝けないの。どぴゅっ!っていうあの感覚が、ほしいの。」

「ならオレが動いた方が良くない? レナの動きじゃ今ひとつ絶頂しないよ?」

「大丈夫だよ圭一君。レナには秘策があるの。」

レナの秘策とはフェラだった。
妄想世界なので、フェラしながら膣に中出しは可能になっている。だが、あいにくオレはフェラに興味がない。

好きな女が男の下半身で汚れる事が好き。そういうのが好きな人は居るだろうが、オレはどうしてもキスの事を考えてしまうし、下半身との間接キスに嫌悪してしまう。

レナは頑張ってオットセイを口に含むが、
駄目だろう。
レナの可愛いさと、ひたむきさは、評価できるが…

舌をどれだけ早くベロベロさせようが、オットセイをお口でどれだけゴロゴロさようが、レナの努力も虚しく、オレは逝かなかった。申し訳ない気持ちになり、俺は射精してあげた。

「はう!」

妄想なので、何度も何度も中出した。

「はう!はう!」


「はうはう、はうはうはうはう!はうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはうはう」

マシンガンの様な連続出しで、連続で逝かせてあげた。

股間の上で工事現場のドリルの様に上下して激しく揺れ動くレナ。
何十、何百と逝っている。

至極のエクスタシーに舌を出しながら喘ぐレナを観て、ようやく俺もやる気になってきた。

もうレナにリードを渡すのは止めにする。

レナのオッパイを鷲掴みにして、揉みしだく。
ドリルの様に高速に上下する圧が加わり、レナのオッパイは上下ゆっさゆさと、跳びはねる。
舐めようものなら、舌が持っていかれそうになり、とても危険だ。そこまで危険なら高速にドリルピストンされるオットセイも生きていないだろう。
妄想なのでダメージはないけれど、ダメージある方向で妄想すれば、きっと逝けるはず。

オレは逝き続けているレナを抱きしめ、意識を集中させた。

果たして逝けるだろうか?

読者はこのやり方について来れるだろうか?

色々な疑問を残しつつ、オレは投稿ボタンを押した。画面の前で『逝ったよ!』という感想が来ることを期待して…

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■※レナに無理矢理レイプされる回 18エロ



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「今度こそレナの力で逝かてせあげるんだから!」

まって!レナのプレイは疲れるだけなんだ。

「そんなの関係ない!レナは圭一君が欲しいだけ。圭一君の気持ちなんて関係ない!」

うぐ!

「は、激しく動かないで…」

「レナが直ぐに気持ち良くしてあげるから!」

「あが!」

「直ぐに中出しさせてあげるから!

「や、やめて!」

「うるさい!そのお喋りな口を閉じろ!

「て、手で口を塞ぐのはやめて!息が!

「これならどうよ!

「もごもごもご!ぷはぁ! 口で塞ぐのもダメ!」

「レナのキスが嫌な訳がない!」

「もごごこもごもご

「今日こそは妊娠するんだからね!梨花ちゃんだけ圭一君の子供とか、卑怯なんだからね!」

「ま、まってレナ。そんなのいけないよ!

「レナだって圭一君の子供が欲しい!梨花ちゃんが良くて何でレナはダメなの!?

「あ、あれは特殊な事情がありまして…

「圭一君!これはレイプなんだよ?レナが圭一君の意見に耳を傾ける義務なんてないんだよ!

「オレは逝かんぞ!レナがどれだけエッチな事をしてもオレは逝かない。最後まで耐えてみせる!」


「それセクハラ発言だよ圭一君。レナに魅力が無いって言ってるようなものだよ」


「許してくれレナ…」

「許さなくていいから。とにかくレナの中に出しなさい!」

レナは二つ前の話のラストを真似た。
マシンガン中出しを発動させ、射精させた。妄想なのでなんでもあり。圭一の意に関わらず、レナの中に無限の精子が送り込まれる。

「だ!駄目だレナ!これじゃ、本当に妊娠してしまう!

「レナ、大家族がいいな。

「大家族!?

「とりあえず、子供二人は沙都子ちゃんや梨花ちゃんみたいな可愛い女の子が欲しいな。みーちゃんや、しーちゃん、みたいなお姉さん役になる人も欲しいな」

「4人も子供を産むのか?

「レナとしては30人は欲しいな

「う、ウチのクラスメイトより多い!!

「だから圭一君は30人分の稼ぎが必要なんだよ。

「さ! さんじゅうにん分の仕事…

「大丈夫だよ。圭一君ならきっとそれくらい稼げるよ。

「いや、そういう問題ではなくて。

「まさか圭一君、レナとの子供が嫌なの?

「いや、そういう事ではなく…

「ひ、酷いよ圭一君!レナがこんなに愛しているのに!1000回も中出しさせてあげたのに!」

「いや、それはレナが勝手に…

「もう許さない! 圭一君はこれから鎖に継がれて、一生レナの性奴隷になるんだからね!

「う、嘘だ!

「ここはレナのエロエロ空間なんだよ。圭一君はレナに逆らえないんだよ!

「や、やめて!」

「さあ、もう一度、レナにマシンガン射精だよ。いくよ、圭一君。今度は連続一万回中出しだからね!」

「待って、まだ心の準備が!」

「3!2!1!」




「レ、レナーーーーーー!」




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■読者への挑戦。逝ける読者は1%もいない筈…(18禁止)



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読者への挑戦

圭一「さとこ!」


智子「はい、なんですの?」

この二行の繰り返しだけで逝けるか?

智子好きなら、やってやれない事はない。いやオレならできる。逝けるヒトは報告よろ…。
では

「さとこ!」


「はい、なんですの?」


「さとこ!」


「はい、なんですの?」

「さとこ!」


「はい、なんですの?」


「さとこ!」


「はい、なんですの?」




「さとこ!」


「はい、なんですの?」


「さとこ!」


「はい、なんですの?」


「さとこ!」


「はい、なんですの?」
「さとこ!」


「はい、なんですの?」


「さとこ!」


「はい、なんですの?」




つづきまして、智子が以下の繰り返しを言う。間の空間にどれだけ多くを想像できるかによる


「圭一さん?」



「圭一さん!?」

「圭一さん?」



「圭一さん!?」


「圭一さん?」



「圭一さん!?」


「圭一さん?」



「圭一さん!?」


つづきまして、、梨花のセリフ
「圭一!」のみの繰り返しです。

脳内の梨花に「圭一!」と繰り返し言わせるだけで貴方は逝けるか?
どんな梨花をイージできるか?
ファンタスティックかつ、ぶっ壊れた脳みそが要求されます。


同じく、魅音から『圭ちゃん』のみのセリフのみで逝く。詩音からは、『おネエ』というセリフのみで魅音とのレズプレイを想像しできますかな?そして逝けますか?

また関連して『圭ちゃんさん』『おネエ』『圭ちゃん』という3つのワードだけを使い、浮気や寝取られのシーンを妄想して、逝く事ができますかな?

作者にはそれができる自信がある。さて、読者ばどうだろうか?
もし読者にもそれが可能なら、作者との相性は良い筈。何も読んでも満足できるのではなのではないか?

もし誰もいないとしたら、まさに作者の
一人プレイ。作者のオナニー姿を読者は見ていたという事になる。

この回までオナニーだと気付かなかった作者は
この先、何を投稿すればいいのやら!

作者のオナニーだと認識しながらもこの回まで辿り着く忍耐力高めの読者様なら、きっとこの問題を解決してくれるはず。

『そうだ!小説内男優、あるいは小説内女優として、読者から立候補を募ろう。』

圭一や部活メンバーとセックスしてみたい貴方は、どしどし手を上げて下さいませ。千里眼的な力で貴方の名前をズバリ当てて、小説内に登場させてご覧に入れましょう。

奇跡の力を垣間見る権利は読者の皆さんに平等にありますが、最も念の強い者が選ばれる仕組みになります。

貴方が無意識に飛ばしている念波をオヤシロ様がキャッチしてくれ、私に代弁してくれるでしょう。

オヤシロ様の奇跡は、あると信じた者にだけやってくる。
作者がそうである様に…




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■感想欄恐怖症で読めぬ!(最終回)



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良いニュースか悪いニュースかは、評価点を見ればある程度予想できる。なのでオレは見ないぞ! 無駄にプライドが傷付く確率が高いからな。

他サイトでも、同じような感じで読者との交流を経った。気分が落ち着いた頃に読んだけど、なんと3年後だよ。アホかよ。メンタルガラス過ぎ。

いや、悪いのは毒者だ。オレは感想から毒を求めている訳じゃない。高い評価点しか、求めていないのだ。

自分より想像力の低い読者の言葉なんて百害あって一利なしだからな。

読者はあくまでも評価点を稼ぐ為の道具に過ぎん。俺の承認欲求を満たすための触媒に過ぎんのだ。

〜これから毒者になる予定だろう親愛なる毒者様へ〜

文句があるなら自分で書く。

ランキング上位のレベルと比較して問題点を指摘できるなら、さあ、書いみやがれ。
いかにそれが無理難題な次元なのか身を持って感じてみやがれ。
才能とか努力だけで行ける様な場所じゃない。そんなもの1%程度の要素で、残り99%の中身は分析しきれない程に人知を超えてる。そこに全ての偶発的奇蹟が集約されている。

死ぬ気で努力した者しか、そのキセキ感は感じ得られんぞ?
叶わないからこそ、キセキを実感する。

でも、てっぺんにおる奴らは、意外とあっけらかん。

断言できる。上におる奴らはオレの1000分の1も努力してない。
てっぺんにいる奴ら、てっぺんにいるのに、てっぺんにいる感動を全然味わってない。
オレが上に行ったら、奴らの1000倍は喜ぶ。

宝の持ち腐れなんだよ。。

大人しくオレに明け渡せ。

チラシの裏にでも移動して、画面から消え失せろ。

俺以外、みんなチラシの裏に移動すればいいんだ。そうすればオレはめでたくランキング1位になれる。良かったじゃないか。面倒な作者を黙らせる事ができてバンザイだろう。さあ、今日から皆、チラシの裏にいけよ。

は? ムカつくから評価点0を入れるだって?
好きにしろよ。俺のスタイルは何も変わらん。メンタルがいくら傷付こうが、俺のプライドは揺るがない。
俺の小説はランキング上位にこそ、ふさわしい。

努力の結晶である俺の小説だ。どんなに低評価を入れようと、努力した事実は覆えらない。

俺の心の中では1万点は価値がある小説。
マイナス評価を一万点くらい入れられたらプラマイゼロ。ようやく俺の小説が普通のレベル、凡人なのだと認める事ができるだろう。

オレに凡人、あるいはそれ以下だと認めさせたければ、最低でも1万人を超える投票者を連れて来なければならない。












羽入「あぅあぅ、作者さんが雛三沢症候群に感染しているのです。疑心暗鬼に苛まれて、心がどす黒く染まっているのです〜」

梨花「なんだか、面白そうな展開ね…。雛三沢症候群は次元すらも越えて感染するものだったの?」




作者「え!? マジこれ雛三沢症候群なの? そういえば何だか喉のあたりが痒い様な…」




羽入「だ!駄目なのです!




作者「うがっ!うがっ!うがっー!


羽入「掻きむしってはいけないのです!掻きむしっては!



作者「っーーーーーーーーーー!!!





梨花「どうやら、もう駄目な様ね…



羽入「そ、そんな…。こんなところでお別れになるなんて…。


梨花「まあ、いいじゃない。また同じ様な作者がいつか現れるわ。それを気長に待てばいいのよ。


羽入「……そ…









     …それもそうなのです。」


「僕達は不滅なのです。作者さんが死んだところで、一喜一憂する必要ないのです〜♪」



























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あとがき

これにて最終回になります。読者様お疲れ様でした。さようなら。







































































つづき

https://syosetu.org/novel/236048/

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■※R18「圭一君駄目だってば、こんなオバサンの中に入ってきては



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圭一「もうオレ我慢でききない! 茜さんを愛してます!」

だ、駄目だってば圭一君、私達、年の差が幾つだと思って…

圭一「我慢の限界なんです。もうオレ、自分の気持ちに嘘つきたくない!

圭一は園崎茜を押し倒していた。
着物をずらして、茜の肌を露出させる

茜「圭一君駄目だってば、私には旦那も子供も…。

圭一「オレは愛人でもぜんぜん構まいません!

茜「だとしても駄目よ。こんなオバサンの中に入ってきては駄目」

園崎茜は圭一の男らしい眼差しに熱に打たれていた。
グランドリオンの必要性を真剣な眼差し訴えてくる圭一の瞳にらやれた。
たかだか高校生の分際、高校一年生の分際、にも関わらず、茜は妄想を辞められなかった。

「圭一君はそんなに私が好きだったのね…。なら圭一君おいで…。オバサンが若い娘にない、しっとりした、ねっとりた、エロスの世界を教えて あ げ る…

「圭一君のやわらいオットセイ、圭一君の柔らかい肌…。でもオバサンの方がもっと柔らく、もっとモチモチしてるでしょう。



「ほらぁほらぁ、魅音や詩音なんかよりも、ずっと、柔らかくて、思わず吸いていたくなる程にでしょう…」 















https://special.dmm.co.jp/fanza/feed/news/fanza-report-2018
作者はファンザの調べを思い出していた。男性によるエロ目的での検索ワード、一番多く使われたトレンドワードの一位が熟女だった。


圭一『あ、あかねさん!き、気持ちいいです。外から中まで、全てがマシュマロみたいで、やわらい。き、気持ちが、よ、良すぎます!』


「おいで。おいで。オバサンの中においで。




『茜さん!オレもう出したいよ!』


「遠慮しないでいいのよ、心配しないでいいのよ、遠慮しないで




『はぅあ!

射精






茜「若いオスの種汁にオバサンの子宮は一杯に…

種汁は園崎茜の中によって絞り尽くす如く回収された。

茜「いいのよ…圭一君は何も心配しなくても…キャッっ!


圭一は2度目にトライしていた。

園崎茜の肉体を貪り食う様に求めて

茜「け、圭一君ってばもう♡

茜さん!茜さん!と連呼する圭一

茜「呼び捨てにしてもいいのよ圭一君…その代わりにオバサンも圭一君の事を…



『茜!あかね!あかねぇー! 

「圭一!圭一!圭一!

『あかね!あかねぇー! 

「圭!圭!圭!


再び中に注がれる液。
あそこはヌルヌルで大洪水である。
着物の下部は濡れまくっていた。

「これだから若い子のエネルギーって…
     困っちゃうのよね

これだからもう若い子って…。罪なのよ




園崎茜の太ももや肩首筋に至るまで、何もかにもスベスベとして餅っとする。
若い肉体、梨花やレナでは得られない快楽、吸着性が園崎茜の身体にはあった。
代謝が悪くなる高齢者は多くの内蔵脂肪を多く蓄える。見た目からは分からないが、潜在的な肌の柔らかさは、赤ちゃんレベルにある。


圭一は茜の身体に虜にされていた。そして第三ラウドを始めた。
辞めたくも止められない。熟女が一番人気の理由に納得である。

だが圭一の本音をいえば、魅音や詩音、レナに智子に梨花ちゃんも加えて、7人Pがしたかった。

茜「圭の気持ちは全て折り込み済みなのよ…。皆の正体は私になるけど、詩音や魅音だと思って可愛がってあげて…

茜は子供達に成りすまして、圭一に犯される妄想をした。
鏡の前であられもない姿でよがる茜
その光景をふすまの隙間から、こっそり見ていたのは魅音か旦那か…


見ていたのは園崎おりょうだった…


「さあ圭! 今度は私のことレナちゃんだと思って激しく突いてみな!」

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■※え?おばさんじゃなくて、お姉さんって呼びたいの? 



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茜「え?おばさんじゃなくて、お姉さんって呼びたいの? 

茜「若すぎて、どう見ても人妻にはみえないし、一人っ子でお姉さんみたいな存在に憧れてたって…。 さりげ無く嬉しいよ。褒めてくれてありがとう圭一君♡


以下園崎茜の脳内




さあ今日もしましょ。一杯しましょう。














あはぁ〜ん、もう最高圭一君。私も息子が欲しかったからさ、貴方みたいな男の子がいたらと思ったけど、息子とこんな事する訳にはいかないしね。
























あはぁ〜ん、いいよぉお姉さん気持ちいいよ。














お姉さんのこと好き?





圭一「お姉さん!




お姉さんの事が気持ちいい?




お姉さんにもっと来て





圭一「吸い込まれるよ…」
  




お姉さんがいいの?


  

圭一「お姉さん!」



 



お姉さんがいいの?




 
圭一「お姉さん!」



もっと
お姉さんで気持ち良くなっていいよ?






茜「お姉さんの中においで







おいで





お姉さんの






お姉さんのを
  

圭一「お姉さん!」






お姉さんはここにいるよ





茜「圭一君の好きなお姉さんがここにいるよ〜









圭一「お姉さん!」






茜「お姉さんの肉壺に圭一君の肉棒が入る!入る!出る!入る出る入る出る!!!



園崎茜は圭一に出し入れされるイメージを散々した。キスも沢山、おっぱいも嫌と言うほどに圭一に揉みしだかれた

夫がいることなんて関係ない。
夫が前菜であるなら、圭一はメインディッシュとデザート感覚。
圭一を利用したエロ妄想は手放せない。


汗だくの茜、汗だくの半裸な茜が抱かれ、乗られる。

汗汗汗

汗だくになりながら、上下する園崎茜

マンコはトロトロ、そこに肉棒がフォンデュ
チーズフォンデュの様に滑らかに糸引く。

圭一はまな板をトントン。茹でたオクラを小さく切り、肉壺に入れて棒でかき回した。





茜『お姉さんが気持ちいいよ!」




羽入「僕は字を読むのが嫌いだから行間を妄想するのですが、僕の中で茜さんと圭一のプレイは結構悪くないのです。任侠風味にドスの効く女声とあえぎ。お姉さんと呼ばせたい心の欲求。僕もその気持ち分かるのです…。良かったら僕の事もお姉さん、お姉ちゃん!と読者さんに呼んで欲しいのです。僕の体型じゃ、いまいちイメージできないかもですが、僕も頑張って貴方の事を弟の様に扱うのです。」


梨花「いいわねそのアイデア。わたしも一人っ子だったから、兄弟の存在に憧れてた時期があるわ。私の事もお姉さん扱いされたいわ。もしくは私がお兄ちゃん扱いするのでもいいわ。」












梨花「ねえ、これを読んでるお兄ちゃん、もし良かった来てよ。僕の中においでなのです。」








羽入「お兄ちゃん!僕の事もよろしくなのです。」





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■沙都子の続 BLだけど沙都子がよがってる光景は男性向け



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沙都子は扇風機のプロペラを外した。プロペラの代わりにそこにグランドリオンを装着する

扇風機の回転力にグランドリオンのエロスが加わり、沙都子の穴を超絶刺激していた。

梨花はそれを見てしまった。四つん這い沙都子の恍惚した表情、締りのない顔。
快楽体験中につき、顎を支える筋肉はゆるゆるで沙都子の口は開き、舌をぶらぶらとさせていた。

「押入れの天井裏に隠してた筈のグランドリオン…」
だが思わず見とれてしまった梨花梨花は夕食の買い出しに行っていたが、途中財布を忘れた事に気付いて帰宅した。その祭に見てしまった。こっそり扇風機を外してグランドリオンを合体させている沙都子を…

「な、なんて凄い技なの…」
梨花は尊敬の念を沙都子向けていた。自分だったら扇風機にグランドリオンを組み合わせ様なんて思いつくだろうか、いや、千人、万人集まっても、こんな扇風機の使い方は絶対に思いついたりしないだろう。沙都子はBLの才能も開花させている。梨花は沙都子の将来が楽しみだった。

「す、凄いわ!」
思わず大声を張り上げてしまった梨花。沙都子はまさか自分に向けて発せられたセリフだと思う訳もなく、梨花の気配に気付いて、そそくさとグランドリオンを隠した。

「り!、りか!? や、やけに早いお帰りですわね… 

「おさいふの忘れ物なのです。」

梨花は沙都子の創造性、その成長性に期待している。余計な干渉をして、沙都子の人格形成(創作力)に影響を与えたくない。何も見なかった振りをしてやり過ごした。


梨花はご機嫌だった。

「沙都子♫ 今日は沙都子の好きなハンバーグなのですよ。にぱぁ〜♪」 

財布をとり、何も見なかった振りをして、そそくさと家を出た梨花は、スッキップしながらスーパーへと向かった。

沙都子はほっと息を撫で下ろし、再び性の研究をし始めた。

四つん這い、グランドリオンに攻め込めまれながら、沙都子は遠くを見つめていた。視線の先には壁しかないけれど、沙都子はその先に映像を見ていた…



※参考資料

https://dic.pixiv.net/a/富竹ジロウ



富竹は力こぶを作っていた。
「さて、今日も禁トレをやるよ!圭一君!

「はい!オレ、頑張ります禁トレ!」

富竹と圭一は18禁トレーニングをしていた。

最初にしたのは股間同士を重ねて圭一を持ち上げる運動だった。

富竹は圭一を股間にのせ、圭一をコマの様に回した。熟練された軍人の成せる技であり、圭一ではまだこの技は無理である。今圭一できるのは、股間の上で富竹を支える事くらいだが、それでも大人1人分の体重を支える力があるのは凄い事なのである。

ひたむきに禁トレを続けた結果なのである。

沙都子はここから先の展開が見えなかった。
股間回転刺激法以外の有効な禁トレが見えそう見えない。




作者「しかし、大丈夫。沙都子の妄想はこの小説を通して異世界である地球に発信されている。作者の脳内と沙都子脳内は無意識の領域下が一部のリンクしてしまう超常現象が起こっている。そんな気がするの。よって読者のアドバイス等により作者が刺激を受けると、沙都子へもなんらかのカタチでフィードバックが起こる事になる」 


沙都子「そうよ!何かが物足りないと思ったらバックなのよ!」


沙都子は圭一をうつ伏せをに寝かせると、富竹を後ろから刺ささせた。

尻穴を軸に富竹のオットセイが倒立し、富竹が回転する。
圭一を回すのではなく、富竹の方が回転するのだ。

富竹は床を蹴り、弾き飛ばし、回転し始めた。穴を差し込みの軸にしているので、バランスは安定し、より高速回転できる。

富竹はヘリコプターの様な高速回転をし、空高く舞い上がった。

沙都子は疑問していた。空高く飛ぶ富竹は理解できるが、圭一は一体どうなるのだろうか。
圭一も一緒に飛ぶのだろうか、舞い上がる
のだろうか。

富竹が舞い上がるなら、開いた穴に入れるのを誰にしようか。

「え? 圭一さんのお父さん!?」





圭一お父さん「一度でいいからヘリコプターみたいに空を飛んでみたかったんだ。

「まあ、そういう事でしたら、圭一さんの穴どうぞご利用になって下さいまし

圭一お父さん「ありがとう沙都子ちゃん!」



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■朝起きたらヤクラに転生していたクロノファン


洗面所で顔をみたら3メートル級のゴキブリ…になってました。
厳密にはヤクラなんですが、原作の様な2次元姿ではなく、リアルな3次元的ディフォルメされたヤクラなんです。

ヤクラ。原作においては大臣になりすましていて、マノリア修道院のボス役で台詞に『デロデロ』が入るゴキブリ様生物。
クロノとカエルでエックス斬りをしてれば3分もせずに倒せてしまう。

わたしも最初はヤクラだと気付かず、巨大なゴキブリだと思っていたのですが、部下の方からビネガー将軍に会うよう催促されて、その時初めて自分がヤクラなのだと気付いたのです。



第1話
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ビネガー将軍に呼ばれ部屋に行くと、ガルディア侵略の計画の話を聞かされました。

ビネガー将軍…
原作通りにこすい奴でした。

ガルディアに教会を設立して、そこで人間に成りすまし、ガルディアの王宮を乗っ取る計画。リーネ王妃やガルディア21世に化けてガルディアを支配したいという。

それは原作通りですので私も驚きませんが、ビネガーはガルディアの領土を独り占めする気でいたのです。魔王やソイソー、マヨネーに内緒で…。

告げ口してやろうと思いましたが、ビネガーに目をつけられるのも厄介なので従う振りをしました。

私の任務はマノリア修道院の責任者、及び、人々の誘拐です。

人々を誘拐し、監禁し、顔形を真似る。真似たら処分すること。

部下達は人々に変幻し、ガルディアの情勢に探りをいれさせる。

王族や大臣や要人に教会で祈りを捧げるように促して連れてこさせ、監禁して変幻する。

部下達は魔法のカリスマ魔王様の為にガルディアを支配するものと思っているが、全てはビネガーの私利私欲を満たす為である。

純真な部下達を騙して利用しようとする。実にこすいビネガーだが、さて、これをどうしたものか…
人を誘拐しなければ、私はビネガーにお仕置きされるし、でも誘拐なんてそんな酷い事はできない。

いっそガルディアに亡命したらどうだろうか?

きっと駄目だデロ。私みたいなヤクラ、きっと似たようなのがいて、そいつ等が私を暗殺しにくるかもしれない。
とうすれば…

逃げるしかない?

代役が他にいるだろう。逃げるだけでは犠牲者は減らせない。

やはり魔王ジャキに告げ口するしか無いか? 原作では仲間になるし、それ程悪い奴ではないのかも。
いやいや、彼はサイラスを殺していた。
サイラスは亡霊になる程の未練を持っていた。紛れもなく魔王はサイコ野郎だろう。

魔王自らガルディアに進行しない事を考えると、ラヴォスへの気が集中しているだけで、ビネガーが何をしようが知ったこっちゃないのかもしれない。

私は決断した。魔族の裏切り者として手紙を書き、カエルに届ける。騎士であるカエルを経由して騎士団が動けば、マノリア修道院に潜む魔族をなんとかしてくれるだろうと。

騎士団がなんとかしている間に、森にでも隠れて時をやり過ごし、クロノ達に助けを求める。そうすればなんとかなるだろう。

問題はこの先の人生プランだデロ。
この容姿で人間とデートしたり結婚したりなんてできないだろう。
ヤクラとして同種族とお付き合いなんて考えられないデロデロ。

あれ? なんだが気持ちが人間よりもヤクラなメスが良い様な気がしてきたデロ。

そういえば、いつの間にか語尾がデロデロしてるし…

もしかして、この世界でやっていけるのか?

タイムマシンで行き来すれば、何度でもアプローチをやり直せるよね。

つまり、工夫すれば口説け無いはずがない。

なーんだ。ヤクラ人生、余裕じゃん。

おつかれー!






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クロノファンとしてすっかり忘れていたこと。
それは…
『ガルディアと魔族軍との戦争』である。

原作ではクロノを操作していると民家の人から「一年以上、戦争が続いている」というコメントが得られる。
私はカエルに手紙を書き、教会建設計画を潰す事には成功したものの、一年以上続く予定の戦争についてすっかり忘れていた。

人間に変幻して得られた情報によると、魔王軍は大陸中央の砂漠の熱さを避ける為、海岸沿いを進行していた。

ビネガー率いる屍軍団、総勢1000体がガルディア本土に向けて進軍していて、何も対策をしなければ3日後、ゼナンの橋に到着し本土入りをする予定である。

ガルディアは前線で戦う為の兵士を募集していた。

馬に乗った兵士達が次々に橋を渡っていくのを見て私は…

1.見てみぬ振りをする
2.加勢する

どちらかを決断しなくてはいけなくなった。


私は魔王軍にて部隊隊長をしていた
それだけの実力があるのは、私がゴキブリ様生物、ヤクラだからだろう。

私は人間より大きなゴキブリ。そのスピードは時速100kmを軽く超えて走れるのである。しかも皮膚は固い殻に包まれ、全身に鎧を纏っている様なもの。ちょっとやそっとの攻撃ではビクともしない。

クロノとカエル、ルッカのたった3名に制圧される程弱いものの、対決を1対1のタイマンに持ち込めれば負ける筈がないのだ。

教会の様な狭い部屋ではなく、広い戦場ならばマックススピードも発揮できるだろう。であるなら敵に取り囲まれる心配はなく、常に1対1のタイマン勝負に持ち込める。

私はガルディア軍よりも早く前線に行く事ができ、魔族を掃討する力があるのだ。
恐れる心配等ないのだ。

私は戦場へと向かった。


戦いの結論からいうと、ガルディアに加勢した事で、ガルディアに対する私への見方が変わる事になる。

魔族を裏切り人間側に味方するゴキブリ。アイドルゴキブリとして街でもてはやされることになる。

人間の世界で生きれるなら私も手放しで喜べるだろうが、魔族の中には人間に変幻する魔法が使える者がいる。
人間社会に居場所を求めようものなら、人間に成りすました魔族に狙われ暗殺されてしまいかねない。
私は森のなかでクロノが来るその時を待ち続けた。

たが全くの想定外…。まさか一年経ってもクロノ達が現れないとは…。

私が魔族を裏切り、死ぬ筈の人間を生かした事で、未来が変化し、クロノ達が生まれなくなったのか?

そもそもクロノが生まれていたとしても、ここが原作0周目の世界である可能性もありそう。

原作では魔族村メディーナにて、魔王の銅像が建てられ、魔族達はいずれ目覚めるラヴォスが人間を滅ぼしてくれるのを期待していた。
魔王がラヴォスを召喚しようとして、どうなったのかを語る魔族は1人もいなかったが、この原作0周目の世界ではクロノ達は現れなかったということ。
クロノ達が現れず、クロノ達が不在した世界があったということ。
クロノ達が中世時代に来ていれば、魔王と戦ってタイムゲートに飲み込まれ、中世に残されたビネガーが魔王代理として、メディーナ村にて銅像にされている筈なのだ。

もしこの世界が原作0周目の世界であるならクロノ達はこの時代にやってこない。

きっとクロノは現れないのだろう。

ただ疑問は残る。魔王はラヴォスを目覚めさようと失敗するとして、そこからどうなるのか?
魔王はラヴォスゲートに飲み込まれ、原作通りに古代へへと飛ばされてしまうのか?

クロノファンとして常々疑問に思っていた。
魔王はラヴォスの脅威を知っている筈なのに、なぜ、ラヴォスを目ざめさせようとジールに手を貸したのだろうか?
サラが大切なら、サラだけ救えばいいのに。なぜラヴォスを目覚めさせ倒そうとしたのか?

クロノファンとしてはこの疑問を解かずにはいられない。

私は魔王城へと向かった。

魔王城への道は魔岩窟で塞がれていて、魔王の力でしか開ける事はできない仕組みになっている。

私は足の裏に油を塗り、海の上を走った後、魔王城の壁を登り最上階、魔王のいる部屋へと浸入した。



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マールトリガー

■一話



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マール「パパ! どうして分かってくれないの?」

パパ「公務をやりたくないお前の気持ち。分かるが我々は王族なのだ。国民の象徴として務めを果たす義務があるのだよ。

マール「義務って何? 私達、人からなんて言われてるか知ってる? 国費を食い潰す害虫よ? 私達、誰からも必要とされてないの!

パパ「そんな事はない。国費といってもあくまで活動は挨拶周りや祭事のみだよ。我々の生活の殆どは一族が運営する企業活動で成り立ってるのだよ。

マール「そんなの綺麗事よ! 独占禁止法に引っ掛かりそうなくらい支配者の立ち位置。オカネを独占しているのは私達なのだから、国民は空気を読んで奴隷の様に働くしかなくなる。

パパ「そんな極端な…。生活保護制度や福祉制度があるだろう? 職の選択肢があるのに奴隷だなんて…

マール「ガルディアだけでも年間の自殺者が2万人もいるのよ? 実質的な奴隷制度じゃなきゃ、こんな事にはならない…

パパ「勉強熱心なんだね…、マールは…。でもマールはまだ分かっていないのだよ。

マール「分かってない?? 私は沢山勉強したの。 分かってないなんて、どう分かってないのか、ちゃんと説明してよ!

パパ「…」

マール「ほら、答えられない。私はもう公務はしません。国民にとって必要のない王族として、もっと必要ない存在になってやるわ。」

パパ「…」

マール「…」 



従者「そろそろお時間になりますが…」


父ガルディア33世はこの日千年祭の祝辞をする仕事があった。
マールは王族として、父のそばに同席し、マスコミに笑顔を振りまき、王家が健全である事を内外に知らしめる役割になっていた。それは制度で縛られたルールではないが、王家の風習として事実上の強制性のある公務だった。

この日マールはその公務を放棄し、マスコミの前には現れないつもりだった。髪型を変え、王族とは判らない格好で、単なる一国民として千年祭の行事に参加するつもりだった。

マールは父と喧嘩してイライラしていた。
と同時に悲しくもあった。覆面護衛に監視される自分と、千年祭を楽しむ一般の人々。家族連れ、友達連れ、自分とは異なり、和気あいあいとしている人々を眺める。

父との関係は修復不能。マールにとって王族の無意味さについての信念は、曲げられない殆に凝固なものになっていた。父の価値観が変わらない限り、二度と笑顔では歩み寄れない。

マールは悔しかった。自分には友人なんてひとりもいない。親友ってなんだろう。
なぜ周りの人々はこんなにも笑顔なのだろうか?

孤独に押し潰されそうになる。

マールは走りだした。
この先の人生、もうどうでも良くなっていた。
護衛を振り切り逃げる事で自身がトラブルの象徴の様な存在になればいいとも思っていた。そうすれば王家はもっと不要な存在になる。

「王族なんていらない! もっと世間に文句を言われればいい!」


マールはどこをどう走ったのか覚えていない。
涙で目がかすみ、前をよく見ないまま、気付けばリーネの鐘まで走っていた。


誰かにぶつかって落としたペンダント。

「お母さんのくれたペンダント」
「拾ってくれてありがとう」

「私の名前は…」

マールは気付いたら、その誰かに自己紹介をしていた。本名マールディアを隠して…

その誰かの名前をクロノという。

クロノは泣いているマールを見て、千年祭のブースをあちこちを見せて回った。
記念写真をとり、幼地味のルッカの話をし、買い食いをした。

超次元転送マシンまでつれていかれる頃にはマールは半分程度立ち直っていていた。

マールの目的はある意味で王家の恥を晒すこと。王家をいらない存在だと思わせること。しきたりや、敬語や礼儀、ルールなんてのは今のマールにとっては

「くそったれ!」

超次元転送マシンは人でのデモンストレーションを求めていた。
会場にいる人から名乗りを求めていた。

マールは名乗り出る事もなく、マシンの椅子に座った。

「おお! 募集開始から一分。ついにでました! 人々の波をかき分けるように強引に椅子に座ったこのお方! 名前は…」

マールは無言だった。

「元気が宜しくていいですね!」

会場は鎮まりかえっていた。
人間による初めてのデモンストレーション。マスコミは結果が成功するか否か、死ぬか生きるか、あらゆる可能性の記事を書く用意ができていた…



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原作キャラのイメージが崩壊しまくります。
ありきたりなのでは退屈かろうと思い、とことこん壊してみました。


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「わたし…。このまま死ぬのかな…」

青い黒世界、暗い世界が視界に広がる。どうせ死ぬなら明るい世界が良かった。

いずれにせよ

「パパ、悲しむだろな…」

 

クロノ、手を伸ばして助けてくれようとしてたな…

クロノだけが…


ある意味、ドラマのヒロインみたいなシーン。マールは苦笑した。


事故の最初の犠牲者になったのだろうマール。

(ある意味、私が身を張って危険を証明したということよね? 他に犠牲者になる筈だった誰かを助けたと思えば気が楽だよね…)


※原作においてマールはボウガンを装備していた。だが、このマールは武器を持っていない。
そしてこの物語のマールは魔族を人生で一度も見たことない。  


ゲートから出た直後、3体の魔族に囲まれて逃げ道を塞がれたマール。

2体の魔族はマールの足にしがみつき転ばせると、マールの目を失明させ動きを封じようと、顔を攻撃してきた。
マールは手で払い除けようとするが、時間の問題であり、マールの体力が尽きた時、死が待っていた。

2分、3分、
マールが必死で防御していると、次元の穴からクロノが現れた。
クロノもマールと同じで魔族を見たのは始めてだった。
マールの悲鳴により、ただ事ではない事を直ぐに察知したクロノは魔族に蹴りを浴びせた。

魔族はクロノの蹴りを受け止めると、クロノの身体を登り、首を絞めはじめた。
振り払おうとするが、腕を魔族2体に抑えられた。

クロノは意識が飛びそうになり、もがき苦しむ。

とはいえ、クロノが攻撃を受けることでマールは魔族から開放された。恐らくマールは『弱い』と判断され後回しにされたのだろう。

マールは許せなかった。自身を助けにきた王子様をいきなり殺そうする訳の判らない存在を許せなかった。

ボウガンは持たないが、いざという時の為、防犯対策用の催涙スプレーを所持していたマール。

魔族達の目に浴びせた。

3体の魔族はもがき苦しむ。

殺してやろう! そう言いたかったマールだが、王子様の手前、自制した。

マールが自制しているとクロノから『殺そう!』という言葉が飛び出した。

(よくぞ言ってくれた王子様! 私も貴方と一緒なら修羅の道を歩けるよ!)

『こいつら私を失明させようとしたの。』

クロノは手近な石を拾い上げると3体の魔族の目を潰した。

この先、一生目が見えなくなる魔族達。
でもそれでいい。この魔族を野放にしておけば、犠牲者が出るだろう。マール達はまだ見ぬ未来の被害者を救ったのである。
 
とはいえ二人共、細々と未来の事を考えていた訳でない。ただ目先の脅威を排除し、恐怖に支配された憎しみを解消したかっただけ。


「ねえ? あれってガルディア城よね?」

「私達、会場からここまで、飛ばされたってこと?」


マールはクロノの手を強く握った。

山から見えるガルディアの城下の景色への違和感。
城下は二人が知っている町並みではなかった。

マールもクロノも不安だった。
山を降りてもさっきの様な化物に襲われるかもしれない。

「クロノ…。助けに来てくれて有難う。私、絶対貴方を…」

男らしい台詞が出そうになり、言葉を飲み込んだマール。

マールはクロノを守る様に前を立ち、歩き出した…




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■3話

〜まえがき〜

原作に忠実であるならマップ構造はhttp://chrn.opatil.com/story/c02.html
の様になっているはずだ。

つまり下山の際には4体の青色の魔族がたむろしている。

この物語も同じ設定にて、川を挟んで吊橋を渡った先に2体、山の出口に2体が配置されている。
マール達は吊橋を渡る前に2体の魔族に気付いた…



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「注意を反らして進もう…」

クロノは石を拾うと上流に向かって投げた。
音に反応し、川を見に向かう魔族達。

二人は隙を見て先に進んだ。

崖際にて足元に手袋の様なもの『※パワー手袋』が落ちてる事に気付く。
崖の下には魔族が見える。

『ねえ、クロノ、この手袋を投げて奴らの注意を反らそうよ』
マールが手袋を手に入れた瞬間、みなぎるパワーを感じた。

『な、ナニコレ? ただの手袋じゃない!?』

クロノが持つと、クロノにもパワーがみなぎった。
ふと崖下を見ると魔族もこの手袋を身に着けていた。

『クロノ、どういう事か分からないけど、この手袋はパワーが上がるみたいよ? 私達が頂いておきましょう』

クロノと会話をしていると、魔族達が戻ってくる足音。

『一先ずその手袋はクロノが装備してて』

クロノはパワー手袋を装備した。
現在のステータスから二割殆の力が増した。

先に進む二人。
道先にいる2体の魔族は緑の生物をボールの様に蹴り合うという虐めをしていた。

虐めに夢中な魔族達は、ある程度の隙がありそうだった。

二人は意を決して、全力で走り抜けた。

魔族達の視界を横切る二人。
魔族は二人に気付くと、食料を見つけたと喜び、追いかけてきた。




山を降り、見覚えのない村まで行くと、魔族達は追いかけるのを諦めた様で…。



「王妃様!?」

行方不明だったリーネ王妃とマールが間違われる。 

「王妃様! ご無事でなにより…」

兵士は大声出し、王妃の発見を周囲に知らせた。

10名程の兵士が集まり、マールの前に跪いた。

マール達が戸惑っていると、兵士が一人の老婆(侍女)を引き連れてきた。

侍女「一体今まで、どこに行ってらしたのですか! 王宮は大騒ぎですよ!」

「しかもそのお召し物はなんですか! まるで殿方の様な格好…。ドレスはどうなさったのですか!」

侍女はマールをリーネ王妃だと勘違いしていた。人違いだと説明するが、侍女は高齢故にて耳が遠く、マールの反論に聞く耳を貸さなかった。

「ところで、隣におる者は一体…まさか! 王妃様を誘拐した者か!! この者を捕らえよ!」

兵士達がクロノを囲み腕を掴んだ。マールはそれを止めようとするが…

兵士「王妃様、申し訳ありません。この者、魔族が人間に成りすまし、王妃様を拐かしておるのやもしれませぬので…」


魔族についてマールは知らない。訳が分からないまま連れていかれるクロノ。
マールは力ずくでクロノを開放しようとするが侍女がマールにしがみつき邪魔をする…

堪忍袋のおがきれたマール。侍女に手をあげようとすると、カエルが腕を掴み、侍女とマールを引き離した。

侍女の耳元でカエルが説得を始めた。

「この方は…リーネ様ではない…」

「はあ? 何を申している? どこからどう見てもリーネ様ではないか。」

「合言葉の確認はしたか?」

合言葉。この世界の人々は、魔族が人間に変幻し、成りすまして騙してくる場合に備えて、親しい間柄同士で合言葉を決めていた。王妃専属の侍女と、王妃専属の護衛であるカエルは、リーネが本物かどうかを知る為の合言葉を知っている。

侍女はマールに合言葉を問うものの答えられず、マール達は誤解が解けた。

「しかし…王妃様に似過ぎておる…。これでは余りにも紛らわしい…」

侍女はマールの顔をジロジロと見ると髪留めを外した。

「その姿でいるように。」

侍女が去ると、集まっていた兵士達も潮が引く様に去っていく。

カエル「二人とも誤解して済まなかった。あの者は目も悪く、耳も遠くてな…。兵士達はリーネ様のお顔を間近で拝見した事が無い故に、勘違いしたのだ…」

「私の名はグレン。先程はそなたの身体に失礼な扱いをした。」


マール「誤解が解けたからいいけど、一体何があったの?


カエル「実はリーネ様が今朝から行方不明なのだ。我々はリーネ様の捜索にあたっているのだが全く手掛かりが無く…」

マールはガルディアの歴史書から、リーネ王妃の行方不明事件についての真相を知っていた。

リーネ王妃はその日、大臣と共に盗賊団に誘拐され、教会に監禁されている。教会は盗賊に占拠されていてリーネを人質にとり、大臣に王宮から金品を持ってくる様にと交渉をする。

リーネは400年前の王妃である。マールは自分達がタイムスリップしてきた事に驚きつつ、目の前にいる紳士的なカエルの化物についても驚きを隠せなかった。

マール達は原作とは異なり、魔族の存在を知らない。カエル騎士の存在にも知識に無かった。

「王妃様の顔立ちはそなたと似ている。もし見つけたら至急、王宮まで連絡を…」

マールはこの世界の歴史を知っているが知らない。マールの知る歴史には魔族やカエル騎士は存在しない。自身が本当にタイムスリップしたかどうかを確認する必要があった。

「私…王妃様を見たかもしれない。」

「それは本当か!」

「ええ、教会で…」

「教会とはいえばマノリア修道院のことか? あそこには既に行ってみたのだが…」

マールの知る歴史では、マノリア修道院で盗賊達がリーネを監禁している。

マール「教会は修道女しか入れない部屋があったはず…そこに隠れているということは?」

カエル「リーネ様が教会に隠れる? まさかそんな…」

カエルはシスター長(責任者)と魔族かどうかの合言葉を確認していた。魔族がシスター長に成りすましている可能性を排除していて、リーネが誘拐されているとは思いもしてない。

カエルはマールに一礼するとマノリア修道院へと走った。
その後を追いかけるマール。

「クロノはここで待ってて」

マールは念の為、盗賊と出くわした場合に備えて武器を探した。
街の各所に火の着いてないタイマツ棒があり、マールはそれを手に取った。

クロノはマールの行動の真意が分からず自身もタイマツ棒を持ち、後を追いかけた。



〜マノリア修道院


カエル「やはり王妃様は今日はまだ、お祈りに来ていないか?」

シスター長「いえ、今日はまだ一度も…

カエル「…。すまないが…奥の部屋を見せて貰う事はできないだろうか?

シスター長「なぜその様なことを…」

カエル「見間違いかもしれぬが、王妃様が今日ここに来たという目撃者がいるのだ。念の為に中の確認を」

シスター長「修道院内は修道女しか入れぬ場所、たとえ王様であれど、通す訳にいきません。」

カエル「それは判っておるのだが…。

カエルは叫んだ

「王妃さま! 王妃様はここにおられるのではないのですか! 王宮で何があったかは知りませんが、王様はとてもご心配されておりますよー!」


シスター長「カエル殿…。私達が嘘をつき王妃様を匿っているというのですか?」


カエル「いえ、決してその様なつもりは…。ただ王妃様に特別な悩みがあり、こちらに避難しているだけなら、王様も安心なされますでしょうから…」


カエルとシスター長は押し問答をしているが、教会にいるシスター達は魔族が魔法にて変幻し、人間に成りすましている。
シスター長も同じであり、その正体は魔族である。
魔族かどうかを確認する為の合言葉については、心を読める力のある魔族により知っていた。教会に元々いた修道女達は魔族に殺されるか食べられるかをしていた。

リーネは早朝、大臣と護衛を引き連れ、教会に祈りに来ていたが、修道女に成りすました魔族達に捕らえられ、奥の部屋に監禁された。

魔族の目的はリーネを食べること。リーネの細胞を取り込む事でリーネに変幻する魔法が使える様になる。
最終目標は、リーネの姿で王宮へ入り、王と寝室を共にすること。王を喰らい、王の姿を手に入れてガルディアの支配力を手に入れる事である。

リーネを誘拐後、食べる予定であった魔族。王とリーネの互いを確認する合言葉を引き出す為、まだリーネは生かされていた。


〜教会の外〜

カエル「教会というところは頑固な場所だな…。『王妃はいない。でも中は見せない!』と一点ばりだ。逆に怪しすぎするぞ…」

マールの知る歴史には魔族はおらず、盗賊がリーネを誘拐した事になっていた。


マール「盗賊がリーネ様を誘拐した可能性はないの? 盗賊団がリーネ様を誘拐して教会内に監禁しているとか…」


カエル「どうしてそう思う?」

マール「教会の奥では盗賊団が占拠していて、リーネ様を人質にし、シスター達は盗賊団に逆らえない様にされているとか…」


カエル「なるほど。そうであるなら、頑固に部屋を見せないというのも分かるな…。

カエルは教会の屋根にジャンプし、古い屋根板を一つ外した。屋根裏に入り、足元の隙間から中の様子を確認した。


カエルの足元にはリーネ専属の護衛(深夜から早朝担当)騎士がいた。
周囲に盗賊団は見当たらず、彼は縛られ監禁されていた。

カエルは足元の板をこじ開け、一階へと降りた。

「おい、ビックス! リーネ様はどうした?」

「たぶんリーネ様はこの建物のどこかに…。気を付けろ…。ここにいる奴らは全員魔族だと思え…」

「魔族だって!? 合言葉はどうなっている?」

「…どいう訳か、奴らは我らの合言葉を知っている…」
 
ビックスは傷だらけだった。逃げられない様に足を潰され、喋れない様に喉も潰されていた。
カエルとの意思疎通は手話を使っての事だった。


魔族の典型的な手口である。そう悟ったカエル。リーネも同じ目に合わされているはずだと推理した

「待ってろ! 今すぐを応援を呼ぶ。」

カエルは一旦外に戻り、マール達に騎士バッチを渡した。

「それを兵士に渡して伝えてくれ。『マノリア修道院に王妃様が捕らえられている。敵の正体は人に化ける魔族、奴らは合言葉を知っている。』と…」

カエルは伝えると単独で教会内に潜入した。

マール達は街で、兵士を探し、事情を説明した。
兵士達は教会に向かう者達を集める者と、騎士団を呼びに行く者とで2つに別れ、教会を占拠する為の準備を始めた。戦力になる騎士団が到着するまでは、しばらく時間が掛かりそうだった。

マールは自身の姿が透明になっている事に気付いた。

消えかけている。

リーネは自身の先祖にあたる者。もし、リーネの身に危険が及べば、自身は存在しなくなるかもしれない。だから消えようとしているのかもしれない。

マールはクロノに伝えた。自身の素性と、これからリーネが死んで自分も消えるかもしれない事を

クロノは木を登ろうとした。教会の横に立っている木から屋根に飛び移り、カエルの様に内部へと浸入しようと試みあ。

「危険な事はやめて!」
マールはクロノの裾を引っ張り止めた。

マールは教会の裏に回った。玄関はあるが、現代の様にガラス窓の様なものはない。だが窓枠らしきものは複数あり板状の扉が開いていた。

日中の光がある程度屋内に差し込むとはいえ、外から中の様子を知るのは近付かなければ難しい。

マールが中を気にしている様に魔族もまた外にいるマールを見ていた。

カエルの言葉が思い出される。

「中の者は全て魔族かもしれない」

マールの姿は刻一刻と透明度が増していた。

「消えるくらいならいっそ!」

マールは玄関の戸を叩いた。

「ご用件は?」
魔族は警戒していた。玄関の戸口は開けず、窓から半分顔を出した。マールは玄関からの浸入を諦め、窓から勢いよく中に飛び込んだ。

マールの命令で離れた所から見守っていたクロノ。窓から顔を出していたシスターはマールの突然の浸入に焦ったのか、魔族の姿へと戻り、マールの後を追いかけた。

突然の奇襲に驚いたのか、シスターに成りすました魔族達は奥へ進むマールに対応しきれず、取り逃がしていく。

シスター達は魔族の姿へ戻り、マールを追いかけた。

魔族達は緊急事態を知らせる雄叫びを上げた。

 


マールは偶然にもリーネが監禁されている部屋へと到着した。
リーネの側には魔族が一体いる。

魔族は一瞬驚いたが、『棒を持った女が一人だけ』という状況に安心し、剣を持ち襲いかかった。

だがカエルにとっては好機だった。
人間に変幻していた魔族達は姿を表し、マールを追いかけた。リーネが監禁されている部屋に一斉に向かっていた。

マールが囮の様な存在になったお陰で、リーネの居場所も判り、敵の背後から攻撃を加える事ができたカエル。

カエルがリーネの元へ駆けつけたとき、部屋ではマールとクロノが背中合わせに魔族と戦っていた。

リーネの側にいた魔族は、仲間が倒されているのに気付くとリーネを人質にし、自身を逃がす様に指図した。

魔族はリーネの首に剣を当て外へと歩かせると、森の中へと消えた。

魔族はリーネを森の中に捨てて逃げた。交渉に使えると思われたのか、リーネは怪我一つなく、消えかけていたマールも元の姿へ戻っていた。そこへ現代からルッカが現れる…

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■マール達が未来に帰った後、カエルの戦争



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あらすじとプロットと作者の葛藤等が混ざった何か

〜本文〜

深夜3時、場内が慌ただしくなる。
目を覚ましたカエル
「ついに始まったか…」

ビネガー率いる魔王軍1000が魔界からに人間界へ向けて進行を始めた。7日後、ガルティア本土のゼナン到着する予定。

カエル「本土が火の海にされる前に、我々は前線でこれを討つ!」

カエル率いる1000の兵隊は明け方直ぐに出発した。
砂漠を歩いて3日後、
魔王軍1000を迎え討った。

カエルは死闘を繰り広げる。

仲間の兵士は、魔族に次々と倒される。
生きて帰る事は前提にはない。前線に志願した者達は、親や兄弟を魔族に殺された者達で構成される。憎しみを原動力に死を受け入れる覚悟のある者達だった。

魔王軍の中心にて空を浮遊する化物。軍を指揮するビネガーである。

ビネガーは魔法を使い、屍の戦士で軍を構成していた。
その力で、倒れたガルディア兵も操り自軍へと引き入れた。

「たのむ!殺してくれ!」

手足を負傷して動けなかった兵士がビネガーに操られた。
ビネガーの魔法は骨だけとなった生物でさえ、戦士にして支配できる。

仲間を攻撃するくらいなら、ひと思いに殺して欲しかった。
兵士達は躊躇うも、心を殺して戦うしかなかった。

ガルティア兵がガルティア兵を襲う異様な光景

ビネガーが操る屍兵士はいくら斬っても倒れない。肉を全てそぎ落とし、身体を支える骨格のみとなっても、屍兵士は動き続けた。

倒すには主要な骨ごと破壊しなければいけない。

カエル達は苦戦を強いられた。
仲間同士が戦わされている隙に、ビネガーは長い魔法呪文を唱え終えた。

ビネガーは魔族の遺体とガルティア兵の遺体を合わせた巨人屍を生み出して、カエル達と戦わせた。

巨人のひと振りで兵士達はなぎ倒される

倒れた兵士に止めをさすように、巨人は火を吹いて広範囲を攻撃した。

カエルはジャンプし、巨人の身体を駆け上り、関節の部位、首や肩や足の屍を攻撃し、取り除いた。巨人は倒れそうになるが、取り除かれた部位を補う様に、他の屍が役割を果たした。

カエル達は砂漠に残り、巨人と戦い続けた。


その隙にビネガーと残りの軍500はガルティアに向けて進行した。


ゼナンの橋にてビネガーと戦っている最中の兵士達に手を貸すマール達…


〜あとがき〜

作者的には、『時の最果てで、魔法を使える様になる』というご都合設定はつまらない気がするのです。
かといって鬼の様に強い設定にしたビネガーへの対策はどうしたらいいのか…。

原作においては、クロノ達が過去に介入しなくとも、戦争は終わり平和な現代になるはずで。 なら、クロノ達はこの戦争に関与しないという展開にできるか?  
 
クロノ達は現代で隠された魔族の歴史を知り、魔族と人間の戦争があったと知る。
魔族は現代を裏で支配していて、真相にたどり着いたクロノ達を抹殺しようとして、命からがら逃げてる最中に未来にたどり着き、ラヴォスを召喚した魔族ジャキを知る。
クロノ達は現代で魔族に追われる身になっていて、現代人の協力を得られない。中世でカエルの助力の元、魔王を討とうとする…

魔王と戦いについて、戦力差を大きくして、ひ弱な現代人クロノ達が魔界に攻め込むは非現実的である。

せいぜいクロノ達ができるのはビネガーに遺体が奪われて兵器にされない様に砂漠で遺体を回収するお仕事くらい。スリルなしのツマラナイ展開に。そこを埋め合わせる様に何らかのアレンジ設定加える。

魔王はラヴォスを召喚する場所を城内ではなく、広い砂漠の土地を選んだ。
魔王はラヴォス召喚の為に魂の生贄を探していた。ビネガー戦により砂漠で死んだ兵士達の魂を利用する。
そこでクロノ達は魔王と死闘し、タイムゲートに巻き込まれ、エイラのいる時代へ



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スマホを持つクロノ

■〜トルース村の裏山〜



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(まさかマールも襲われて?
 だとしたらマールは走ってにげた?)

クロノは魔物から逃げた。

(マールはどこにいるのだろうか?)

山からはガルディア城が見えた。
方角的に山を降りれば千年際会場敷地の裏側に出る位置のはず。この位置ならマールも道に迷う事もないだろう。

しかし、見えない。千年際会場もリーネの鐘もない。


町の風景が現代と比べて見すぼらしい。
大昔にある様な水車小屋や牧場、井戸。
まるで過去にタイムトラベルしたかの様な光景。

建ち並ぶ民家。人の出入りの激しい建物に目がいった。
クロノはその建物に入った。人々は一斉にこちらを見た。


〜トルース村の宿屋〜

原作においてトルースの宿屋では物語の重要な話が聞ける。
宿屋の1階の酒場では、さらわれてしまった王妃の話が聞ける。兵士と会話してるとフラグかたち、冒険家のトマが現れる。トマに1杯おごると西にできたマノリア修道院が怪しいという情報が手に入る。

この物語においては少し状況が違う。



兵士「ついに行方不明だったリーネ様が見つかった。さあ、飲むぞー!」

リーネとそっくりなマールを見間違え、リーネの捜索が打ち切られた。
兵士は仕事が終わった安堵から昼間から酒を飲んでいた。

クロノは酒場のマスターにスマホに映るマールの写真を見せた。

「この女性を知りませんか?」

酒場のマスターはスマホを見るなり恐怖に顔を歪ませ、声を荒げた。

「ま、魔族!? お前、魔術で人をこの板の中に閉じ込めたな!」

クロノにはサッパリ意味が分からなかった。

魔族?魔術? 何を言っているのこの人は?


原作においてマノリア教会の中では人間に成りすました魔族がいた。この物語では人間に成りすます魔族について、人々は大きな恐怖を感じて生きている。クロノの赤い髪色、現代的な変わった服装。それを見て、周囲の人々はクロノを警戒していた。

酒場のマスターは警笛を吹いた。笛の音が鳴り響き、外から中から男達がぞろぞろと現れた。どの男達も農機具や剣を持ち、クロノに敵意を向けている。

 

「みんな取り押さえろ!」




 

クロノはロープでグルグル巻きにされ、納屋に放り込まれていた。
口も聞けない様にされる。

「これで大丈夫だろう―」

呪文の存在。村人は魔族が術を唱えて魔法を使うことを警戒していた。

外では人々が「魔族が街に現れた!」と騒がしくしている。

「私に殺させろ!」
家族を魔族に拉致された者や、子供を魔族に食べられた者の声。復讐に取り憑かれた者達がクロノの命を狙っていた。


クロノに槍を向け、監視する男が2人。

しばらくすると、ギシギシという音が迫ってくる気配がし、監視する男と入れ替わる様に鎧姿の男が納屋に入ってきた。

 

男はクロノのスマホを手に持っている。

 

「おい、魔族! これは一体なんなんだ? 人をこの中に閉じ込めたのか?」


クロノは首を横に振って「違う」意志を表明した。


クロノは写真の撮影のやり方を教えようと、手招きしようとしたが…

「まさか、これを渡せというのか? 渡した途端、私を板の中に封じ込めるつもりだろう!」


男はクロノに剣を当てた。

「正体を表わさないと今すぐに、殺す。」
 

「いや、直ぐには殺さん。散々痛い目に合わせて…」

 
男は剣をクロノの首に強く押し当てた。

 

その時、外が騒がしくなる。




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納屋の戸が勢い良く開き、ドレス姿の女が現れた。

「この者は魔族ではありません!」

女が言うと、男は跪き、外にいる兵士や町人も膝ずいた。

兵士
「王妃様、恐れながら、この者はこのような不可解な物を所持し…

王妃
「それは魔族がこの者に与えたもの。この者を罠に嵌めようとせんとしたのです。」

王妃
「この者は王宮の大切な従者、この者を即刻開放せよ。それからしばし、この者と2人になりたい。席をはずせ!

兵士は踵を返し、納屋から離れた。

しばらく、沈黙し、王妃は突然、腹を抱えて笑いだした。

「クロノってば顔が面白いー!」

鳩が豆鉄砲を食らった顔をしていたクロノ


「私だよ。マールだよ。」


「おかしいよね〜。私、この街に来て、いきなり王妃に間違われて無理やり王宮に連れていかれて、ドレス着させられて…
 そしたら赤い髪をした魔族が出たって街で大騒ぎになってるって話を聞いて、私すっ飛んできたの。
 私、一方的に間違われたんだから、ちょっとくらい王妃に成りすましてもいいよね。」

クロノは魔族に間違われて殺されそうになった。魔族について疑問が晴れなない

マール
「私もあんまり良く判らないのだけど…
 とにかくここで長話するのあれだし、王宮に行こう。」


クロノ達は馬車に乗り、ガルディアの森を抜けていった。




〜王妃の部屋〜

マールは400年前、日付7月1日のリーネの日誌をクロノに見せた。日誌には魔族の脅威に晒されている国の情勢が書かれていた。
一年前から魔族との大規模な戦争が続いていて多くの死者を出している等が書かれていた。


マール
「私達が知っている歴史には魔族なんて存在しない。だからきっとここはガルディアに似た異世界なんだと思う。」



マール
「クロノ、大丈夫だよ。きっと天才ルッカが助けに来てくれるよ。


「でも、またクロノみたいに町の人達に捕まったら大変だから。私達が飛び出してきた山に戻ってみよう。ルッカを待っていようよ。」

マールがそう言って外に出ようとした瞬間、光り包まれ消えた。

クロノは夢でも見ているのかと思い込み、ベットに座り横になった。
安定しない思考を物思いにふけることで解消しようとした。

異世界に来てマールが消えた。
タイムスリップしてマールが消えた。
王妃と間違われてマールが消えた。
本物の王妃は一体何処に行ったのだろうか?

クロノはそれらの疑問を頭の隅に置き、
マールの言葉を思い出していた。ルッカも自身と同じ様に魔族に間違えられるかもしれない。

ルッカがこの世界に来るかもしれない可能性を考慮し、クロノは最初にこの世界に出現した場所(山)へと戻った。

山では魔物に襲われるかもしれない。
道中、家々に備えつけられた松明の棒を拝借し、山へ登った。


クロノはゲート前に潜む魔物達を追い払った。それ程強い相手ではないようで怪我を負いたくない魔物達はクロノから逃げる様に去っていった。


一時間程待っていると空間が避け、その穴から荷物を背負ったルッカが現れた。

「なるほど…。次元の穴の中はこんな風になっているのね…」

マイペースのルッカはドローンを上空に飛ばした。
ガルディアの城下を映像で見て、状況を察知した。だが…

「え? マール? 誰のこと?」

「クロノの前には誰もテレポートにチャレンジしなかったわよ? みんなビビって挑戦しないからクロノがデモンストレーションして見せたのでしょう?」

ルッカを遮る様にクロノは今日あった出来事を伝えた。

ルッカは魔族等の話は半信半疑で聞いていたが、王妃に関して考えを述べた。

「ありえるとすればリーネの子孫がマールだった場合ね。リーネが殺され、未来に生まれる筈だったマールが存在しないことになって消滅した…。光る現象とか謎だらけだけど…」


二人は山を降り、失踪したリーネ王妃について調べる為に酒場に聞き込み入った。

「お、お前は昼間の怪しい奴!」

クロノは男達に取り囲まれた。

「あの時は、王妃様の知り合いとは知らず、無礼を働いた。だがあの後、王妃様はまた行方不明に…。王妃様は部屋から忽然と消えなさった。しかも、王妃様の部屋から最後に出てきたのは、お前らしいじゃないか! やっぱりお前は魔族なんじゃないのか! 王妃様を騙して、誘拐したんじゃ!


ルッカ
「貴方の話、さっきから聞いてるけど、ちっともサイエンスを感じないわ!



「な、なんだ、お前は!


ルッカ
「いい? 誘拐犯人が堂々と酒場にくる訳ないでしょ? 王妃様は部屋のドアから出たんじゃないわ。窓の外から出た。そうとしか考えられないわ。


「確かにそうだが…。王妃様の寝室は5階にあるのだぞ? そこから出たというのか?

ルッカ
「魔族は空を飛べるんじゃなくて? 5階から連れ去られるなんて造作もないことじゃなくて?


「確かにそうだが…
 だがこの男は昼間、板の中に女性を入れていたのだぞ?
 王妃様を板に封印して持ち去ったのではないのか!

ルッカスマホを取り出して撮影した。


男達はパニックを起こした。


ルッカ
「ほらこれ、よく見て! 人が写っているでしょ? これは写真といって、19世紀最大の発明品とも言えるものよ?」

男達は封印されなかった事に安心したのか、ルッカの講義を聞き始めた。

ルッカは男達にスマホを渡してイジらせた。


「女、これを一体どこで手に入れたんだ。

ルッカ
「ネット注文ね。自宅に居ながらにして、手に入れたわ。19800円よ?


(全く意味が分からない!)
「おんな! やはりキサマ魔族! 訳の判らぬ呪文を唱えて、何かをやらかす気だな!

ルッカ
「私が魔族だったら何? 私を殺すの?


「認めるのかキサマ! 

ルッカ
「しょうがないわね…

ルッカスマホを折った。

ルッカ
「これでどう? 危ない物だと疑うものを私が処分してあげたわよ。


「キサマ!今のは大切な物ではなかったのか!? 

ルッカ
「そうよ!大切なものよ!


「ならなぜ壊す必要がある!

ルッカ
「貴方達が私を信用しないからじゃない! だから私が壊してあげたのよ!


「わ、わからない。この女、訳がわからない…


クロノは話を戻した。いずれによリーネは行方不明。捜索しなければならない。



「確かにそうだ。こんな事している場合じゃない…

ルッカ
「ここ最近、変わった事はないかしら?

男「最近…。(お前達以上に変わった事など…。そういえば最近、教会の帰り道に失踪する人が多いな…。)

「最近、誰も居ないのに教会からピアノの音が鳴るな…」





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■マノリア修道院

原作設定通りの魔物が登場します。
教会内にはミアンヌという蛇女の魔物がいて修道女(シスター)4人に変幻しています。
原作においてはオルガンの前にいるシスター長に話しかけるとフラグか立ち、画面中央にリーネの髪飾りが出現し、それを見つける事でクロノ達は襲われる。

この物語においてミアンヌは『賢い生き物』という設定になっています。リーネの髪飾りを床に落として気付かないなんていうヘマはしない。
また原作ではミアンヌは4体出現しますが、この物語では5体目がいます。

教会の内部構造については描写を省きます。気になる方はゲームの攻略サイト等で確認しておくと分かりやすいかもしれない。

作者はこの回を書くために参考資料として以下のサイトを利用しました。
http://chrn.opatil.com/story/c03.html


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男に案内され、教会へ向かった。

教会ではシスターが祈りを捧げていて、パイプオルガンの前にはシスター長がいる。

ルッカ
「シスター、聞きたい事があるのだけど、貴方魔族ですか?」


シスター長
「え? どういう事でございましょうか。

ルッカ
「このスマホで撮影すると本性が見えるんですよ。


ルッカはシスターの顔面を撮影し、画質を高解像度モードにした。

「人間を真似するといっても、完璧に真似る事はできないはず。だとしたら、人間に特有でない魔族特有の痕跡があるはずでしょう。」

「例えばこれ、人間は縦線目には成りません。縦線目になるのは爬虫類やネコ科の動物で…


ルッカが講義をしているとシスター長は既に本性を表していた。下半身が蛇で上半身が人間の化け物に変化していく。

蛇魔族
「キサマ今何をした! 私に奇っ怪なものを見せ、呪文の様なもの唱えた! 私に何を…何をしたー!」

蛇魔族は怒り狂い大口を開け、ルッカが被ってるヘルメットにかぶり付いた。

クロノはルッカの命知らずな態度に青ざめつつ、松明の棒を振るった。

ここへ案内した男は悲鳴を上げながら出口から逃げようとするが、シスター4人が通せんぼした。

クロノは火の着いてない松明棒をふんぶん振り回すも、蛇特有の動きの速さで捉えきれない


ルッカはリュックついている防犯ブザーを鳴らした。

突然のサイレンに蛇達は動揺し耳を塞いだ。
聴いてはいけない危険なものだと思い込んでいた。

ルッカの目算では、防犯ブザーを聴いて誰かが助けにくる事を期待していた。犯人の居場所が街に周知されるなら迂闊な事はできなくなる。リーネを人質に取る事はあっても殺しはしないだろうと。


クロノ達の前に現れたのは武器を持ったカエルの化け物だった。ルッカは恐怖で雄叫びをあげた。

耳を塞いだ魔族達を見るなり、カエルは駆け寄り、一刀両断した。
次々に魔族を一刀両断していく。

ルッカはサイレンの様に雄叫びをあげた。

カエル
「おい、 安心しろ。もう終わったぞ」

ルッカはカエルと目があい、もう一度雄叫びをあげた。

カエルは他に敵がいるのかと思い込み、周りを見渡した。


ーグレンー

私は王宮騎士グレン。リーネ王妃の捜索にあたっていた。街ではルッカとクロノの二人組が話題になっていって、二人は王妃を探しに教会に向かったという。
教会が誘拐犯のアジト? まさか…。
そう思いながらも、私は2人が気になり追いかけた。



「やけに教会が騒がしい…」

特にやかましいのはヘルメットを被った女だった。
女はてっきり魔族を見て悲鳴をあげているのかと思いきや、まさか私のカエル姿に驚いて悲鳴を上げていたのだ。
その気持ちは判るが命の恩人に対して無礼な女よ。

仮にも国で一番強い剣士のこの私が、こんな蛇女よりも気持ち悪い等という。この女のセンスを疑うところである。
巷では私は「ぷにぷにしてカワイイ! その長いベロで巻かれたい!」と言われる程に人気者なのだぞ。

と、愚痴をこぼしていても仕方がない。とにかくこの教会に魔族がいた事実。リーネ様を知っているのかもしれない。

「おい、蛇女! 死にたくなければリーネ様の居所を言え!」

一体だけは殺さずに生かしていた。その魔族はカエルに剣を向けられると蛇に睨まれたカエルの様に動けなくなっていた。



ルッカ
「何が国一番のイケてるアイドル剣士よ。どう見てもカエルの化け物じゃないのよ。。ヘビ女の魔族と大差がないわ」

カエル
「さっきも言ったであろう。私は訳あって魔族に呪いかけられ、この姿にされたのだ。少しは不憫に思ったらどうだ。

ルッカ
「モテモテだと自慢していたのはどこのだあれ?

カエル
「それはあくまでも一部のマニアに対してだけだ。」


クロノ「二人共口論している場合ではありません。蛇女を脅してリーネの居場所を聞き出すチャンスだと思います」

クロノの提案を聞いたカエル。蛇女に脅しをかけた。


カエル「素直に吐けば命だけは助けてやろう。」


蛇女「言えば仲間から命を狙われてしまう。」

カエル「なら今すぐに死ぬか?」

蛇女「駄目だ…。私には答えられない。私を保護すると約束しろ。」

カエル「ガルディアの温情に期待するのだな…」

蛇女「ガルディアは駄目だ。ガルディアはもう既に…」

蛇女によるとガルディアの城下の人々、王宮内部の従者、兵士の多数が既に魔族にすり替わっているのだという。そんな場所で保護されても処刑されるしか無いという。

カエル「リーネ様は無事なのか?

蛇女「…」

カエル「…分かった。お前の身柄は俺の隠れ家で保護する。だからさっさとリーネ様の居場所を言え!」


蛇女が教会のオルガンを弾くと、壁しかなかった場所にカラクリ式の扉が現れた。

-



――――――――――――――――――――――――――――

■アジト内



-

カエル「おい蛇女! 中の構造はどうなってる?

蛇女「入って直ぐに三体の魔族がいる。」

カエルは扉を1センチ開けて中の様子を見た。蛇女の言う通り3体の見張りの魔族がいた。


カエル「このまま入れば気付かれてしまうな…
。おい、蛇女! 裏切ったら真っ先にお前から殺すからな。」

カエルは蛇女をシスターに変身させ、懐に忍びんだ。

シスターのスカートの中に潜み込み、見張り魔族のいるフロアをやり過ごして次の部屋に入った。

原作においては正面階段に2体の蛇の見張りがいる。階段に登らず、一階をフロアの奥を抜けた先にヤクラの部屋がある。この物語は原作通りのマップ構造と魔物の配置設定に沿う。

階段から一階を監視している蛇達を無視して一階を進もうとすると…

「おい、ミアンヌ! そこで止まれ。」

「お前の持ち場はそっちじゃないだろう? なぜ、ここにいる?」

蛇女「ヤクラ様に至急お伝えしたいことが…」

蛇「報告は我らが伝える事になっている筈だろう? 要件を言え」

カエルはミアンヌに蛇達に近付く様に合図をした。

蛇『さっき、やかましい音が聞こえたが…。外で何かあったのか?』

ミアンヌが答えに詰まってると、蛇達は魔族以外の匂いが漂っている事に気付いた。

蛇「貴様、仕事中にカエルでも食べたのか?」

蛇魔族は近付き、シスターの身体をあちこち嗅ぐ。

カエルの射程に入る蛇達。剣を突き出し気道を刺す。
声を出せずに倒れた蛇。だがもう一体の蛇は仲間が倒れる光景を目撃した。

声を出そうとした瞬間、カエルの舌が伸び気道を塞いた。そのまま首を絞め落とされる。
遺体が見つかりに難い様に階段の手すりを死角に利用して隠すカエル。

2階のフロアには見張りはいない。

カエルは2階からジャンプした。一階奥の扉を守っている魔族2体の元へ飛び降りる。
舌で一体の気道塞ぐと共に、もう一体の喉を剣で塞ぐ。
そして遺体が見つからない様に壁際の柱の影に隠した。

カエルはジャンプして2階にいるミアンヌを回収すると一階に飛び降りると扉を開いた。

蛇女「この先がどういう構造になっているのか私も知らない…」

扉の先はガランとしていた。原作でいうところのセーブポイントにあたる場所である。

フロアの先にある扉を1センチ開き覗く。

部屋の床にはトラップ様の針が敷きつめられている。トラップの先では鎧を着た魔族が3体、テーブルを囲んで話し込んでいる。


蛇女「あ、あれは私の写真…」


原作では【ひみつのミアンヌ・ブロマイド】というアイテムがあった。要するに盗撮写真である。

写真の技術がない時代設定だが、魔族の超能力で念写ができたという事。魔族達は、蛇女のセクシーな写真を見て、酒の肴にしていた。

蛇女はシスターの姿からミアンヌの姿に戻り、カエルを置き去りにして中へ入った。

「おーミアンヌじゃないか! ちょうどお前の話をしていた所だ」

三人の魔族はトラップを解き、ミアンヌを招きいれた。

魔族「珍しいなぁ。お前がこっちのフロアに来るなんて…」

ミアンヌ「ヤクラ様に緊急の用事があって伝言を伝えに来たの。でもこちらには来たことないから迷っちゃって…」

魔族「ヤクラ様に用か…。だったらまずここでオルガンを弾かなきゃならん。」

魔族はミアンヌの為にオルガンを弾き、ヤクラの部屋に続くロックを解除した。

魔族「この部屋から出て右の階段を降りて真っ直ぐ行けばヤクラ様の部屋の前だ。」

「ありがとう」

 「ねえ? ミアンヌちゃん、今度一緒にデートしようよ。」


「そうね…考えとくわ」

ミアンヌは部屋を出てカエルを回収し、ヤクラの部屋に向かった。


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――――――――――――――――――――――――――――

■〜ヤクラの部屋〜

この回について、あらゆるパターンを書いてみましたが、どれもしっくりしませんでした。唯一マシだと思うものを投稿しますが、原作の設定にこれまで以上に大幅な変更を加えてます。

ファンとしてはヤクラにはデロデロを口癖の様に言わせたかったし、クロノとカエルのエックス斬りのシーンを入れたかった。
設定をいじり過ぎて、そういうに流れに持ち込めなくなりました…

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カエルは扉を1センチ開けて中を覗いた。
寝台に寝かされたリーネがいて、その周りに魔法陣が描かれている。
巨大なゴキブリ様の魔物、ヤクラが呪文を唱えていた。

カエル「おい蛇女! 奴は一体、何をしているのだ?」


ミアンヌは答えに詰まった。リーネに成りすますだけなら、あんなに大きな魔法陣までは必要がない。恐らくヤクラはリーネの記憶を探っている。見た目だけ成りすますだけではガルディアを支配するのは完璧ではない。ヤクラはリーネとしての記憶を丸ごと自身にコピーしようとしていた。

ミアンヌはノックをした。

ヤクラは呪文に唱えるのに夢中でノックに気付かない。

「ヤクラ様、ミアンヌでございます」

返事はない。

カエルに指図され、ゆっくりと中に入ったミアンヌ。


カエルの間合いに入るまで、ゆっくりと近付く。

ヤクラはミアンヌの存在に気付いたが、呪文を唱えるのを辞めない。

カエルの射程にヤクラが入った時

ヤクラの呪文が唱え終え、リーネの姿へと変身した。

偽物とはいえリーネの姿をしているヤクラ。カエルは攻撃を躊躇う。

ヤクラから笑みがこぼれる。

リーネの姿と記憶を確保したヤクラ。ヤクラの計画ではこれから堂々と王宮に潜入し、リーネとして生きる。そして王と寝る時が来たら、その寝屋で王の姿と記憶を手に入れる。自身がガルディアの王となり、ガルディアの支配者となる。

「どうしたミアンヌ? 何か一階であったのか?」

ヤクラは笑いながら問う。
ヤクラにとっては、その件はどうでも良かった。
既にリーネの記憶と姿は奪った。
今更人間が攻め込んで来ようが、リーネに逃げられてしまおうが構わない。
ヤクラはゴキブリ様の生き物。壁を這いずるのは容易であり、王妃の寝室まで登るのも容易である。今リーネに逃げられたとしても、いつでもリーネを排除できる。

ヤクラは達成感と満足感に酔いしれると、術を解き、元のゴキブリ様の姿に戻った。

カエルの攻撃がヤクラの喉に入る。

急所を狙った一撃。だが、ゴキブリ様にて殻に覆われていたヤクラ。致命傷にはならなかった。

ヤクラは今の状況を悟ったと同時に怒りが沸々と湧いてくる。

裏切り者ミアンヌ。
ヤクラの視線がミアンヌに移動する。

ヤクラに恐れて動けなくなっていたミアンヌ。

カエルはヤクラの視線を察知し、ミアンヌの前に出た。
ヤクラの牙のカエルの剣が弾き合う。カエルはヤクラの巨体に押されて、壁に追い詰められた。

カエル「蛇女! 逃げろ!」


ミアンヌは我に戻り、走り出した。だがヤクラはゴキブリ様の生き物。巨大さを含めると最高速度は時速500km程あり、対してカエルの速度は半分程度。200kmしかなかった。

ヤクラならミアンヌを秒殺する事ができたが、建物の構造上、部屋の出入口は人間サイズだった。
ヤクラがミアンヌを襲う為には人間サイズに変幻しなければならない。
人間サイズになる場合、戦闘力が大幅にダウンしカエルに押し負けてしまう。

ヤクラはその巨体を活かして扉へ突撃した。

魔族の情報を人間に洩らす恐れのあるミアンヌ。その対応に迫られたヤクラ。

ヤクラは壁に穴を開けながらミアンヌを探し始めた…



ークロノー

クロノはカエルからバッジを受け取っていた。カエルの持つバッジは騎士の中で最も位の高い者に送られるものだった。

ルッカ「これを持って王宮へ行けば騎士団長に会える。マノリア修道院へ突入する様に伝えてくれ…か」

ルッカ「はっきり言ってそれつまらない。この物語の主人公は私なのよ!」

ルッカは酒場で出会った男にバッジを渡して代わりを頼んだ。
つまりクロノ達は教会内のアジトに潜入していた。

入り口の側にいる3体の白い見張り魔族。ルッカは、シスターの衣装で顔を隠し、堂々と先へ進んだ。

クロノも修道女の衣装に身を包むと命知らずなルッカの後に続いた。

二人は、正面階段で倒れてる2体の魔族をまたぐと、2階、正面の扉を開けた。

部屋では魔族達が変幻する練習をしていた。
クロノ達は道を間違えた。

部屋を出て2階、奥の扉に入る。

部屋には偽ガルディア21世とリーネ、兵士が1人いた。

魔族「お前たち、魔王様への祈りなら順番待ちだぞ。」

魔族達は魔王の銅像に祈りを捧げていた。祈りの間は定員オーバーで順番待ちをしていた魔族達

クロノ達は道を間違えた。

部屋を出て一階を様子を眺めると倒れた見張りを見つけた。

「多分、カエルはあそこまでジャンプしたのね…。私達には飛び降りるのは無理そう…」

先に進むのを諦め、引き返そうとした時、ヤクラによる壁を突き破る音が響く。

「何かヤバイことが起きている様な…」

大きな揺れと破壊音。教会を支える柱は維持できず倒壊しようとしていた。

一階の扉が開き、ミアンヌが走って出てくる。

クロノ達はミアンヌの後を追う様に脱出を試みたが、壁を突き破り、ヤクラが現れた。

ヤクラは巨体故に、2階にいるシスターの衣を着たクロノ達と目が合った。

巨大ゴキブリを見たルッカは失神しそうになる。

「おい!お前達、こいつらは裏切り者だ。確保ろ!」


苦し紛れに防犯ブザーを鳴らすルッカだが、各部屋から魔族が集まり、クロノ達は捕らえられてしまった。

クロノ達は教会の地下室へと連れていかれた。

ヤクラ「さあ、最初はどれにしようか…」

アイアンメイデンにノコギリ、天井に吊るされた鎖の数々。

そこには多様な拷問器具が用意されていて、クロノ達はミアンヌから何を聞かされたのか吐かされようとしていた。
ミアンヌもまた人間に何を話したのか吐かされようとしていた。

ヤクラ「もうすぐここに騎士達がくるだろう。そうなったら我々は逃げるが、それまで言わねば命はないぞ…」

吐いても吐かなくも殺す予定…
クロノ達の知る事は少ない。洗いざらい話せばあっという間に殺されてしまうだろう。

ルッカ「このリュック見てください! これ未来の世界の道具が沢山あるんですよ? こんな住みにくい時代で暮らすより、未来に行きましょう。そうすればその怒りも消えて無くなりますよ? ほら! クロノも何か気の利いた事を言って!」


ヤクラ「ミライの道具?」

ヤクラはミライを土地名だと勘違いし、ルッカの荷物を漁った。

「それはドローンといってね。スイッチの所を押すとね、空に浮かぶの。」

ヤクラはコントローラーを操作してドローンを浮かせた。

「なぬ! これは凄い!」

ヤクラは子供の様にはしゃいだ。

「この様な魔具、ミライにはもっとあるのか?」

「ええ、あるわ。もっと凄いものが沢山…」


「ミライという場所、今からそこに案内しろ。」

ヤクラと魔族達は人間の姿に化け、教会から外へ出た。ルッカを先頭にゲートのある場所、トルース山へ向かった。
道中、騎士団とすれ違うがものの、ルッカはどうする事もできなかった。



クロノは居残りである。ルッカを言いなりにする為の人質としてミアンヌと共に残された。



魔族の男「ミアンヌちゃん…。まさか魔族を裏切るだなんて…」

ミアンヌ「あれはしょうがなかったのよ。カエルに脅されて手を貸すしかなかったのよ。」

魔族の男「カエル騎士のことか…。

魔族の男
(そもそも魔王様が気まぐれに呪いなんてかけるから…。それさえなければ今頃ミアンヌとオレは二人でデートを…)

ミアンヌは魔族の男にそっと耳打ちをした。

「私、カエル騎士と取引したの。安全な隠れ家を用意してくれる代わりに言いなりになったの。ねえ? 二人でそこに行かない?」

ミアンヌからのお誘い。男はヤクラのいない今がチャンスだと思った。

男は地下室から出ると、とある部屋のタンスの引き出しを開けた。引き出しにはガルディアの大臣がつめ込まれているが、男は大臣の事はどうでも良かった。

大臣が押し込められた引き出しの奥には、鋼鉄の刀がある。原作だと刀も大臣もこれみよがきしに宝箱に入っているが、それだとリアリティが無いということで…

男は刀を4本、腰に携え、ミアンヌの元へ向かった。
一本は自分の為、一本はミアンヌに為。一本はクロノに…。
敵を撹乱してミアンヌと共に逃げやすくする為にクロノに…

もう一本は折れた場合のスペアとして。


カエルは2階窓をぶち破り、リーネを抱えて飛び降りていた。
騎士団長と合流し、リーネを預け、クロノ達の元へ戻ろうとした時、ルッカとすれ違った。
ルッカの様子がおかしい。
大勢の人を引き連れている。

カエル「ルッカ、お前達も助かったのか? 

ルッカは声を出す事ができなかった。周りにいる者全てが魔族であり、脅されている事を伝えるのは難しい。
ルッカはウインクで合図をした。

カエル「どうした? まさかオレに惚れたか?」


ルッカは繰り返しウインクをした。

カエル「ところで赤い髪の…クロノの姿が見えない様だが…」



その頃、クロノは日本刀を持ち走っていた。
ミアンヌカップルの逃亡劇に巻き込まれる形で、クロノは教会からの脱出に成功し、ルッカを追いかけていた。


クロノは人間に化けたヤクラの姿を覚えている。
迷わずルッカの隣にいる人間を刺した。

人間の姿をしている内は戦闘力が落ちる設定。ヤクラはクロノの攻撃で致命的なダメージを負った。

ヤクラは元の姿に戻って戦おうとするものの、直ぐ目の前には王宮騎士ナンバーワンのカエルの存在。
手負いのまま戦っても手こずるだけ。

ヤクラはルッカを口に加えると
手近な家に登り、屋根を飛び移りながらトルース山へ向かった。木々の真上を駆け抜ける。

ルッカの絶叫がやまびことなり、山々に響き渡る…



「おい!人間。お前の言っていた場所はこの辺りか?」

ヤクラの激しい動きとヤクラの口の匂いに、気絶していたルッカ

「何にもないじゃないか!」

ヤクラは怒っていた。トルース山にミライという隠れ里があるものと思っていた。
魔力的な結界が張られ、人々の侵入を拒む魔族の土地があるものと思っていた。
だが、意識を張り巡らしても、周囲に結界が作られている様な魔力は感知できない。

「隠されたミライという場所…。ここじゃないのか??」

ヤクラはルッカのリュックを探った。

ヤクラは色々な道具のスイッチを押した。
ハンダコテ。虫よけスプレー、オイルスプレー。パソコン。
ヤクラはゲートホルダーのスイッチを押した。


ヤクラを吸い込む為の大きなゲートが開いた。
「な、なんだこれは!?」

ヤクラは驚き、手からゲートホルダーを落とした。

ヤクラの巨体のみがゲート吸い込まれる。
「で、でられーん!」

ヤクラは西暦2020年。ガルディア歴1000年の時代に降臨した。

もしヤクラが暴れ周り高速で動き回るなら人類になす術がないかもしれない。

だが、そうはならなかった。

マスコミは次元の穴に向かったルッカが、人命救助して帰ってくる。その事を期待してインタビューする準備をしていた。

世界は次元の穴から突如現れた異型の生物にパニックを起こした。
ヤクラは大量のカメラのフラッシュを浴びた。

ヤクラ自身、最初はヒビっていたが、自己紹介をし、敵意が無い事を表明した。

ヤクラはミライの土地が魔族達の世界だと思っていた。魔族として振る舞えば、全てうまくいくと。

マイクを向けられたヤクラは答えた。
「私はガルディアのトルース山からここに来ました。ミライの魔具を是非拝見したくて、伺わせて戴きました。」

喋る巨大ゴキブリ。ヤクラは果たして人類の脅威となるのか? 2020年は多様性が求められる時代。どんな形をしていても対話する力さえあれば人として認められるはず。
もしかしたら現代ではアイドル的なゴキブリとして芸能界に居場所があるかもしれない。

だがそんな夢も虚しく、ヤクラには軍隊が出動した。麻酔銃がいくつも打ち込まれ、研究施設へと運ばれていった…



一方、クロノとカエルは魔族と戦っていた。

ヤクラが正体を見せたのをキッカケにその他の魔族も本性を表した。
カエル達が応戦していると騎士達が集まり、魔族は逃げ出した。

クロノはルッカを追いかけて山へと向かった。 道中、馬車に乗ったマールが現れる。

マールは消滅していた間の記憶が無かった。クロノが一人でトルース山に向ったと思い、マールも向かっていた。



ーゲート前ー

気絶したルッカはブルーの小さいオッサン(ジャリー3体)に抱えられていた。ルッカはヨダレまみれになっていて、オッサンらの棲家へと運ばれている途中だった。

クロノ達が一足遅ければ『ルッカ行方不明』となっただろう。作者的にはその展開もありだと思うが、読者が飽きている気配がして没案にし、早く完結に向かわせようする。

目を覚したルッカ。ヤクラの口内に包まれていたことは悪い夢だと思い、前向きに生きようとしていた。しかしヨダレまみれにて、その気持ちも萎えてしまう…


ルッカ
「私達、お国の為にかなり頑張ったよね…。」

マール
「きっとリーネ救出のご褒美が貰えるかも」

目に光が宿るルッカ
「そうよ! 当然の権利だわ!」


ルッカは駆け足で山を降りた…





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■セルジュinクロノトリガーinクロス

■セルジュinクロノトリガーinクロス


トカゲのウロコを取りに浜に来ていたセルジュ。ウロコを取り終え、浜辺で海を眺め休憩していると、視界がグラつき倒れた。目を覚ますとガルディア西の浜辺にいた。

ここはどこだろう? 
見慣れぬ浜辺、いつも見ている光景だとあちこちに美しいサンゴ礁があって、海の色も澄んでいる。今いる浜辺はそれと比べて美しさが遥かにグレードダウンしている。
どうして自分はこんなところにいるのだろうか?
波にさらわれたのだろうか?
そんなことによりレナとの約束を思い出したセルジュ。アルニ村に帰らなければならない。
だが海岸沿いは見渡す限り崖になっていている。登れる所があるのだろうか。
南に少し歩くと、階段を見つけた。

長い階段を登り終えると、目に飛び込んで来たのは城だった。
セルジュには何となく見覚えのある城だった。歴史の教科書に出てくる城。たしか名前はガルディア城。
セルジュは困惑した。
エルニドから遥かに遠く、東に位置するガルディア国。1005年に滅亡したと言われるが国にセルジュはいた。

なぜこんなところに自分が…

有り得ないことだった。
エルニドは岩礁の多さと海流の問題で外に出る事が困難な島国。波に攫われたとしてもエルニドから出るなんでこと、しかも遥かに遠くのガルディアの地にまで。

セルジュの記憶では、エルニドに帰る為にはパリポレ軍の大船団かパリポレからエルニドに向かう商業船に乗るしかないが、それは一年に数回、しかも不定期にしか運行していない。岩礁と海流を越えるには船を浮かせる必要があり、大量のエレメントを消費しなければならない。エルニドは外界との国交がとても難しい島国であり、そこに帰らなければいけないとしたら、とても大変目にあうだろう。

セルジュは目眩がしてきた。

「お兄ちゃん、大丈夫?」
声をかけたのは10才くらい少女だった。
母親が少女の手を引いている。

セルジュはパリポレの国までどれくらいの距離があるのか聞いた。
歩いて5日殆掛かるらしい。
宿に泊まれる殆のお金は持ち合わせていなかったセルジュ。野宿生活が決定した。

「今日からたのしい千年祭だよ。」
少女が言う千年祭とはガルディア建国1000年を記念するお祭りらしい。世界中から人々が集まり、40日にわたり文化交流をする。
ミュージカルの団体が来たり、参加者が歌ったり踊ったり発明品を披露したり、露店も沢山来るらしい。

少女は何を言ってるのだろうか。今は1020年。ガルディアは滅んだ筈でその国で祭りなんて…

セルジュが疑問していると、人々が次々に現れ、同じ方向に向かっていく事に気付いた。
その方向の先、風船が空に舞う。

セルジュに話しかけた親子もその方向に向かって行った。

セルジュはいざなわれる様に人混みの波にのっていた。

千年祭。歴史ではガルディアが滅ぶ5年前に行われたという盛大な祭り。今から20年前の祭りがなぜ、今になって行われているのだろうか?

考えながら歩いていて前を良く見ていなかったセルジュ。
セルジュは金髪の女性がこちらを見ている事に気付いていなかった。

その女に声をかけられて目が合う。

女は獲物を見るような目でセルジュに近付いてくる。

「ね? 君、もしかして一人?」

セルジュは頷くと女はニコリとし

「私、マールっていうのだけど、もし良かったら一緒に会場を見て周らない?」

この先、不安で、どうするかあてもなかったセルジュ。エルニドに帰るにも詳しい帰り方が判らない。

「え? あなたエルニドの人なの? なら次の定期便が来るのは3ヶ月先になると思うけど…」

帰れるにしても3ヶ月後。3ヶ月もの野宿は流石に耐えられない。何らかの仕事を探す必要があるかもしれない。

セルジュは漁師くらいしか経験がなかった。

あれこれ考えてもしょうがなかった。

セルジュはとりあえず、今日一日は、マールと一緒に祭りを楽しむ事に決めた。




【ゴンザレスを倒したら15ポイント】
ロボットが赤い髪の青年と戦っていた。

「ゴンザレスはロボット特有の足回りと不安定さを克服した二足歩行ロボット。倒す事ができたらシルバーポイントが15ポイント貰えるんだって。」

案内版を見てマールはチャレンジしたそうにしていた。

青年が木刀でひっくり返して勝利した。
ロボットのハラの中からポイントカードが飛びだす。

セルジュの持っている武器は鋭利な刃物がついたスワロー。マールが所持しているのはボウガン。
びっくり返すのを目的とするなら、どちらも不向きである。

セルジュはスライディングキックで戦った。
ロボットは倒れるもののセルジュは下敷きになる。ロボットが起き上がるまでにあの世に行きそうになった。

マールがセルジュにポーションを振りかけた。
ポーションはエルニドの外の世界で使われるという回復アイテム。実物を見たのは始めてだったセルジュ。
効能はエレメントのタブレットに似ていた。

露店を見ていて気付いたが、エレメントがなかった。教科書ではエルニドから遠く離れた場所ではエレメントが使えないという一節があったが、外の人々には不便は無いのだろうか。

「エレメントってエルニドに伝わる奇跡の力を込められたペンデュラム状のものなんでしょ? 私、王宮で一度見たこと…じゃなかった。本で見たの。セルジュもそれ持っているの?」

セルジュは持っていたペンデュラムを見せた。
力を失っているのか、念を込めても発動する気配がなかった。
「エルニドには龍神様が住んでいて、その龍神様が奇跡の力を貸しているらしいよね? 龍なんて本当にいるの?」
セルジュ自身、龍神が何なのか分からなかった。学校で習う授業にも龍神という単語が出てくるが、それは実在する生き物を示すものではなかった。信仰、観念的な存在として龍神を崇め信じる事でペンデュラムにエネルギーが貯まりエレメントとなる。

セルジュにとっては日常にエレメントがあり、その存在について疑問した事はあまり無かった。エレメント無しで外の人々はどうやって魔物等と戦っているのだろうか。

「ガルディアには人の脅威になりそうな魔物は殆どいないんだよ。」
マールによると、ガルディアの兵士達が人の脅威なりそうな魔物を退治してくれているのだそう。

ガルディア。今は1020年でガルディアは無かったのではないのか。ガルディア建国を記念したこの祭りも、亡きガルディアを惜しんで現地の人々が勝手に祭りをしているだけ。セルジュはそう思っていた。
だがマールはハッキリと今が1000年だという。
今が千年なら、自身は20年前にタイムスリップしてきた事になる。
そんなばかなことがあり得るのか。

「え? 今から5年後にガルディアが滅亡する?」

今日会ったばかりに人に話したところで信じて貰えるとは思えないが、誰かに相談せずにはいられなかった。

「パリポレ軍が攻めてきてガルディアはその占領下になる…」

マールは考え込んでいた。パリポレは南にあるガルディア領地の小国である。軍人がいるにしてもガルディアを攻め込む程の力は無い筈だった。たった5年で大国ガルディアを攻め込む程の力を持つとは想像しても有り得ないことであった。

セルジュもガルディアが滅亡する事になる詳しい経緯は知らなかった。
1004年にパリポレがガルディアに対して宣戦布告し一年続く戦争で、ガルディアは疲弊して降伏する。ガルディア33世と一族は名を改め、平民ガルディアとなり、パリポレの都市で戦争責任者として生涯にわたり身柄の自由を奪われる。

マールは考えていた。もしパリポレが戦争に勝つ力を蓄えるとしたら、エルニドに伝わる奇跡の力くらいしかないだろうと。
だがそれを素直に信じる事もできなかった。今日会ったばかりの青年のタイムスリップ話も。
海に流されてきたというし、記憶が錯乱しているのだろうかと思っていた。




「次にテレポッドにチャレンジしたい人はだーれ?」

ルッカの発明ブース。マールは気晴らしにテレポッドに乗る。

ルッカとタバンが勢い良くテレポッド起動する。ペンダントが反応し、空間が避け穴が開く。

マールの身に何か起きたのか。
マールが裂け目の穴に引っ張られていく。
会場は異様な光景にざわめいている。
「た、たすけて!」マールが言葉にした瞬間、赤い髪の青年が飛び出し、マールの腕を掴んだ。
だが青年も歪に引きず込ずられていく。
セルジュもマールの腕を掴み、引っ張り上げ様とした。だが、セルジュも引っ張られていく

会場にいた人々がセルジュと赤髪の青年の身体を掴んで引っ張りあげようとする。

タバン
「お、おい、ただ事じゃないことが起きてるぞこれ。」

電力系統を遮断した筈のテレポッドは動作し続けている。

ルッカ
「お父さん! 私達も!」


ルッカの発明ブースにいた人々の殆どが謎の穴に飲まれようとしているマールを助けようとした。


セルジュ達と会場にいた人達は時の最果てに来ていた。




最果ての老人
「ほっほっほっ。まあ、何とも賑やかなこと。

マール
「こ、ここはどこなんですか?

老人
「ここは時の最果て、時の迷い子がくる場所じゃて。お前さん方は大勢で時空を越えようして時の流れが不安定になったんじゃろう。それで時の出口が閉ざされて迷い人となったんじゃ。

マール
「おじいさんは、大丈夫なんですか。こんなところにいて。

老人
「まあ、普通の人間には無理じゃろうな。ワシは魔法が使えるから空腹を凌げるし。


マール
「ま?まほう? つかぬ事をお伺いしますが、いつからここに?

老人
「かれこれ10年じゃ

マール
「で、出口はないのですか?

老人
「あるよ。魔法を使えばゲートを開く事ができる。そこにある光から皆さん元の時代に帰れるじゃろうて。ワシが案内するから皆さん順番にそこに並んで…」

人々は老人の言われるまま並んだ。
老人が呪文を唱えると次々に人が光中へ消えていく。

セルジュ達の順番が来た頃

「そこの4人は居残りじゃ」

セルジュ、マール、クロノ、ルッカは最後に残された。

「お前さん達は魔法を使う才能がある。ついでに学んでいくと良かろう。」

老人はスペッキオのいる部屋に案内した。
スペッキオによりセルジュ達に古代人の知恵が授けさられ魔法を覚えた。

セルジュは無属性。主に念力系を覚え、空間操作能力に長ける。
マールは水属性。主に氷系を覚えるが、他にも基本資質として回復系統を覚えやすい体質。
ルッカ火属性。
クロノ天属性。

ルッカ「ねえ? これなんなの?

老人「それは1999年のラヴォスの日へと繋がるゲートじゃ。それには触らん方がええのう

ルッカラヴォスって何なの?

老人はゲートの先で起こる映像をテレパシー的な技で見せた。
ラヴォスが世界を破壊していく。

ルッカ「た、大変じゃない! どうするのこれ!

老人「さあのう。どうする事もできんのじゃなかろうか…。

ルッカ「魔法が使えるのにどうにも出来ないの?

老人「ほっほっほっ。まあ、古代人が集結したら可能かもしれんが…

ルッカ
「古代人?

老人
「大昔にラヴォスによって滅んだ人々よ。あの時代は皆が魔法を使えたのじゃが、ラヴォスを甘く見ておった。油断している間に世界はあっという間に滅んだのじゃ。

ルッカ
「タイムトラベルすればいいじゃないの? 滅ぶ前の時代に。

老人
「どういう訳が古代へと通ずるゲートが開かんのじゃ。恐らくゲートが開かない様に誰かが向こう側で妨害しているのじゃろうて。

ルッカ
「それもラヴォスの仕業ということ? 

老人
「断言はできんがのう。ラヴォスにもし時を操る力があるなら、古代人が力を合わせても勝てぬかもしれんな。

老人から過去の話を聞いていると光の中から人が現れた。

「おお、兄さん。時の翼の具合はどうじゃった?」
光から現れ、兄さんと呼ばれた老人は、ガッシュという。未来2300年でタイムマシンを作り、元の時代に帰ろうとしていた。

ガッシュ
「後は微調整するだけじゃ。必要な材料を得る為にボッシュのところに行ってくる」

ガッシュは光の中に消えてしばらくすると材料を持ち戻りってきた。これから未来へ行こうとしていた。


マール「ガッシュさん、未来ではガルディアはどうなったのですか?

ガッシュ「ガルディア? ガルディアという国は未来では聞かんのう。あるのはパリポレと他に…

マール「じゃあ、セルジュの言っていた事は本当に…。



ガルディア王
「まさかパリポレがその様な反乱を起こそうとは…。エルニドの不思議な力は以前から我が国も目をつけていたのだが、パリポレに先を越されるとは…

大臣
「早急にパリポレとエルニドに調査隊を派遣しましょう。セルジュ殿はどうなされるか? 

エルニドでセルジュはまだ生まれてすらいない。
ガッシュに頼んで20年後の世界、1020年に行くのが先だろう。20年後の未来にてエルニドに戻れる様に手続きをして貰うことにした。


マール「せっかくだから皆で古代人の時代に行ってみない?」

セルジュが元の時代へ帰ろうとしたとき、マールがクロノとルッカを誘った。
みんなで冒険しようという。

古代ジール王国。これからラヴォスが暴走し、破滅に追いやられる国。ガッシュはそれを阻止しようとしていた。

「やはりか」ガッシュが呟くとガッシュが光輝いていた。ラヴォスが暴走しない世界を作るとガッシュは未来へは飛ばされなくなる。これからガッシュのやろうとしている事が原因でガッシュの存在が消滅しようとしていた。セルジュ達も同じだった。ガッシュに関わる者としてセルジュ達も消えようとしていた。


「残念じゃが、滅亡する前の古代ジールには帰れぬ様じゃ。この問題を解決する手段を探さぬといかんな…」

ガッシュはそういうとセルジュを1020年の時代に連れて行った。

せっかくという事でマールとクロノ、ルッカも同行していた。
1020年。この時代ではマールは36歳、クロノ37歳、ルッカ40歳になっているだろう。


ルッカ
「せっかくだから私達も1020年のエルニドを見てみたいと思うの。」

ルッカはエルニドのエレメント技術に興味があった。マールとクロノは観光目的でセルジュについてきた。

ガルディア軍船に乗り、南西エルニドの海域を目指した。

辺境の島国エルニド。
北西にある海岸都市テルミナにセルジュ達は上陸した。
ここから南に下り、山沿いを抜けるとセルジュの故郷アルニ村にがある。
せっかくの都会、セルジュを送り届けるよりも、先ずは観光をすることにした。。

「お前がセルジュだな」
突如、金髪の少女がセルジュ達の前に現れた。
少女の背後には4人の兵士がいた。

「オレの名はキッド! 後ろのコイツらは別に仲間とかじゃないぜ!」

兵士
「悪いがそこの青髪の少年に用があるのでな。皆さん方、話を聞いて貰えるかな?」

キッド
「悪いがそうはいかない。先客はオレなんでな。

兵士
「こちらは力ずくでも構わぬのだか…」

セルジュが兵士に事情を聞くと、ガルディアの大使館から身柄を拘束する様に指示が出ているという。抵抗する場合、武力行使も止む得ないという。

ルッカ
「ちょっと待って、私達、ちゃんとガルディア本国から承認を得て入国しているわ。セルジュだけが連れて行かれる正当な理由はなに?

兵士
「我々は特秘事項にて知らされてない。詳細は、命令を出した蛇骨大佐から聞くのだな。

マール
「どうするのセルジュ?」

セルジュは了承した。側にガルディア王女もいる。いわれの無い罪を自身が受ける事があったとしても彼女の口添えでどうにかなる気がした。

キッド
「駄目だセルジュ! こいつらはヤマネコの手先なんだ。あいつに関わっちゃダメなんだ!

キッドは兵士達に立ち塞がる様に立った。
いつでも攻撃をする体制に入っている。

ルッカ
「ちょっと! この娘本気で戦うつもりなの? 

マール「やめなさい! 無益な戦いをしても仕方がないよ!

キッド
「お前に達に何が判る! ヤマネコはオレの姉ちゃんを殺したんだ!

キッドは怒りに満ちていた。すぐにも暴力に訴える勢いだった。

「クロノお願い!」
ルッカの指示でクロノがキッドの行動を阻止した。


ルッカ「話せば判るって! きっとお姉さんは、貴方が危険な事をするのは望んでいないと思うわ。」

キッド「そんなこと、言われなくても判る! 姉ちゃんは、姉ちゃんは、こんなこと望んでない! 望むはずがない。だけど、許せないんだ…」

クロノに押されられ、戦うことができなくなったキッドはその場にしゃがみ、泣き出した。

兵士「困ったお嬢さんだ…。」


兵士達はセルジュ達がキッドを説得するまで待った。

マール
ルッカどうする? セルジュを一人で行かせるのも心配だし、この娘も連れていった方がいいのかな…

ルッカ
「そうね…。このままここに放置する訳にもいかないし…」


〜キッド視点〜

本名、ルッカアシュティア。
ルッカ姉ちゃんと同じ名前。
声も似ている。
ルッカ姉ちゃんは昔、タイムトラベルして世界を救ったという冒険話をしてくれた事があった。ルッカ姉ちゃんは、タイムマシンで歴史を変えるのは危険をもたらすかもしれないから破壊したという。
もし、この人がタイムマシンに乗ってやってきた本物のルッカ姉ちゃんなのだとしたら、ヤマネコに殺される未来を言うべきだろう。

言おうとした瞬間、キッドは光に包まれた。

ルッカに未来を伝えたい。だがルッカが死の未来を回避するなら、今存在しているキッドはこうしてこの場に存在しない。キッドがここに存在しないなら伝える事はできない。

時の矛盾点に巻き込まれ、キッドはルッカに伝えられなかった。言葉を重ねるほど、声がかすれ、光に包まれ前が見えず、体も透明になり、物理的に世界に干渉できなくなる。

キッドが諦めたとき、光は消え実体が戻った。
キッドは変わらず、ヤマネコに復讐を誓っていた。

「とにかくルッカ姉ちゃん! ヤマネコには気を付けるんだぞ。」


ルッカ「お姉ちゃんという響き、なんだか悪くないわね。やけに馴れ馴れしいけど、なんだか悪くないわ。」  

キッド「(この時代の)ルッカ姉ちゃんはオレが守る!


ルッカ
「私、一人子だったから、こういうノリに憧れてたのよね〜。クロノもそうでしょ?

クロノ、マール、セルジュ、三人とも一人子だった。ルッカの気持ちが判る様な気がした。

ルッカ
「ヤマネコなんて今の私達には敵じゃないわ。私達には魔法があるもの。」

ルッカは炎をぶっ放して見せた。

キッド
ルッカ姉ちゃんもまだまだだね。」

キッドはエレメントに念を込め炎をぶっ放した。

ルッカ「こ、これが噂にいうエレメントの力!? 生で見たの初めてだわ…すげー!」

キッドはエレメントをルッカに半分分けた。

ルッカ
「え? 貰っちゃっていいの?

キッド
「えへへ。



〜ガルディア大使館、蛇骨大佐の部屋〜。

兵士「大人数で申し訳ありません。少々込み入っておりまて…」

セルジュ一人では行かせられない。5人で蛇骨大佐の部屋に入った。

部屋には蛇骨大佐はおらず、ヤマネコがいた。

兵士「ヤマネコか、大佐はどこに行ったのだ?

ヤマネコ「大佐殿なら所要で今おらぬ。セルジュを連れてきたのだな。

キッドがヤマネコに飛びかかる。

ヤマネコはキッドの一撃を受けた後、シールドを展開させ、キッドをふっ飛ばした。
キッドは攻撃をし続けるがバリアされる。


ヤマネコ「このむすめは一体…

キッド「姉ちゃんを殺した仇! 

ヤマネコ「仇だと…? 

キッド「家に火をつけて、姉ちゃんをさらって行っただろうが!」

ヤマネコは思い出した。ルッカをさらい、孤児院に火を着けたことを。

ヤマネコ「そうか…。あの時の子供か…。

キッド「なぜ、姉ちゃんをさらった! 

ヤマネコ「さらったとは心外だな…。

キッド「姉ちゃんを殺したのか!? 殺して食べたのか!?

ヤマネコはキッドの「食べる」の言葉に腹を抱えて笑いだした。
ヤマネコのふざけた態度にキッドはますます怒り狂う。
ヤマネコはキッドが怒る姿を見て、真面目な顔をし、真相をしゃべり始めた。

ヤマネコ「彼女は生きているよ。殺したりなんかしない。する訳がない…


キッド「どういう意味だ!? 姉ちゃんは生きているのか!?

ヤマネコ「私は彼女の能力を必要としていた。いや私だけじゃない。人類全体にとって彼女は必要な存在だった。私は彼女にその事を説明したのだが、協力的でなかった。だから、火をつけて誘拐したのだよ。」

キッド「姉ちゃんはどこにいる! 無事なんだろうな?

ヤマネコ「ああ、今でも元気にしている。人類の為に頑張っている。家に帰る為に今も必死でな。


キッド「ヤマネコ、なんで姉ちゃんを…姉ちゃんを返す気はないのか?

ヤマネコ「返して欲しければセルジュを引き渡せ。彼さえいれば問題は解決する。


キッド「なぜ、セルジュが必要なんだ?

ヤマネコ「そう聞かれるとは思った。だが答えるには少々大変な時間を要するが宜しいか?」

クロノクロスの世界観
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/186.amp

ヤマネコの詳しい正体は参考URL
https://dic.pixiv.net/a/ヤマネコ%28クロノクロス%29


ルッカ「ヤマネコ(セルジュの父親)はセルジュを溺死に見せかけて殺したのね。なんでそんなアホなことしたの? 凍てついた炎にアクセスするにはセルジュが必要なのに。

ヤマネコ「私にもわからん。ただ、セルジュが死んで得をするのは、凍てついた炎を敵視していたルッカとキッド、龍神くらいしかいない。ルッカとキッドを容疑者から外すと、封印されている龍神しかいない。封印が解けかかっていて、奴らが私の行動に影響を与えているのかもしれない。」


キッドやセルジュ達は話の半分も理解できなかった。頭が追いついていない。

ルッカ「ヤマネコの意見は極端だけど、間違っているとも言いきれないわ。運命の書でエルニド全土の人間の行動を監視しているのは良くないとは思うけど、龍神を封印しつづけないと戦争が起こる事になるのだもの。仕方がないわ。
セルジュ、貴方が凍てついた炎に触れれば直ぐに解決することなのよ。」


ルッカのサポートで40歳のルッカは救出された。
40歳のルッカはこれまで6年間、プロメテウスのセキュリティシステムを解除しようしていた。プロメテウスはセルジュだけは承認するシステムになっていたから、セルジュさえいれば解決するのであった。

めでたし…


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中途半端なのでtake2


キッド「ヤマネコ、なんで姉ちゃんを…姉ちゃんを返す気はないのか?

 

ヤマネコ「返して欲しければセルジュを引き渡せ。彼さえいれば問題は解決する。

 

 

キッド「なぜ、セルジュが必要なんだ?

 

ヤマネコはクロノポリスがタイムクラッシュした話を語りだした。



第2話

ヤマネコ「…とういう訳で、私はセルジュの存在しない世界を自ら作り出してしまった。セルジュなしでは凍てついた炎にはアクセスできないというのに…」

 

 

ルッカ「ヤマネコ(セルジュの父親)はセルジュを溺死に見せかけて殺したのね。なんでそんなアホなことしたの? 凍てついた炎にアクセスするにはセルジュが必要なのに。」

 

ヤマネコ「私にもわからん。ただ、セルジュが死んで得をするのは、凍てついた炎にアクセスされたくない誰か。たとえばルッカやキッド、龍神くらい。ルッカとキッドを容疑者から外すと、龍神の封印が解けかかっていて、奴らが私の行動に負の影響を与えているのかもしれない。」

 

 

キッドやセルジュ達は話の半分も理解できなかった。頭が追いついていない。ルッカとヤマネコだけの世界になっていた。

 

ルッカ「ヤマネコの意見は極端だけど、間違っているとも言いきれないわ。運命の書でエルニド全土の人間の行動を監視しているのは良くないとは思うけど、龍神を封印しつづけないと戦争が起こる事になるもの。仕方がないわ。

セルジュ、貴方が凍てついた炎に触れれば直ぐに解決することなのよ。」

 

ヤマネコ「龍神が目覚めたら、やつらはエルニドの人間を抹殺するだけではなく、エルニドの外の人間達も支配する可能性がある。。頼むから協力してくれセルジュ。駄目でも無理矢理協力させるがな。」

 

ルッカ「でも変よね。龍神の封印が解けかかっていて、ヤマネコを支配できる程に力があるなら、いっそヤマネコを殺した方が早い気もする。そうすれば凍てついた炎は活用されず龍神にとって都合の良い展開になる。龍神はヤマネコを支配していないのでは? だとしたら本当の敵は…」

 

ルッカはしばらく考えて、敵の存在を凍てついた炎に定めた。ヤマネコの矛盾した行動は凍てついた炎に操られている。そうであれば全てに合点がいく。

 

 

ルッカ「この問題は貴方が凍てついた炎にアクセスしたら解決するという単純なものては無くなっているわ。凍てついた炎が人間を敵視しているのなら、既に人間の手でコントロールできる代物では無くなっていかもしれない。近付いた途端、凍てついた炎に支配される恐れがある。なぜこの時代のルッカが6年もの長きにわたり、プロメテウスのセキュリティシステムを解除できないでいるかわかる?

本当は解除できるけど、その行為が危険だという事を理解しているのよ。恐らく凍てついた炎は誰にもコントロールされたくないが為にプロメテウスにアクセスしてロックをかけた。アクセス権限をセルジュに移行してね…

あとはセルジュさえ殺してしまえば凍てついた炎は誰にも干渉されなくなる。

セルジュが死んで一番得をするのは凍てついた炎自身なのよ! ヤマネコを操ってセルジュを殺してその目的は果たせた。だけどどういう訳かパラレル世界からセルジュが現れてしまった。」

 

 

ヤマネコは笑いだした。転げる程に。

 

凍てついた炎がヤマネコを操っていた。

 

凍てついた炎「よくぞ見破ったな人間。だが、所詮は寿命ありき儚い存在。真実が判ったところでお前達には何もできぬわ。」

 

ルッカ「ええ、何もしないわ。貴方は自分らしく生きるといいわ。私達はガルディアに帰ります。

 

凍てついた炎「さらばだ人間。」

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして未来のルッカは開放された。

キッドとルッカ(40歳)は感動の再会果たした。

 

 

 

凍てついた炎の配慮次第であるが、いつか龍神が目覚めて人間に戦争を仕掛ける時が来るかもしれない。

ガルディアは対龍神戦に向けて戦力を増強する必要に迫られるだろう。

ルッカはガルディア政府の研究者として内定を貰った。

エルニドのエレメント技術と最果てから得た魔法技術と科学技術を融合し、きたるべく龍神戦に備えて技術協力するのであった。

 

 

 

 

■ボッシュに出会いついでに「せいどうの刀」を買う

ボッシュに出会いついでに「せいどうの刀」を買う



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クロノはメニュー画面を開いて青銅の刀を装備した。
ボッシュいわく、もっと強い武器、デーモンキラー(魔生物に有効)等が作れるらしいが、諸事情もろもろで家賃光熱費が払えない程お金に困ってるそうで剣を作る材料が買えないらしい。

年配にも関わらず貯蓄がなく生活苦。クロノは同情し、ジナから貰ったお小遣いと貯金を全てを貢いでしまった。

ガルディア本土のモンスターは国の治安部隊が一掃してくれているから雑魚しかいない。こんな立派な武器、重たいだけで持っていても宝の持ち腐にしかならないだろうが、いざってこともある。

敵はモンスターだけとも限らない。マールをナンパする野郎共を威嚇するには丁度いい武器になりそうだ。
クロノはさながら女性を守るナイトの気分。今日出会ったばかりになのに彼氏気どり。クロノはブサメンでモテナイ人生を歩んでいた。マールに逆ナンされて調子こいて財布の紐がゆくなっている。

マール「おじいさん、どうしてそんなに貧乏なの?」

ボッシュ「ワシは時空の裂け目に巻き込まれてタイムスリップしてきたんじゃ。だから何も持ち合わせがないんじゃ」

マール「おじいさん、ギャグのセンスないね…」

ボッシュ「本当じゃよ? ワシがいた時代は人が魔法が使えるのが当たり前じゃったんじゃよ?」

マール「ウッソだー! じゃあ、何か見せてよ、

ボッシュは空に浮遊してみせた。

ボッシュの周りに見物人が集まってくる。

ボッシュは右手に炎、左手に氷を出して合掌し、煙をモクモクと漂わせた。

ボッシュ(いかんいかん、ついうっかり見せびらかしてしもうた。この時代、魔法が使える人間なんていないのに。捕まって人体解剖されたら、たまったもんじゃないわい。)

ボッシュ「はい! まじっくショーおわり!」

マール「なーんだ。やっぱりタネが在るんだー。」


クロノはタイムゲートに飲み込まれたマールを追った。
トルース村の裏山にて、ジャリー青が三体現れた。

クロノの眼前に戦闘ウィンドウが開いた。
【たたかう】【技】【アイテム】の選択ができるが、ウィンドウに無い選択肢として【逃げる】コマンドもある。
殆どの敵は交戦的だが敵意がない事を示せば大胆まるく収まる。クロノは無益な戦いを避け、逃げ出した。

恐らくマールもジャリーから逃げたのだろう。無益な殺生をやる様な女性だったらエスコートする気はさらさらなかったクロノ。急げばまだ間に合うかもしれない。マールを追いかけて山を降りた。

山を降りるとクロノ視点は上空から始まる。これはワールドマップ現象と呼ばれるシステム。
このワールドマップ現象の良いところは三次元では見えない建物の裏が見えることである。
故にクロノは一瞬でこの世界が今までいたガルディアの世界とは異なると気付いた。千年祭会場が見当たらない。
自分の家も見当たらない。空気からして見た事ない世界。急に心が寂しく不安になりBGMが変わった。

クロノは音楽の悲しみ合わせて前を向き歩いた。

村で聞き込みをするとここが400年前の世界であることは理解した。それを踏まえて、マールは一体何処に行ったのだろうかと疑問したクロノ

「あんちゃん、立派な刀持ってるね。もしかして、あんちゃん王宮の人なのかい?」
村人によると、先程、武装した兵士達がリーネ王妃をガルディアまで護衛する姿を見かけたという。王妃は自身をリーネではなく人違いだと言い張っていたそう。
クロノは念の為、王妃の容姿を聞いた。ポニーテールに白いパンツ姿。マールはリーネ王妃に間違われて王宮に連れて行かれたのかもしれない。


「探しましたぞリーネ様。散歩の途中で護衛の目をかいくぐり逃げる等、お転婆が過ぎますぞ。大臣も王様もとても心配しておられます。」

「しかも、ドレスを捨てて町人に成りすますとは…。王族の権威をなんと心得ているのですか、ばあやはそんな風に王妃様を育ては覚えはありませぬぞ…

侍女はドレスを無理やりマールに着させた。
マールは気付いたら王宮の門の前にいた。
人違いだと説得する気力はなかった。リーネは400年前の王妃。マールはタイムスリップしている現象を受け止めるので精一杯だった。夢を見ているのだろうか、助けは来るのか、帰れるのか。思考を回している間にリーネとして王に挨拶する羽目になる。

「し、心配かけてごめんなさい。」
ガルディア21世はマールの手を優しく握ると椅子に座らせた。
「とにかく何事もなく無事で良かった。護衛の監視が気になる気持ちは判らぬではないが、そなたは大事な私の人。危ない真似はもうしないでおくれよ…

王は公務の為、自室へと戻っていった。

門の外が騒がしくなる。

クロノがマールを探しにきていた。だが、マールを見てもマールだと気付かない。ドレス姿で髪飾りをしているから気付かないのだろう。マールは王妃の振りをしてクロノをからかってみた。
クロノに寝室に来るように誘った。

クロノは赤面してしどろもどろになる。

だがクロノは寝室の場所を聞いていなかった。間違って王の寝室に向かっていた。

王のいるフロアに来るとイベントが発生した。クロノの視界が右にズレていき、この国の大臣にスポットが当たる。
大臣の独り言が画面のウィンドウに表示される。
「そんな馬鹿な…。戻って来られるはずが…」

イベントフラグ現象に巻き込まれ、クロノは大臣が何かを隠していると気付いた。

クロノは目的のリーネの部屋にたどり着くと、マールは光輝き消えた。


ーカエル視点ー

リーネが忽然と行方不明になり、街で聞き込みをしていたカエル。リーネの部屋から最後に出きたとされる赤髪の男に容疑をかけ追っていた。

ガルディアでは見慣れない赤髪。街では多くの目撃情報が得られた。赤髪と行動を共にしている女もいるという。
二人が教会の方角に向かったという目撃情報を得たカエル。

カエルは木に上り、教会の屋根へジャンプし、2階の窓から侵入した。

二人組を見つける事ができた。しかし今捕まえるよりは、泳がせてリーネの元に案内して貰うのが得策だろう。

二人組はシスターに扮した魔族と戦闘を始めた。
(ほう、若い割になかなかやるではないか…)
カエルはしばし二人の実力を見定めていた。カエルはこの時点で、二人がリーネ誘拐に関わってはいないと判断した。

(しかし、まだ子供だな、詰めが甘い。 トドメを刺し忘れているぞ)

カエルは二人を助ける為に飛び降りた。


ークロノ視点ー

ルッカの考察と、諸事情で敵のアジト、マノリア教会に辿りつくクロノ達。

教会のシスター達は、やましい事があるから襲ってきたのだろうが【逃げる】事ができた。
敵はレベル的に勝ち目がないと最初から判っていたのかもしれない。せめて見せかけだけでもアジトを見張る仕事をしないと人事査定に影響があったのかもしれない。

一方、マノリア教会のボス、大臣に成りすましていたヤクラとの戦いは逃げられなかった。
ヤクラは、デロデロと無意味な語尾をセリフに加える。心に余裕がある様子。まさか自身が負けるとは思ってないのだろう。身の程をわきまえない相手にクロノ達は容赦しなかった。

【ベロロン切り+回転斬り=エックス斬り】

個別の技で出しても威力に大差はないが、個別にやるより5秒程時短になる。
時間節約はリーネ救出任務の査定に大きく響くはず。クロノ達はヤクラにエックス斬りを浴びせまくる。

ヤクラを倒す事に成功したが、ヤクラは死んでも自己主張が激しかった。光って効果音を派手にしながら消えるヤクラ。
今は動くな!と空気を読めと言わんばかりの態度でクロノ達に目配せするヤクラ。クロノ達は勝ったにも関わらず動きを封じられ、勝利のガッツポーズをしたくてもできなかった。だがリーネの視点から見ればその様な演出の方が助け出された感があるはず。クロノ達は査定を考慮するとともに、ヤクラにとって最後の人間への愛情(演出)表現を温かい目で見守る事にした。

「リーネ様、ご無事でなによりです。」

カエルはリーネを救出して王宮へと戻っていく…

本物の大臣は宝箱の中に入れられた様だが、あんな狭いところに詰められていた割にはピンピンしている。エコノミークラス症候群になっていてもおかしくないのに。
恐らく大臣に成りすましたモンスターなのだろうが、その目的が判るまでは泳がせた方が得策だとクロノ達は判断した。

「事件を未然に防ぐより、事件が起きてから解決した方が感謝されるのよ。覚えておきなさいクロノ」


クロノ達は王宮に戻った。だがカエル達はまだ戻っていなかった。クロノ達より先に戻った筈なのに。

「あの二人、どこかでデートしているのかもね…」

ルッカには思うところがあった。数多くの護衛兵、騎士がいる中でリーネはなぜカエルなんかの護衛を受け入れるのか。よりによって、なぜ、カエルなのか。
カエルもそう。兵士の中で誰よりも早く敵のアジトに辿りついた。

「カエルはリーネを愛し、そしてリーネもまたカエルを愛しているよ。失楽園ね…。覚えておきなさいクロノ! これが大人の世界よ!」

クロノ達は急ぎ、マールの元へ戻った。600年代の王宮の情愛は乱れている。マールがリーネと間違われてガルディア21世に今すぐ襲われる可能性がある。


王宮の兵士はリーネ捜索に出払っていた。王室の守衛もおらず、マールの消えた座標まで邪魔されずに戻る事ができた。

マールのいた部屋は光輝いていた。見下ろし視点だから入る前から中が見える。。その事に気付かないで部屋の外にいる侍女二人と衛兵は一体何をしているのか。部屋の異常に気付かない程、夢中で何をしているのか。

「まさかの3人で!? やっぱりこの王宮は情愛に乱れているのね…」

クロノ達はマールを救出し、元の時代へ帰った。



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ルッカ「危険すぎるわ中世は…。もう二度と行かない方がいいわね。



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ルッカ「危険すぎるわ中世は…。もう二度と行かない方がいいわね。

「クロノ、マールをしっかりエスコートするのよ。しっかり…」

王宮は情愛に乱れている。その事をすっかり忘れていたルッカ

「ダメよクロノ! 大人の階段を登るの、早すぎるわー!」

ルッカは引き止めようとしたが、既にクロノはマールのエスコートを始めていた。

ルッカは後を追いかけた。


クロノは王女誘拐の罪で投獄された。3日後に死刑が執行される。

人権侵害もここまでくると悪魔の仕業としか言えない、恐らく、中世で大臣に扮したモンスターの子孫らが政権を牛耳っているのだろう。
人間を殺したいだけの鬼畜達が国の権力を握っているのだろう。ルッカはクロノ脱獄を決心する。


クロノを脱獄させようとしたのはルッカだけではなかった。たとえば檻を見張る兵士。彼は見下ろし視点にあるにも関わらず、背後にいるクロノに気付かず倒された。鎧に身を纏いながら素手での攻撃で倒れた。恐らく、死刑判決に不信感を持ち、クロノを脱獄させようとしたのだろう。しかも檻のそばに武器まで用意してくれていた。

宮刑務所にいる兵士の殆どがクロノに協力的だった。【逃げる】行動も成功するし、【見下ろし視点】でクロノが丸見えなのに襲ってこない。

城から出た後の追っ手もそう。追いかけてくるが決してクロノ達を捕まえはしなかった。

大臣は悪に染まっているが、兵士達は正義を貫いていた。

だがクロノ達は脱獄に必死でその事に一ミリも気付かなかった。

三人は森の奥に追い詰められた。

マール「私を人質に!」

 

ルッカ「だめよ。武器を貴方向けた瞬間、あいつらは私達を殺しても許される立場になってしまう。。それなら完全降伏した方がまだまマシよ。処刑されるけど」

クロノは処刑の言葉にビビって尻もちをついた。日本刀を振り回したところで軍隊に勝てる訳がない。
かといって何もしなければ殺される。

クロノの視界がぼやけた。

涙で霞んだ目を擦るクロノ。

しかし、目を擦っても目の霞は取れない。

 

ルッカ「泣かないでよクロノ! 泣きたいのはこっちなんだから!」

クロノは首をぶんぶんと横に降った。

 

ルッカ「え? 泣いてない? 目の前の空間がぼやけてる?」



調べるとタイムゲートに良く似た空間の揺らぎが見えた。

 
マール「これって、もしかして」

 

ルッカ「ええ! きっとそれよ! でもどうしてこんなところに…」

 

マール「考えてる時間ない!」



ルッカはゲートホルダーを取り出した



「マールありがとう。」


「え?」


ルッカ「マールは王女だからこの時代にいても大丈夫よ。



マール「嫌だよ。私も行く」

 

ルッカ「どうしてマールがそこまでするの? ゲートの先はどうなってるか判らない。今度こそ、本物に死ぬかもしれない。



マール「二人が大変な目にあってるの、この国のせい。私にも責任ある

 
ルッカ「だとしても貴方はこの国の…
 

マール「言わないで! 私は自分の事を価値ある人間だなんて思ってない! お城から自由に出られない。友達ひとり作れない、友達ひとり助けられない。そんなの、私は望んでない!

ルッカ「でも…


マール「でもも、へったくれもない! 私はクロノと一緒にいる。ルッカと一緒にいる。
 

ルッカ「お姫様の考える事は良くわからないわね…クロノはいいの? お姫様を危険な目に合わせても? 最後までエスコートできるの?


 

マール「違うよルッカ! 私がエスコートするの! 私が皆を助けるの!」
 
「だって私はこの国の王女よ。民一人助けられないで王女だなんて言えない。
 王女としてこの国の責任は私にある。民であるルッカとクロノを守るのが私の責任!」

 

ルッカ「なるほど。王女の意地とプライド…。判ったわ。私はもう否定しない。」

 
そう言ってクロノを見たルッカ。追手は直ぐそばまで来ている。

クロノがマールに何か言葉を発しようとしたとき、マールがゲートホルダーのスイッチを起動した。
すかさず二人を羽交い締めにするマール。
三人は時空の彼方に消えた…



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